- 80歳の女性。昨日来の発熱、頭痛、咳、痰の喀出および食欲不振を訴えて時間外に内科外来を受診した。4か月前に腰痛症で同病院の整形外科外来を受診した既往がある。胸部聴診所見に異常はない。胸部エックス線写真にも異常を認めず、急性上気道炎が疑われた。保険医の行為として誤っているのはどれか。
- a. 整形外科医が記載した診療録の次の行に記載する。
- b. 抗菌薬服用の要否を説明する。
- c. 通院治療でも良いのではないかと説明する。
- d. 介護保険法の医療給付を適用する。
- e. 時間外外来初診料を請求する。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 23歳の男性。四肢の筋力低下と悪心・嘔吐とを主訴に母に伴われて来院した。8日前から屋内で塗装作業を10時間連日行った。今朝午前4時に「トイレで立ちあがれない。」と同居の母に訴えた。意識は清明。視力・聴力の障害はなく、四肢筋力の低下が著明であるが感覚障害はない。以前にシンナー中毒の既往があり、この時四肢の筋力低下も生じている。
- 診断に最も重要な情報はどれか。
- a. 高校生の時に不整脈を指摘された。
- b. 四肢の筋力低下を発症したものは同胞にいない。
- c. 保護具なしでトルエンを使用した。
- d. 17歳から1日20本以上喫煙している。
- e. 少量のアルコールでも顔面が発赤する。
[正答]
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[★]
- 28歳の男性。半年後に米国への転勤が決まり、渡米にあたり医療面でどのような準備をしたらよいかという助言を求めて訪れた。妻(26歳)と子供(1歳6か月)とを同伴する。既往歴には特記すべきことはない。男性の父親が糖尿病で治療中である。
- まず最初に準備するよう助言するのはどれか。
- a. 米国での医療保険の加入
- b. 米国でのかかりつけ医の選定
- c. 渡米前の家族3人の一般健康診査
- d. 本人の経ロブドウ糖負荷試験
- e. 子供の予防接種計画
[正答]
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