- 1週前から上腹部と背部とに強い痛みがあり、食事ができなくなった。20歳ころから1日3合の日本酒をほぼ毎日飲んでいる。意識は清明。身長165cm、体重62kg。脈拍92/分、整。血圧110/72mmHg。顔面は苦悶様。背中を丸めるような姿勢をしている。腹部聴診では腸雑音が減弱している。心窩部に圧痛を認める。
- 尿所見:蛋白1+、糖(-)、ケトン体3+、潜血(-)。血液所見:赤血球442万、Hb15.1g/dl、白血球10,900、血小板23万。血清生化学所見:総ビリルビン3.5mg/dl、AST33単位、ALT66単位、アミラーゼ94単位(基準37~160)、Ca8.6mg/dl。CRP23.8 mg/dl。
- この患者が急性膵炎である検査前確率を50%としたときの検査後確率はどれか。血清アミラーゼの急性膵炎に対する感度は78%、特異度は88%とする。
- a. 0.11
- b. 0.2
- c. 0.28
- d. 0.35
- e. 0.43
[正答]
※国試ナビ4※ [099C012]←[国試_099]→[099C014]
★リンクテーブル★
[★]
- 48歳の女性。腹痛と嘔吐とがあり救急車で来院した。5時間前から差し込むような腹痛が始まり、間欠的に混濁した黄色の消化管内容を嘔吐した。腹痛が始まってから排尿はない。3年前に胃亜全摘術を受けた。意識清明。脈拍104/分、整。血圧98/82mmHg。心音と呼吸音とに異常はない。腹部はやや膨満し、高調の腸雑音を聴取する。
[正答]
※国試ナビ4※ [099C013]←[国試_099]→[099C015]
[★]
- 2人の患者に血球検査、血液凝固検査および血清生化学検査のための採血を行うことになった。試験管、名札(IDシール)およびトレーの準備の写真を以下に示す。
- 適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099C011]←[国試_099]→[099C013]