- 英
- valency
- 関
- イオン価、原子価
WordNet
- the phenomenon of forming chemical bonds
PrepTutorEJDIC
- =valence
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/12/10 20:14:00」(JST)
[Wiki ja表示]
|
言語学 |
|
理論言語学 |
分野
音韻論
形態論
統語論
意味論
語彙論
語用論
理論
音声学
記号学
文法学
生成文法
言語獲得
認知言語学
社会言語学
心理言語学
神経言語学
計算言語学
|
歴史言語学 |
|
応用言語学 |
文体論
談話分析
語学教授法
第二言語習得
言語政策・言語計画
通訳・翻訳学
自然言語処理・機械翻訳
|
個別言語学 |
|
研究の手法 |
|
言語学者の一覧
Portal:言語学 |
表・話・編・歴
|
言語学において結合価(けつごうか)は、動詞の、決まった数・種類の項(名詞句)を取る能力のこと。項を一つだけ取る一項動詞あるいは一価動詞(たとえば sleep)は直接目的語を取れない(*He sleeps it.)。三項動詞あるいは三価動詞は三つの項を取る(たとえば、give には与える人、与えられる人、与えられるものが要る)。
結合価(valency)という言葉は、化学の原子価(valency)から来ている。
結合価は他動性の概念と(同一ではないが)密接に関係している。他動性も省略できない項の数によってきまり、自動詞、他動詞、二重他動詞などが定義される。たとえば、
- (1) Newlyn lies. (lie の結合価 = 1、自動詞)
- (2) John kicks the ball. (kick の結合価 = 2、他動詞)
- (3) John gives Mary a flower. (give の結合価 = 3、二重他動詞)
結合価の概念にも問題がないわけではない。省略できない、本質的な項というものは常にはっきりしているわけではないからだ。たとえば、
- (4) Ask, and God will give.
- (5) John kicks Mary the ball.
- (6) The horse kicks.
など、何が省略できないのかを定義するのは難しい。認知文法では、省略可能性は程度の問題だという立場を取っている。いわく、いろんな項はいろんな程度で共起する。よって結合価に厳密な境界はない。
ロジバンの内容語は基本的に一つから五つまでの結合価をとる。項の順序、結合価の関係は公式に定義されており、 place structure と呼ばれている。たとえば klama は
- x1 (動作主) は x2 (終点) に x3 (起点) から x4 (経路) を通って x5 (手段) で
と定義されている、「来る/行く」に相当する述語(predicate)である。これらの項の位置を明示する標識として fa, fe, fi, fo, fu がある(これにより、文面上で項の順序を変えても定義上の結合価の並びが維持される)。項は任意で無制限に追加できるが、それら不正規の項は述語との関係が不明瞭なので結合価とはみなされにくい。
関連項目[編集]
- 項 (言語学)
- 主要部
- 補部
- 構成素
- 動詞
- 動詞型
- 動詞型 (英語)
- 動詞句
- 名詞句
- 形容詞句
- Xバー理論
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 存在属性付き結合価パターンを用いた存在性解析の試み (言語理解とコミュニケーション)
- 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 115(70), 19-24, 2015-06-04
- NAID 40020523361
- 存在属性付き結合価パターンを用いた存在性解析の試み (思考と言語)
- 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 115(69), 19-24, 2015-06-04
- NAID 40020523143
- 使役構文の形成と結合価再考 : 日本語と韓国語の証拠から
Related Links
- 辞書・六法・教科書の三省堂(出版社) ... 序 文 EDR電子化辞書の開発が1986年に始まって開発期間9年間。その後、改良および独自プロジェクトでの展開期8年を経て2002年に日本電子化辞書研究所はその役目を終えた。
- 結合価(けつごうか、valency)とは、述語が取る必須の項の数である。 たとえば、「(A が)美しい」のように項を 1つだけ取る述語の結合価は 1、「(A が B を)見る」のように 2つ取るものの結合価は 2、「(A が B に C を)送る」の ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- valence
[★]
- 英
- valence、valency
- 関
- イオン価、結合価
[★]
- 英
- valency
- 関
- 結合価、原子価
[★]
- 英
- binding、bond、linkage、connection、conjugation、conjunction、union、bonding、engagement,
- bind、associate、conjugate、combine、connect、couple、engage、join、dock、ligate、conjoin
- 関
- 会合、関係、関与、関連、協同、共役、組み合わせ、結合性、結紮、結線、従事、接合、接合体、同僚、ドッキング、バインディング、複合物、付随、併用、抱合、抱合体、結びつける、約束、癒合、癒着、連関、連結、連合、連鎖、連接、連絡、団結、組合、参加、接続、一対、合併、組み合わせる、カップル、組合せ、絆