|
日本の制度については「国民健康保険」をご覧ください。 |
2009年時点で、58の国にユニバーサルヘルスケア制度が存在する(根拠法が存在し人口9割以上をカバーする国)
[1]。
ユニバーサルヘルスケア(英語: Universal health care, Universal care)、ユニバーサルヘルスカバレッジ(英語: Universal health coverage, Universal coverage)、普遍主義的医療制度(ふへんしゅぎてきいりょうせいど)、国民皆保険(こくみんかいほけん)とは、市民の全員に保健医療サービスおよび医療費補助を提供する保健プログラムのこと[2][3]。
WHOによれば、社会の構成員すべてに対し特定の福利厚生パッケージを提供することで、医療費リスクから保護し、医療アクセスを改善し、保健状態の向上を図ることを目的とした制度である[4]。
ユニバーサルヘルスケアは、すべてのケースにおいて最善の形態が存在する概念ではないし、また万人のすべてのケースに対応できるものでもない。「誰をカバーするか」「どのようなサービスまでカバーするか」「どの価格までカバーするか」という、三つの要素によって形態が定義づけられる[4]。
OECD諸国においては、ギリシャ、米国、ポーランドを除いたすべての国で[5]、基本的保健サービス(GP受診・専門医・検査・手術・医療用品)におけるカバーを達成している[5]。歯科および処方薬については、これらの国では一般的に部分的補助となる[5]。 ギリシャにおいては国家経済破綻のため、長期失業者や保険に加入しない自営業者が発生した(加入率79.9%)[5]。 米国では現在オバマケアが進行中である(加入率88.5%)[5]。ポーランドでは保険料不払い者が資格を喪失するようになった(加入率91.6%)[5]。
「医療制度」も参照
OECD各国の一人あたり保健支出(青は公的、赤は私的)
目次
- 1 歴史
- 2 運営モデル
- 2.1 法的な強制保険制度
- 2.2 単一支払者制度
- 2.3 税金で原資確保
- 2.4 社会保険
- 2.5 民間保険
- 3 各国の制度
- 3.1 アジア
- 3.2 アフリカ
- 3.3 オセアニア
- 3.4 ヨーロッパ
- 3.5 北米
- 3.6 南米
- 4 脚注
- 5 参考文献
- 6 関連項目
- 7 外部リンク
歴史
ソ連はユニバーサルヘルスケア制度を1937年に制定し、1969年にそれぞれの地区で医療へ平等にアクセスできるようになった[6][7]。ニュージーランドでは、1939年から1941年の間に一連のユニバーサルヘルスケア制度が整備された[6][8]。英国においては1948年に国民保健サービス(NHS)が制定された。
その後は北欧諸国へ広まり、スウェーデン(1955年)[9]、アイスランド(1956年)[10]、ノルウェー(1956年)[11]、デンマーク(1961年)[12] 、フィンランド(1964年)[13]と続いた。 日本(1961年)、カナダサスカチュワン州、(1968-1972年)[6][14]、オーストラリア(1974・1984年)でも制定された。
国営によるユニバーサルヘルスケア制度は、南ヨーロッパ諸国ではイタリア(1978年)、ポルトガル(1979年)、ギリシャ(1983年)、スペイン(1986年)、アジア諸国では韓国(1989年)、台湾(1995年)、またイスラエル(1995年)で制定された。
70年代以降では、西ヨーロッパ諸国ではオーストラリア、ベルギー、フランス、ドイツ[15]、ルクセンブルグなどで社会保険制度によるユニバーサルヘルスケアが制定され、擬似的なシステムだがオランダ(1985・2006年)、スイス(1996年)でも制定された。
現在のユニバーサルヘルスケア制度の多くは、第二次世界大戦以降の医療制度改革によって生まれたものである。すべての国が署名した世界人権宣言(1948年)の第2502章において、すべての人が利用できなければならないとされていることによる。
第二十五条 1. すべて人は、衣食住、医療及び必要な社会的施設等により、自己及び家族の健康及び福祉に十分な生活水準を保持する権利並びに失業、疾病、心身障害、配偶者の死亡、老齢その他不可抗力による生活不能の場合は、保障を受ける権利を有する。 — 世界人権宣言
1952年の国際労働機関102号条約では、社会保障の最低基準の一つとして医療を挙げ、以下を定めている。
- 第七条
- この部の規定の適用を受ける各加盟国は、この部の次の諸条の規定に従い、保護対象者に対し、予防又は治療の性質を有する医療を必要とする状態に係る給付が与えられることを確保する。
- 第八条
- 給付事由は、すべての負傷又は疾病(原因のいかんを問わない。)並びに妊娠、分べん及びこれらの結果とする。
