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- levobupivacaine hydrochloride
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- レボブピバカイン
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Japanese Journal
- 長時間作用性局所麻酔薬 塩酸レボブピバカイン(注射剤ポプスカイン^【○!R】)の薬理学的特徴および臨床試験成績
- 田矢 廣司,清水 聡
- 日本薬理学雑誌 133(3), 159-167, 2009-03-01
- レボブピバカインは,英国のChiroscience社(現UCB社)が開発した長時間作用性の局所麻酔薬であり,ブピバカイン(ラセミ体)のS(-)異性体である.摘出ラット脊髄後根神経細胞外電位に対する抑制作用を指標にレボブピバカインの作用を検討した結果,ブピバカインあるいはR(+)異性体(R-ブピバカイン)と同等であり,ロピバカインに比べ約3倍強かった.さらに,ラットを用いた硬膜外投与および脊髄くも膜 …
- NAID 10025740271
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- 2008年6月13日、長時間作用型局所麻酔薬の塩酸レボブピバカイン(商品名: ポプスカイン0.25%注、同0.75%注)が薬価収載された。本薬剤は、4月16日に製造 承認を取得しており、8月初旬に発売が予定されている。適応は「硬膜外麻酔(0.75% 製剤のみ)、 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ポプスカイン0.25%注25mg/10mL
組成
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- 本剤は1mL中、レボブピバカイン塩酸塩2.82mg(レボブピバカインとして2.5mg)(0.25%)を含有する。
添加物
- 塩化ナトリウム9.0mg及びpH調整剤を含有する。
禁忌
- 本剤の成分又はアミド型局所麻酔剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 大量出血やショック状態の患者[過度の血圧低下が起こることがある。]
- 注射部位又はその周辺に炎症のある患者[化膿性髄膜炎症状を起こすことがある。]
- 敗血症の患者[敗血症性の髄膜炎を生じるおそれがある。]
効能または効果
- ※[伝達麻酔]
- ※子宮頸管傍ブロックへは使用しないこと(「 妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)。
- ※術後鎮痛には、手術終了時に、通常、成人に6mL/時(レボブピバカインとして15mg/時)を硬膜外腔に持続投与する。
なお、期待する痛覚遮断域、手術部位、年齢、身長、体重、全身状態等により4〜8mL/時の範囲で適宜増減する。
- ※伝達麻酔には、通常、成人に1回40mL(レボブピバカインとして100mg)までを目標の神経あるいは神経叢近傍に投与する。複数の神経ブロックを必要とする場合でも、総量として60mL(レボブピバカインとして150mg)を超えないこと。
なお、期待する痛覚遮断域、手術部位、年齢、身長、体重、全身状態等により適宜減量する。
- 本剤に血管収縮剤(アドレナリン)を添加しても、作用持続時間の延長は認められない(「臨床成績」の項参照)。
- 1. 血圧低下、運動障害等の副作用の発現が増加するおそれがあるので、本剤6mL/時を超える投与速度で硬膜外に投与する場合は、患者の状態を考慮しながら慎重に判断し、注意深く観察を行うこと。
- 2. 持続投与開始時に手術部位(手術創傷部位及び手術操作部位)に痛覚遮断域が到達していない場合は、ポプスカイン等の局所麻酔剤を硬膜外腔に単回投与し、適切な痛覚遮断域を確保すること。
- 3. あらかじめ痛覚遮断域を確保するために、術前又は術中からポプスカイン等の局所麻酔剤を投与することが望ましい。
- 4. 術後に局所麻酔剤を単回投与する場合は、血圧低下に注意しながら投与すること。
慎重投与
- *高齢者(「重要な基本的注意」、「高齢者への投与」及び「薬物動態」の項参照)
- 全身状態が不良な患者[生理機能の低下により麻酔に対する忍容性が低下していることがある。](「重要な基本的注意」の項参照)
- 心刺激伝導障害のある患者[症状を悪化させることがある。]
- 重篤な肝機能障害又は腎機能障害のある患者[中毒症状が発現しやすくなる。]
- 中枢神経系疾患:髄膜炎、灰白脊髄炎、脊髄ろう等の患者及び脊髄・脊椎に腫瘍又は結核等のある患者[硬膜外麻酔により病状が悪化するおそれがある。]
