- 78歳の女性。昨夕から続く腹痛で午前9時に来院した。3日前から排便がなく、昨日朝から嘔気があり、今朝から嘔吐している。49歳時に子宮全摘術を受けた。意識は清明。身長162cm、体重53kg。体温37.2℃。脈拍96/分、整。血圧148/96mmHg。顔貌は苦悶様で皮膚は乾燥している。心音、呼吸音に異常はない。腹部は膨隆し、腸雑音は金属音である。腹部全体に圧痛を認めるが、抵抗はない。血液所見:赤血球384万、Hb11.8g/dl、Ht37%、白血球11,000、血小板17万。
- a. 制吐薬投与
- b. 腸管蠕動促進薬投与
- c. 下剤投与
- d. 減圧チューブ挿入
- e. 浣腸
[正答]
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- 12歳の女児。発熱と頭痛とを主訴に来院した。昨夜から発熱があり頭痛が出現し、市販の感冒薬を服用したが改善しなかった。身長152cm、体重44kg。体温39.5℃。脈拍96/分、整。血圧134/70mmHg。見当識障害と項部硬直とを認めるが、明らかな運動麻痺はない。白血球16,000。脳脊髄液所見:初圧250mmH20(基準70~170)、細胞数2,800/mm3(基準0~2)(多核球80%)、蛋白90mg/dl(基準15~45)、糖25mg/dl(基準50~75)。
- a. 脳生検
- b. 脳波検査
- c. 頭部CT
- d. 脳脊髄液細菌培養
- e. ウイルス抗体検査
[正答]
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- 75歳の男性。最近、言動がおかしいことに気付いた家族に伴われて来院した。半年前から「気が滅入る。」と言い、1日中臥床がちである。食欲低下、体重減少およぴ興味・意欲の減退がある。「自分は癌でもうすぐ死ぬ。」「我が家は破産だ。」とあり得ないことを言っている。毎晩洒を飲まないと眠れなくなった。身体的異常はない。
[正答]
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