- 第九条
- 保護対象者は、次のいずれかの者とする。
- (a) すべての被用者の五十パーセント以上を構成する所定の種類の被用者並びにその妻及び子
- (b) すべての居住者の二十パーセント以上を構成する所定の種類の経済活動従事者並びにその妻及び子
- (c) すべての居住者の五十パーセント以上を構成する所定の種類の居住者
- (d) 第三条の規定に基づく宣言が行われている場合には、二十人以上の者を使用する工業的事業所におけるすべての被用者の五十パーセント以上を構成する所定の種類の被用者並びにその妻及び子
- 第十条
- 1 給付には、少なくとも次のものを含む。
- (a) 負傷又は疾病については、
- (i) 一般医による診療(往診を含む。)
- (ii) 病院における入院患者及び通院患者に対する専門医による診療並びに病院外で行うことができる専門医による診療
- (iii) 医師その他資格のある者の処方による欠くことのできない薬剤
- (iv) 必要がある場合の病院への収容
- (b) 妊娠、分べん及びこれらの結果については、
- (i) 医師又は資格のある助産婦による分べんの介助及び産前産後の手当
- (ii) 必要がある場合の病院への収容
— 国際労働機関102号条約(1952年社会保障の最低基準に関する条約)
運営モデル
OECD各国の財源別保健支出。
水色は政府一般歳出、紫は社会保険、赤は自己負担、橙は民間保険、緑はその他
OECD各国の民間医療保険種別。
橙は基礎的、水色は自己負担部の補償、緑はオプション的、紫はそれらの重複。
「医療経済学」も参照
多くの国々では、ユニバーサルヘルスケアの原資は複数のモデルにて調達している。主な原資は国の一般歳入であるが、いくつかの国々では特定財源(個人や雇用者への課税)や個人負担(直接負担または保険料として負担)とする制度も持っている。
ヨーロッパにおける制度の多くでは、公的負担・民間負担をあわせたものを原資としている[17]。
ユニバーサルヘルスケアの原資調達において、主流となっているのは税収である(ポルトガル[17]、スペイン、デンマーク、スウェーデン)。いくつかの国々(ドイツ、フランス[18]、日本[19]など)では、複数提供者(multi-payer)制度であり、医療費の原資は政府と民間保険者の保険料の二つを用いている。また独立基金モデルでは、法的根拠を持つ非営利基金組織が保険者となり、多くの場合で雇用者と雇用主で保険料を負担している。
地方自治体と中央政府が、共同で原資負担しているシステムもある。ある制度の例では、基礎的な医療は地方自治体が提供するが、専門的医療の提供はより大規模な組織(自治体組合や道州レベル)が担い、医薬品は州単位の機関が負担している。
ユニバーサルヘルスケアは手ごろな費用で広範囲に展開可能である。医療費負担制度を累進的にすることで全体の収入不平等を是正することができる[20]。
幾つかの国では、ユニバーサルヘルスケアにおける自己負担部を補助するための私的保険や、ユニバーサルヘルスケアの対象とならない追加オプションサービス(処方薬や歯科)を受けるための私的保険が存在する[5]。フランスでは人口の96%が自己負担部を補助する私的保険に加入している[5]。オランダでは人口の89%が追加オプションサービスのための保険に加入している[5]。
法的な強制保険制度
詳細は「:en:National health insurance」を参照
国民健康保険のある国
- オーストラリア - Medicare
- ガーナ
- コロンビア
- 日本
- フランス[21]
- スイス
- 韓国 - 国民健康保険
- 台湾 - 全民健康保険
- ドイツ
- ナイジェリア
- カナダ - Medicare
- フィリピン
この制度においては、指定された保険に加入することを強制しており、その保険は国営のものである。国営保険か民間保険かを選ぶことができる国もあり(ドイツ、スイスなど)、一方で唯一の国営保険になっている国もある(カナダなど)[22]。
単一支払者制度
詳細は「:en:Single-payer health care」を参照
採用国
- イタリア - SSN
- 英国 - 国民保健サービス[15][23]
- オーストラリア - Medicare
- カナダ - Medicare
- 韓国 - 国民健康保険公団
- 台湾 - 全民健康保険
- 米国 - メディケア、メディケイド
単一支払者制度(single-payer)による医療制度では、政府(もしくは政府関連機関)が保険料を徴収し、そして政府がすべての医療費を負担する[24]。単一支払者制度でのサービス提供は、保険者と契約した民間組織による場合もあれば(カナダなど)、保険者が自ら医療機関を抱え直接サービスを提供することもある(英国など)。
