- 69歳の女性。家族に伴われ来院した。12年前から手指振戦、無動および歩行障害のためにドパミン作動薬による治療を受けてきた。最近症状が悪化したので薬を増やしたところ、「Aちゃん(孫の名前)が呼んでいる。」と言い、夜中に飛び起きて近隣を歩き回ったり、大声での独り言が目立ち、家族が注意しても言動が改善しなくなった。身長150cm、体重48kg。意識は清明。四肢腱反射低下。両手首と肘とに筋強剛を認める。歩行は前屈みで両腕の振りを認めない。この患者でまず行うべき薬物療法はどれか。
- a. 現在の薬物を減量する。
- b. 抗コリン薬に変更する。
- c. 抗精神病薬を追加する。
- d. 抗うつ薬を追加する。
- e. 抗不安薬を追加する。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 62歳の女性。言動の異常を認めた家族に伴われ来院した。4か月前から「タヌキがいろいろなことを言っている。」と言い、応接間の机の上にご飯や千円札をのせるといった行動が見られるようになった。家族が理由を尋ねると、「「私は東京のタヌキです。孫と一緒に来ました。おなかが空いているので何か下さい。そうしないと、あなたの家に祟りがありますよ。』といったような声が聞こえてくる。」と言う。精神疾患の既往はない。身長155 cm、体重48 kg。意識は清明。神経学的身体診察では異常を認めない。日常生活動作(ADL)は自立している。頭部CTでは年齢相応の変化以外に異常はない。この疾患で正しいのはどれか。
- a. 高齢はリスク要因である。
- b. 感情鈍麻が存在する。
- c. 痴呆が存在する。
- d. 抗不安薬による薬物療法を行う。
- e. 予後は不良である。
[正答]
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- 日齢14の新生児。在胎25週3日で出生した。身長29.0cm、体重558g。Apgarスコア4点(1分)、8点(5分)。出生時諦泣しなかったが生後4分に挿管し、すぐに呼吸を開始した。胃液のマイクロバプルステストは陽性であった。日齢6の検査所見:赤血球565万、Hb11.5g/dl、Ht44%、白血球13,600、血清IgMl33mg/dl(基準0~20)。日齢14の胸部エックス線写真を以下に示す。診断はどれか。
[正答]
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