- 66歳の男性。朝から腹痛が出現したため来院した。開腹歴はない。2日前から排便・排ガスがない。来院時の腹部エックス線単純写真を以下に示す。
- 次に行うべき検査はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 53歳の男性。3日前から背部に放散する心窩部痛があり来院した。30年間ほぼ毎日、日本酒4合程度の飲酒歴がある。3か月前から軟便があり、4kgの体重減少がある。身長165cm、体重56kg。上腹部に圧痛を認める。血液所見:赤血球472万、Hb12.5g/dl、白血球8,300、血小板26万。血清生化学所見:総蛋白5.9g/dl、アルブミン2.8g/dl、尿素窒素22mg/dl、総ビリルビン1.0mg/dl、AST68単位、ALT55単位、アルカリホスファターゼ330単位(基準260以下)、γ-GTP130単位(基準8~50)、アミラーゼ411単位(基準37~160)、腹部造影CTを以下に示す。この疾患について正しいのはどれか。2つ選べ。
- a. 糞便中の脂肪排泄量は増加している。
- b. 耐糖能低下を合併することが多い。
- c. 高カルシウム血症がみられる。
- d. 約30%に膵癌を合併する。
- e. 治療は脾全摘術である。
[正答]
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[★]
- 68歳の女性。朝食摂取後から次第に増強する上腹部痛が出現し、夕方には発熱と軽度の意識混濁とが出現したため救急車で搬入された。胆嚢結石と胃潰瘍で近医に通院中であった。来院時、血圧86/50mmHg。軽度の意識混濁がある。皮膚は温かい。肝濁音界は存在するが、右肋骨弓下に圧痛と抵抗とを認める。血液所見:赤血球460万、Hb14.4g/dl、白血球15,000、血小板5万。血清生化学所見:総ビリルビン6.5mg/dl、直接ビリルビン4.0mg/dl、AST140単位、ALT130単位、アルカリホスファターゼ976単位(基準260以下)、アミラーゼ1,200単位(基準37~160)。最も考えられるのはどれか。
[正答]
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