単一支払者制度(single-payer)という区分は、ヘルスケア原資が単一の公的機関によってのみ負担されていることと定義されており、サービス提供の区分や医師の雇用主のことではない。
税金で原資確保
税金を原資とする場合、市民は保健サービスの原資をさまざまな税の形で負担する。必要予算は人口によりけりなので、地方自治体によって税率が違うことが多い。
いくつかの国の制度では、独立した保健税として課税されている(特に英国、アイルランド、オーストラリア、イタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、フィンランド、デンマークなど北欧諸国)。他の医療制度を採用している国では、社会保険税として様々な社会保険財源らを一括課税し、そして医療費請求を代理で支払うか、その一部を負担したりする。
- 日本においては国民健康保険の保険料徴収において、自治体が任意で国民健康保険税として税形態を選択できる。
社会保険
社会保険プログラムでは、雇用者、自営業者、企業、政府が、単一もしくは複数の基金に原資を供出する。基金では、単一または複数の医療提供者とあらかじめ設計されたベネフィットパッケージを提供するよう契約を交わしている(保険医)。このシステムでは、政府保健省には、基金(保険者)が公的医療を適切に運用するよう指導する責任がある。
- オランダでは管理競争政策が取られ、公的医療保険は民間企業が引き受けている。保険者にはリスク構造調整のための補助金が支給される。一方で障碍者・介護保険については政府が直接引き受ける。
- スイスは強制保険ではあるが、引受者は公的・民間企業の両者が存在し自由に選択できる。
民間保険
民間保険モデルでは、保険会社が雇用主・団体・個人・家族に対して、その集団構成を元に積算したリスクを基準に、直接サービスを提供する。このモデルの保険者には、営利企業・非営利団体・コミュニティ共済組合などがある。一般的に民間保険モデルは、強制加入である社会保険プログラムとは対照的に任意加入である[26]。
- 米国では、オバマケア対象者は各州が運営する医療保険取引所において民間企業から保険を購入し、その保障範囲は法で定められている。一方で貧困・高齢・障碍者については連邦政府が直接引き受ける(メディケア、メディケイド)。
- オーストラリアでは公的医療があるが、高所得者は加えて民間医療保険に加入することが推奨されている[27]。加入しない高所得者には税制上のペナルティを課すことで、高所得者が公的医療に流入しないような政策がなされている。
いくつかのユニバーサルヘルスケア採用国においては、民間保険は、医療費が高額な特定の健康状態を持つ人や、現在通院中の人は加入できないことが多い。例えば英国では、最大のプライベート保険者のひとつであるBUPAでは、highest coverage policyに基づいて長々とした例外リストがあり[28] 、こうした疾患の多くは機械的に国民保健サービスに回っている。
各国の制度
詳細は「:en:Universal health coverage by country」を参照
「医療制度」および「:en:Health systems by country」も参照
アジア
- 日本では、職域保険と地域保険が併用されており、いずれも強制保険である。職域保険には、主に被用者が加入し健康保険組合や全国健康保険協会を保険者とする健康保険、船員を対象とする船員保険、公務員や私立学校教職員が加入する共済組合がある。地域保険には国民健康保険があり、主に自営業者を組織する組合国保と、以上のいずれにも該当しない者を対象とする市町村国保とが併存する。
- 韓国では、国民健康保険公団(韓国語版)を唯一の保険者とする公的医療保険制度である国民健康保険(국민건강보험)が設けられており、強制保険である。従来は日本と同様、制度が職域保険と地域保険とに分かれ、多数の保険者が存在していたが、その後制度の統合が進められ、2000年7月に現在のような単一保険者に移行した。
- 台湾(中華民国)では、中央健康保険署が一元的に管理する公的医療保険制度である全民健康保険が設けられており、強制保険である。
- シンガポールでは、保険は賦課方式を取っておらず、個人単位の医療貯蓄口座への積立方式(Medisave)である。
アフリカ
ガーナにて達成されている。
オセアニア
オーストラリア[5]、ニュージーランド[5]にて達成されている。
ヨーロッパ
EU各国におけるユニバーサルヘルスケア[29][30]
|
公的医療制度の対象者 |
財源 |
アイスランド |
全居住者 |
税 |
アイルランド |
全居住者 |
税 |
イギリス |
全居住者 |
税 |
イタリア |
全国民 |
事業主拠出 |
オーストリア |
被用者,年金受給者,失業者など |
