- 10歳の男児。母親が相談に来院した。正常分娩で運動発達は正常で「賢そうな子供」とよくほめられた。3歳ころにいくつかの発語があったが3か月で消えてしまった。同じころ、ナンパープレートの数字を覚えて積木で並べることがあった。またよく迷子になり、全く泣かないので見つけるのが大変だった。現在、かん高い声でオウム返しをしたりする。数字と難しい漢字とを覚えるのが得意で、電話帳をボロポロになるまで絶えずながめている。強い偏食があり、食べるものは10種類ほどに限られている。この疾患について誤っているのはどれか。
- a. 罹患率は男児に高い。
- b. 発作性脳波異常を認めることが多い。
- c. 学習能力は正常に保たれる。
- d. 多動を伴うことが多い。
- e. 認知発達障害と考えられている。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 62歳の女性。言動の異常を認めた家族に伴われ来院した。4か月前から「タヌキがいろいろなことを言っている。」と言い、応接間の机の上にご飯や千円札をのせるといった行動が見られるようになった。家族が理由を尋ねると、「「私は東京のタヌキです。孫と一緒に来ました。おなかが空いているので何か下さい。そうしないと、あなたの家に祟りがありますよ。』といったような声が聞こえてくる。」と言う。精神疾患の既往はない。身長155 cm、体重48 kg。意識は清明。神経学的身体診察では異常を認めない。日常生活動作(ADL)は自立している。頭部CTでは年齢相応の変化以外に異常はない。この疾患で正しいのはどれか。
- a. 高齢はリスク要因である。
- b. 感情鈍麻が存在する。
- c. 痴呆が存在する。
- d. 抗不安薬による薬物療法を行う。
- e. 予後は不良である。
[正答]
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- 25歳の女性。3日前から右耳に掻痒を伴う皮疹が出現してきたので来院した。3週前からピアス型イヤリングを使用していた。右耳介の写真を以下に示す。
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[正答]
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