- 血液凝固障害や抗凝血剤投与中の患者[出血しやすく、血腫形成や脊髄への障害を起こすことがあるので、やむを得ず投与する場合は観察を十分に行うこと。]
- 脊柱に著明な変形のある患者[脊髄や神経根の損傷のおそれがあり、また麻酔範囲の予測も困難であるので、やむを得ず投与する場合は患者の全身状態の観察を十分に行うこと。]
- 妊産婦(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- 腹部腫瘤のある患者[仰臥位性低血圧を起こすことがあり、麻酔範囲が広がりやすい。麻酔中はさらに増悪することがあるので、投与量の減量を考慮するとともに、患者の全身状態の観察を十分に行うこと。]
- 重篤な高血圧症、心弁膜症等の心血管系に著しい障害のある患者[血圧低下や病状の悪化が起こりやすいので、患者の全身状態の観察を十分に行うこと。]
重大な副作用
- ショック:
徐脈、不整脈、血圧低下、呼吸抑制、チアノーゼ、意識障害等を生じ、まれに心停止を来すことがある。また、まれにアナフィラキシーショックを起こすおそれがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、適切な処置を行うこと。
- 意識障害、振戦、痙攣:
意識障害、振戦、痙攣等の中毒症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。(「過量投与」の項参照)
- 異常感覚、知覚・運動障害:
注射針又はカテーテルの留置時に神経(神経幹、神経根)に触れることにより一過性の異常感覚が発現することがある。また、神経が注射針や薬剤あるいは虚血によって障害を受けると、まれに持続的な異常感覚、疼痛、知覚障害、運動障害、硬膜外麻酔及び術後鎮痛では膀胱直腸障害等の神経学的疾患があらわれることがある。
薬効薬理
====レボブピバカインの局所麻酔剤としての特徴
==
- レボブピバカインは、ブピバカインのS(−)−エナンチオマーであり、ブピバカインと同様、長時間作用性局所麻酔剤に属する。レボブピバカインは、ブピバカイン、ロピバカインと同様にラット摘出脊髄後根神経節を用いた試験において、細胞外活動電位を抑制した。その効力比はブピバカインで1.08、ロピバカインで0.28であった13)。
局所麻酔作用
局所麻酔作用に対するレボブピバカインとブピバカインとの比較14)
- ラットへ0.25、0.5及び1.0%を硬膜外投与したところ、痛覚神経遮断作用は、その強度及び持続性ともにブピバカインと比べ有意な差は認められず、その効力比は約1であった。また、運動神経遮断作用の持続時間は0.25%でブピバカインと比して有意に短く、その効力比は0.78であった。
====局所麻酔作用に対するレボブピバカインとロピバカインとの比較15)
==
- ラットへ0.5及び1.0%を硬膜外投与したところ、痛覚神経遮断作用は、その強度及び持続性ともにロピバカインの約2倍であった。また、運動神経遮断の作用持続時間は1.0%でロピバカインの約1.5倍であった。
====中枢神経系に対する影響16)
==
- イヌに2mg/kg/分の投与速度で静脈内投与し、痙攣誘発用量を求めたところ、レボブピバカインで5.34mg/kg、ブピバカインで4.23mg/kg、ロピバカインで6.43mg/kgであり、有意な差は認められなかった。
====心循環系に対する影響17)
==
- イヌにレボブピバカイン、ブピバカイン、ロピバカインを痙攣誘発量の2倍量(それぞれ10.68mg/kg、8.46mg/kg、12.86mg/kg)を投与することにより全例に痙攣を誘発し、その後痙攣に対する処置(ペントバルビタール投与及び酸素吸入)を施したところ、レボブピバカインでは不整脈の発現例は認められなかったが、ブピバカインでは6例中2例で発現(内1例死亡)、ロピバカインでは6例中3例で発現(内2例死亡)した。
有効成分に関する理化学的知見
(Levobupivacaine Hydrochloride)
(INN:levobupivacaine)
- 化学名:(2S)−1−Butyl− N−(2,6−dimethylphenyl)piperidine−2−carboxamide monohydrochloride
分子式
分子量
融 点
性 状
- 白色の粉末で、水又はエタノール(99.5)にやや溶けやすい。
★リンクテーブル★
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- 関
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局所麻酔薬;アミド型
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