保険料,税 |
オランダ |
全居住者 |
保険料 |
ギリシア |
被用者,年金受給者,失業者など |
保険料,税 |
スイス |
全居住者 |
保険料 |
スウェーデン |
全居住者 |
税 |
スペイン |
被用者,年金受給者,低所得者など |
税 |
デンマーク |
全居住者 |
税 |
ドイツ |
被用者,年金受給者,失業者など |
保険料,税 |
ノルウェー |
全居住者 |
税,保険料 |
フィンランド |
全居住者 |
税,保険料 |
フランス |
全居住者 |
保険料,税 |
ベルギー |
被用者,年金受給者,失業者など |
保険料,税 |
ポルトガル |
全居住者 |
税 |
リヒテンシュタイン |
全居住者 |
保険料,税 |
ルクセンブルク |
被用者,自営業者,年金受給者など |
保険料,税 |
ヨーロッパの先進諸国では、加入者の範囲や保険料の高低、税金の投入率等は様々であるがほとんどの国で公的医療保険制度がある。
- イギリスでは、政府が一般税収を財源として国民保健サービス(NHS)を公的医療サービス制度として運営され、保険の仕組みを使っていない。
- イタリアでは、イギリスを参考に一般税収を財源としたSSN制度である。
- アイルランドでは、税収を財源としたHealth Service Executive(HSE)により公的サービスとして提供され、利用には自己負担がある。
- ドイツでは、一部の高所得者を除いて公的医療保険に加入することが義務づけられている。公的医療保険の保険者は疾病金庫(Krankenkasse)といい、職域保険と地域保険が存在し、複数の中から選択できる。
- スイスでは、市民全員が社会保険への強制保険であり、保険者は公的・民間の中から自由に選択できる[30]。
- 北欧諸国では高福祉高負担のノルディックモデル福祉国家として運営されている(フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー)。
そのほかチェコ[5]、ハンガリー[5]、アイスランド[5]、イスラエル[5]、ノルウェー[5]、ポルトガル[5]、スロベニア[5]、スウェーデン[5]、オーストリー[5]、フランス[5]、オランダ[5]、スペイン[5]、トルコ[5]、ベルギー[5]、ルクセンブルク[5]、スロバキア[5]、エストニア[5]にて達成されている。
北米
カナダ[5]にて達成されている。
南米
チリ[5]にて達成されている。
脚注
- ^ Stuckler, David; Feigl, Andrea B.; Basu, Sanjay; McKee, Martin (November 2010). “The political economy of universal health coverage. Background paper for the First Global Symposium on Health Systems Research, 16-19 November 2010, Montreaux, Switzerland”. Pacific Health Summit (Seattle: National Bureau of Asian Research): 1 6. "Figure 2. Global Prevalence of Universal Health Care in 2009; 58 countries: Andorra, Antigua, Argentina, Armenia, Australia, Austria, Azerbaijan, Bahrain, Belarus, Belgium, Bosnia and Herzegovina, Botswana, Brunei Darussalam, Bulgaria, Canada, Chile, Costa Rica, Croatia, Cuba, Cyprus, Czech Republic, Denmark, Estonia, Finland, France, Germany, Greece, Hungary, Iceland, Ireland, Israel, Italy, Japan, Kuwait, Luxembourg, Moldova, Mongolia, Netherlands, New Zealand, Norway, Oman, Panama, Portugal, Romania, Singapore, Slovakia, Slovenia, South Korea, Spain, Sweden, Switzerland, Taiwan, Thailand, Tunisia, UAE, Ukraine, United Kingdom, Venezuela."
