出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/01/31 02:04:13」(JST)
鼠径リンパ肉芽腫(そけいりんぱにくげしゅ、Lymphogranuloma urethritis)とは、クラミジア・トラコマチスによって発生する感染症、性病。梅毒・淋病・軟性下疳に続く性病という意味から第四性病(だいよんせいびょう)とも呼ばれる。
クラミジアの1種であるクラミジア・トラコマチス(CT)の感染によって発生する。鼠径リンパ肉芽腫を引き起こすのは、CTのうちのL型のみである。
外陰部の丘疹がびらん・潰瘍化する。びらん発生後1~2週間ほど経過すると、発熱、頭痛、発疹等が認められるようになる。その他、鼠径リンパ節に有痛性の腫脹を認める。
性行為歴の問診、分泌物からのクラミジア抗原の検出、遺伝子検出、血清抗体価の検査など。
テトラサイクリン系、マクロライド系、ニューキノロン系の抗生物質を投与する。
かつては性病防止法に挙げられていたほど多発していた性行為感染症の1種であったが、現在では極めてまれな疾患となっている。国内で感染することはまず無いと考えてよく、ほとんどが海外(特に発展途上国)で感染する輸入感染症である。
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
リンク元 | 「鼠径リンパ肉芽腫症」 |
関連記事 | 「性病」「病」 |
.