- 英
- endemic disease、(動物の疾患が)enzootic
- 関
- 地方病
WordNet
- native to or confined to a certain region; "the islands have a number of interesting endemic species"
- a disease that is constantly present to a greater or lesser degree in people of a certain class or in people living in a particular location (同)endemic_disease
- a plant that is native to a certain limited area; "it is an endemic found only this island"
- of or relating to a disease (or anything resembling a disease) constantly present to greater or lesser extent in a particular locality; "diseases endemic to the tropics"; "endemic malaria"; "food shortages and starvation are endemic in certain parts of the world" (同)endemical
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- (特に病気が)ある地方(住民)に特有の,風土性の;(ある地方・住民に)特有の《+『to』+『名』》 / 風土病,地方病
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/03/06 16:54:33」(JST)
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風土病(ふうどびょう)とは、ある一定の限定した地域に定着し流行を繰り返す病気の総称である。地域によっては地方病(ちほうびょう)とも呼ばれる。
目次
- 1 要因の一例
- 1.1 感染症・伝染病
- 1.2 風習
- 1.3 栄養障害
- 2 風土病の例
- 3 脚注
- 4 関連項目
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要因の一例
感染症・伝染病
代表的なものではコレラやマラリアが挙げられている。その地域に存在する寄生虫などのもので感染するものもある。日本では成人T細胞白血病が九州や四国に多い。また、風土病のうち、短期間で伝染病が広がることをエピデミック(epidemic)という。
風習
かつてニューギニア島の風習である食人習慣によって、クールーが多発した。
栄養障害
土壌中のミネラル成分に偏りがある地域や海から遠いために海藻成分を摂取しにくい場所では、地域固有の栄養障害が頻発する傾向がある。中国の黒竜江省や江蘇省でみられたセレン欠乏症や、モンゴル国でみられたヨウ素欠乏症などが知られる。このような場合、住民に恒常的にミネラルを添加した食塩またはサプリメントを摂取させることで、発病率を低下させることができる。
風土病の例
山梨県では甲府盆地の低湿部を中心に日本住血吸虫病の有病地で、特に近代以降には流行し「地方病」と呼ばれた。江戸時代から存在は知られていたが、明治期には県による医学的な原因調査が行われ、死亡患者の病理解剖で寄生虫卵が発見されると原因は新種の寄生虫であるとする仮説が立てられた。大正期には宮入慶之助により日本住血吸虫の中間宿主が巻貝の一種であるミヤイリガイ(宮入貝)であると突き止め、大規模なミヤイリガイの駆除が行われて撲滅される。
和歌山県の紀南地方では、かつて水が原因で発生するとされる風土病(筋萎縮性側索硬化症(ALSまたはアミトロ)、現地では地名から「牟婁病」(むろびょう)とも称する)が発生していた。多雨で強い酸性土壌、この地域を流れる水(古座川など)のミネラル成分(カルシウムやマグネシウム)が極端に少ない上アルミニウムやマンガンなどの成分が多く、これを常飲するばかりでなく、交通網に乏しく陸の孤島であった同地域においてはこれらの水から育てた作物のみを食料にしていたことが原因と考えられる。近年では流通事情などが改善されているためか、1970年代から激減し、1990年代は同地域にて本病患者は発生していないとされる[1]。
脚注
- ^ ブルーバックス 新カルシウムの驚異 藤田拓男 ISBN9784062571050
関連項目
- コレラ
- マラリア
- ツツガムシ病
- 地方病 (日本住血吸虫症)
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- サルコイドーシスとの鑑別が困難であった口腔パラコクシジオイデス症の1例
- 藤原 久子,山田 浩之,岸 悠太 [他]
- 日本口腔外科学会雑誌 = Japanese journal of oral and maxillofacial surgery 61(1), 36-40, 2015-01
- NAID 40020335250
- 6学会合同シンポジウム4 天疱瘡自己抗体解析から見えてくる病態
- 天谷 雅行
- 日本臨床免疫学会会誌 37(4), 254-254, 2014
- … 配列を有することが明らかになった.また,Dsgは,細胞内の小胞体で前駆体(preDsg)として生成され,細胞表面に運ばれる間にプロペプチドがはずれて成熟タンパク(matDsg)となる.チュニジアに見られる風土病型落葉状天疱瘡において,健常人からpreDsg1に対する自己抗体が検出されることが示され,発症前段階における病態解明の手がかりとなることが期待されている.天疱瘡モデルマウスにおいて,抗体産生に関 …
- NAID 130004694141
- <安田賞受賞論文>風土病の民俗学 : 六甲山東麓における「斑状歯」をめぐって
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- 風土病 一定の地域に持続して多発する、その地方特有の病気。地理・気候・地質・生物相および住民の生活様式などの種々な要因があり、川や湖などで水との接触から感染する。つつがむし・日本住血吸虫病・くる病・甲状腺腫・作洲 ...
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- 関
- inherent、inherently、intrinsic、local、proper、province
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- 関
- endemia、enzootic
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- 英
- endemic disease、endemia
- 関
- 風土病
[★]
- 英
- disease、sickness
- 関
- 疾病、不調、病害、病気、疾患
[★]
- 英
- climate
- 関
- 気候