- ^ “UNDPとユニバーサル・ヘルス・カバレッジ” (プレスリリース), 国際連合開発計画], (2013年9月1日), http://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/library/fastfact/fast_facts/fastfacts_91/
- ^ 松田亮三「普遍主義的医療制度における公私混合供給の展開 : スウェーデンにおける患者選択制の検討 (特集 スウェーデンの社会保障 : グローバル化経済の中での苦悩と挑戦)」、『海外社会保障研究』第178巻、2012年、 4020頁、 NAID 40019261876。
- ^ a b World Health Organization (2010年11月22日). “The world health report: health systems financing: the path to universal coverage”. Geneva: World Health Organization. 2012年4月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad Health at a Glance 2015, OECD, (2015-11), Chapt.7.1, doi:10.1787/19991312, ISBN 9789264247680
- ^ a b c Abel-Smith, Brian (1987). “Social welfare; Social security; Benefits in kind; National health schemes”. The new Encyclopaedia Britannica (15th ed.). Chicago: Encyclopaedia Britannica. ISBN 0-85229-443-3. http://www.britannica.com/EBchecked/topic/551402/social-security/38961/National-health-schemes 2013年9月30日閲覧。.
- ^ Kaser, Michael (1976). “The USSR”. Health care in the Soviet Union and Eastern Europe. Boulder, Colo.: Westview Press. pp. 38-39, 43. ISBN 0-89158-604-0.
Roemer, Milton Irwin (1993). “Social security for medical care”. National health systems of the world: Volume II: The issues. Oxford: Oxford University Press. p. 94. ISBN 0-19-507845-4. http://books.google.com/books?id=HMa8ZP5SRUEC&pg=PA94 2013年9月30日閲覧。.
Denisova, Liubov N. (2010). “Protection of childhood and motherhood in the countryside”. In Mukhina, Irina. Rural women in the Soviet Union and post-Soviet Russia. New York: Routledge. p. 167. ISBN 0-203-84684-2. http://books.google.com/books?id=glNkIvdjIWAC&pg=PA167 2013年9月30日閲覧。.
- ^ Richards, Raymond (1993). “Two Social Security Acts”. Closing the door to destitution: the shaping of the Social Security Acts of the United States and New Zealand. University Park: Pennsylvania State University Press. p. 14. ISBN 0-271-01061-6. http://books.google.com/books?id=mPMJRVEaGqAC&pg=PA14 2013年3月11日閲覧。.
Mein Smith, Philippa (2012). “Making New Zealand 1930-1949”. A concise history of New Zealand (2nd ed.). Cambridge: Cambridge University Press. pp. 164-165. ISBN 978-1-107-40217-1. http://books.google.com/books?id=C4WZFbNXpPMC&pg=PA165 2013年3月11日閲覧。.
- ^ Serner, Uncas (1980). “Swedish health legislation: milestones in reorganisation since 1945”. In Heidenheimer, Arnold J.; Elvander, Nils; Hulten, Charly. The shaping of the Swedish health system. New York: St. Martin's Press. p. 103. ISBN 0-312-71627-3. "Universal and comprehensive health insurance was debated at intervals all through the Second World War, and in 1946 such a bill was voted in Parliament. Due to financial and other reasons, its promulgation was delayed until 1955, at which time coverage was extended to include drugs and sickness compensation, as well."
