- 32歳の男性。視力低下を主訴に来院した。18歳、大学入学時の健康診断で尿糖陽性を指摘されたが自覚症状がないため放置した。最近、視力低下が出現したため眼科を受診し、増殖前糖尿病網膜症と診断され内科受診も勧められた。父に糖尿病がある。身長168cm、体重82㎏。脈拍84/分、整。血圧186/94mmHg。尿所見:蛋白3+、糖2+。血清生化学所見:空腹時血糖168mg/dl、HbA1c8.2%(基準4.3~5.8)、総蛋白6.8g/dl、尿素窒素42mg/dl、クレアチニン1.6mg/dl。この患者について正しいのはどれか。
- (1) 若年発症の2型糖尿病と考えられる。
- (2) 早期腎症期の糖尿病性腎症である。
- (3) 直ちに運動療法を実行させる。
- (4) 強化インスリン療法を開始する。
- (5) レーザー光凝固療法の適応がある。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 42歳の男性。くしゃみ、鼻汁および流涙を主訴に来院した。5年前から春になると同症状を繰り返している。眼球結膜に軽度の発赤がみられる。前鼻鏡検査では両側下鼻甲介の腫脹が高度で、鼻汁が充満している。咽頭と扁桃とに異常はない。血液所見:赤血球450万、Hb14.0g/dl、白血球5,600。RASTで花粉に対するlgE抗体が高値である。鼻汁中に特徴的に増加するのはどれか。
[正答]
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[★]
- 10歳の女児。肥満を主訴に来院した。9歳のころから身長は伸びないのに体重増加が著しい。学業成績は普通である。身長130cm、体重63kg。血圧130/84mmHg。下腹部・大腿部の写真を以下に示す。
[正答]
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