- ^ “The developmental welfare state in Scandinavia: lessons to the developing world”. Geneva: United Nations Research Institute for Social Development. p. 7 (2004年9月1日). 2013年3月11日閲覧。
- ^ Evang, Karl (1970). Health services in Norway. English version by Dorothy Burton Skardal (3rd ed.). Oslo: Norwegian Joint Committee on International Social Policy. p. 23. OCLC 141033. "Since 2 July 1956 the entire population of Norway has been included under the obligatory health national insurance program."
- ^ Gannik, Dorte; Holst, Erik; Wagner, Mardsen (1976). “Primary health care”. The national health system in Denmark. Bethesda: アメリカ国立衛生研究所. pp. 43-44. http://hdl.handle.net/2027/pur1.32754081249264 2013年3月11日閲覧。.
- ^ Alestalo, Matti; Uusitalo, Hannu (1987). “Finland”. In Flora, Peter. Growth to limits: the Western European welfare states since World War II, Vol. 4 Appendix (synopses, bibliographies, tables). Berlin: Walter de Gruyter. pp. 137-140. ISBN 3-11-011133-0. http://books.google.com/books?id=F16VaIYewIEC&pg=PA139 2013年3月11日閲覧。.
- ^ Taylor, Malcolm G. (1990). “Saskatchewan medical care insurance”. Insuring national health care: the Canadian experience. Chapel Hill: University of North Carolina Press. pp. 96-130. ISBN 0-8078-1934-4.
Maioni, Antonia (1998). “The 1960s: the political battle”. Parting at the crossroads: the emergence of health insurance in the United States and Canada. Princeton: Princeton University Press. pp. 121-122. ISBN 0-691-05796-6. http://books.google.com/books?id=PUd7vAlbi_0C&pg=PA122 2013年9月30日閲覧。.
- ^ a b 森宏一郎「イギリスの医療制度 (NHS) 改革-サッチャー政権からブレア政権および現在-」、『日医総研』第140巻、2007年1月31日。
- ^ a b “Health care systems in transition: Portugal”. Copenhagen: WHO Regional Office for Europe on behalf of the European Observatory on Health Systems and Policies (2004年). 2006年8月30日閲覧。
- ^ Physicians for a National Health Program (2004年). “International health systems”. Chicago: Physicians for a National Health Program. 2006年11月7日閲覧。
- ^ Chua, Kao-Ping (2006年2月10日). “Single payer 101”. Sterling, Virginia: American Medical Student Association. 2006年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年11月7日閲覧。
- ^ Glied, Sherry A. (2008年3月). “Health care financing, efficiency, and equity. Working Paper 13881”. Cambridge, Massachusetts: National Bureau of Economic Research. 2008年3月25日閲覧。
- ^ 損保ジャパン総合研究所「フランスにおける民間医療保険の動向」、『損保ジャパン総研クォータリ』第46巻、2006年12月、 39-53頁、 NAID 40015341415。
- ^ Tomasky, Michael (2010年3月21日). “Healthcare vote: Barack Obama passes US health reform by narrow margin”. Michael Tomasky's blog. London: The Guardian. 2010年3月23日閲覧。
- ^ 損保ジャパン総合研究所「英国の公的医療保障制度と民間保険事業・市場―全住民対象の公的医療保障制度下の民間健康保険の役割と革新―」、『損保ジャパン総研クォータリ』第62巻、2013年3月、 68-85頁。
- ^ single-payer, Merriam Webster Dictionary
- ^ World Health Organization (2008年). “Health financing mechanisms: private health insurance”. Geneva: World Health Organization. 2010年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月11日閲覧。
- ^ 丸尾 美奈子 (2009-10). “オーストラリアの医療保障制度について--税方式の国民皆保障を提供しつつも、民間保険の活用で医療財源を確保”. ニッセイ基礎研report (ニッセイ基礎研究所) 151: 4-11. http://www.nli-research.co.jp/report/report/2009/10/repo0910-1.pdf.
- ^ Bupa (2010年). “Individuals: Health and life cover: Health care select 1: Key features of this health insurance plan: What's covered? What's not covered?”. London: Bupa. 2010年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月11日閲覧。
- ^ MISSOC - Comparative Tables (Report). Mutual Information System on Social Protection. (2011). http://www.missoc.org/index.htm.
- ^ a b 国際比較の視点から見た皆保険・皆年金「国際比較の視点から見た皆保険・皆年金」、『季刊社会保障研究』第47巻第3号、国立社会保障・人口問題研究所、2011年2月、 269頁。
参考文献
- 「特集:社会保障の50年―皆保険・皆年金の意義と課題」第47巻第3号、国立社会保障・人口問題研究所、2011年12月。
関連項目
- 公衆衛生 /健康権 / 医療制度
- 医療経済学 / 医療保険
- プライマリ・ヘルス・ケア / 総合診療医
外部リンク
- Health financing for universal coverage 世界保健機関
- Achieving Universal Health Care (July 2011). MEDICC Review: International Journal of Cuban Health and Medicine 13 (3). Theme issue: authors from 19 countries on dimensions of the challenges of providing universal access to health care.
- Catalyzing Change: The System Reform Costs of Universal Health Coverage - ウェイバックマシン(2010年12月2日アーカイブ分) (November 15, 2010). New York: The Rockefeller Foundation. Report on the feasibility of establishing the systems and institutions needed to pursue UHC.
- Physicians for a National Health Program Chicago: PNHP. A group of physicians and health professionals who support single-payer reform.
- Joint Learning Network
公衆衛生 |
一般 |
- バイオハザード
- 環境衛生
- 医療経済学
- 保健リテラシー
- 優境学
- 健康政策(医療制度・医事法・薬物規制法・公衆衛生法)
- 医療人類学
- 医療社会学
- グローバリゼーション病
- メンタルヘルス
- 薬事政策
- 公衆衛生研究所
- 社会心理学
- 新生児保健
- 妊産婦保健
- リプロダクティブ・ヘルス
|
予防医学 |
- 家族計画
- 健康づくり
- 栄養学
- 衛生学(手洗い・食の安全・感染管理・口腔衛生)
- 産業医学(エルゴノミクス・事業所衛生)
- 医療安全
- セーファーセックス
- 消毒(水道・下水処理・水系感染症)
- 禁煙運動
- 予防接種
- 衛生
- 糞口送信
- 開く排便
- ベクターコントロール
- 水媒介疾患
- 労働安全衛生
- 医薬品
|
人口における保健 |
- 生物統計学
- コミュニティヘルス
- 疫学
- グローバル・ヘルス
- 健康影響評価
- 健康管理システム
- 医療制度
- 公衆衛生情報学
- 健康の社会的決定要因(健康格差)
- 乳児死亡
- 人種の健康
|
生物統計学と疫学 |
- 統計的仮説
- 症例対照研究
- ランダム化比較試験
- 臨床疫学
- ROC曲線
- スチューデントのt検定
- Z-テスト
- 分散分析
- 回帰
- 相対リスク
- 統計ソフトウェア
|
食品衛生及び認証制度 |
- 食の安全
- 食品添加物
- 食品加工
- 認定農業
- GMP(HACCP/ISO 22000)
- GSP
- GAP
- CSP
- ハラール
- 食品工学
- 食品微生物学
- 食品化学
- 食品技術
- 遺伝子組み換え作物
|
健康行動科学 |
- 健康信念モデル
- 合理の行動モデル
- 計画行動理論
- TTP
- 社会認知理論
- ソーシャルサポート理論
- 健康通信
- PROCEE PORCEEDモデル
- コミュニティ健康
- 生態系モデル
|
団体や教育など |
- 世界保健機関
- 米国CDC
- 欧州CDC
- 健康教育
- 公衆衛生学士
- 公衆衛生大学院(修士/博士)
|
|