前立腺癌 |
分類及び外部参照情報 |
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ICD-10 |
C61. |
ICD-9 |
185 |
OMIM |
176807 |
DiseasesDB |
10780 |
MedlinePlus |
000380 |
eMedicine |
radio/574 |
MeSH |
D011471 |
プロジェクト:病気/Portal:医学と医療 |
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前立腺癌(ぜんりつせんがん)とは、前立腺(外腺)に発生する病気、癌の一つ。様々な組織型の悪性腫瘍が生じうるが、その殆どは腺癌で、通常は前立腺癌≒前立腺腺癌の意味で用いられる。
目次
- 1 歴史
- 2 前立腺癌の増加傾向に関して
- 3 原因
- 4 疫学
- 5 予防の可能性
- 6 自覚症状
- 7 検査と診断
- 8 病期・分類
- 8.1 再発性前立腺癌
- 8.2 再燃性前立腺癌
- 8.3 再発・再燃に関する重要性
- 9 治療
- 9.1 再発性前立腺癌の治療
- 9.2 再燃性前立腺癌の治療
- 10 関連項目
- 11 前立腺癌と関連する人物
- 12 脚注
- 13 参考文献
- 14 外部リンク
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歴史[編集]
1950年頃、前立腺癌で死ぬ人は男性の癌死全体の0.1%であった。わかりやすく患者数にすると、1975年には年間2000人であった。そしてその後は増え続け、2000年には約2万3000人となった。2000年度の悪性新生物による死亡統計によると、前立腺癌による日本の総死亡者数は7514人であり、人口10万人に対する年齢調整死亡率は8.6で、肺癌・胃癌・肝臓癌・結腸癌・膵臓癌・食道癌・直腸癌に次いで第8位となっている。すなわち日本で前立腺癌は癌死亡者の約3.5%から4%を占め、近年急増傾向にあり、2020年には男性では肺癌に次ぐ2位に躍り出ると予測されており、罹患者数は7万8000人から8万人以上、癌死亡者の割合は10%になると予想されている[2][3]。
前立腺癌の増加傾向に関して[編集]
前立腺癌は癌の中では治癒率は比較的高い方であるとされている。45歳以下での罹患は家族性以外はまれで、50歳以降に発症する場合が多い。その割合は年を追うごとに増加する[4]。欧米人に発生率の高い癌で、米国では男性の約20%が生涯に前立腺がんと診断される[5]。同一人種間の日本と海外での患者割合の差は、食生活の違いにあるとされる。食生活の欧米化によって罹患率は急増しており、近い将来男性癌死亡者の上位となることが予想されている。
PSA検査は近年普及傾向にあり、そのため前立腺癌が発見される確率も高くなっているが、一方でPSA検査は会社や地方自治体における検診で必須項目になっておらずオプション扱いであり、受診するには自費負担となっている[6]。このためPSA検査まで受けず定期検診を受けて安心しきってしまい、自覚症状が出てから前立腺癌に気づいて既に進行している状態だった例も多い[6]。このため今後、定期検診の中にPSA検査を組み込む自治体や健康保険組合が増加される事が期待されている[6]。
原因[編集]
- 食事 :同一人種の居住地域による罹患率の差から、食事が原因の一つと考えられている。高脂肪の食事は前立腺癌のリスクとなる。乳製品の摂り過ぎは前立腺癌や卵巣癌のリスクを高めると言われる[7]。日本の国立がん研究センターが4万3000人を追跡した大規模調査でも、乳製品の摂取が前立腺癌のリスクを上げることを示し、カルシウムや飽和脂肪酸の摂取が前立腺がんのリスクをやや上げることを示した[8]。
- 人種 :黒人、白人、アジア人の順に頻度が高い。
- 遺伝 :若年例では家族性の前立腺癌が存在する。また、血縁に前立腺癌がある場合、前立腺癌の罹患率が上がることが知られている。血縁においては父親か兄弟の一方に前立腺癌にかかった人がいると本人がかかる危険性が2倍になり、1親等(父親)と2親等(祖父・兄弟)の両方に前立腺癌にかかった人がいると危険性は約9倍にも上昇する[9]。
- 感染 :レトロウイルスであるXMRVによる感染と前立腺癌との関連が研究されている[10]。
- 年齢 :前立腺癌は60歳から増え始め、70歳以上で最も多くなり、加齢と共に発生率が急カーブで上昇する事が顕著になる[9]。ただし家族性の前立腺癌、すなわち遺伝では40代の若さで発症する例も多い[9]。
- 生活 :自転車や乗馬などはサドルや馬の背に跨って前立腺を刺激するため、好ましくない[11]。
疫学[編集]
2004年における10万人毎の前立腺がんによる死亡者数(年齢標準化済み[12])
0 データなし
0 4以下
0 4-8
0 8-12
0 12-16
0 16-20
0 20-24
0 24-28
0 28-32
0 32-36
0 36-40
0 40-44
0 44以上
予防の可能性[編集]
大豆に含まれるイソフラボン成分であるゲニステイン濃度、ダイゼインの代謝物であるイコール濃度が高いグループの前立腺に限局する前立腺癌リスクは低くなる。イソフラボンの血中濃度が高いと、限局前立腺癌のリスクを低下させる。進行前立腺癌では作用しない[13]。緑茶をよく飲むグループで進行前立腺癌のリスクが低下する[14]。
自覚症状[編集]
- 初期症状
前立腺癌にかかっても初期は無症状のため[15]、気づく事はほとんど無い[16]。
- 排尿障害
前立腺癌の代表的な自覚症状は排尿障害であるが、前立腺癌は尿道から離れた辺縁域にできやすいため、尿道まで及んで排尿障害を自覚できた時は癌が進行していると考えてよい[16]。前立腺癌の排尿障害は様々な形で現れ、具体的には夜中に何度もトイレに通う夜間頻尿、尿線が細くなって放物線を描いて飛ばない尿線最小、排尿し終わるまで時間がかかる排尿遅延、途中で止まりいきまないと続けられない尿線途絶といった症状がある[16]。
- その他
排尿障害以外では残尿感、尿失禁、血尿、精液に血が混じる血精液症、強い尿意があるのに全く尿を出せない尿閉などがあり、尿閉の場合は尿道から膀胱にカテーテルという柔らかいチューブを挿入する処置をする場合もある[16]。
- 骨転移
前立腺癌が骨盤や腰椎に転移(骨転移)すると、背中や腰の痛み、足の痺れなどが出てくるが[16]、この場合は癌が既にかなり広範囲に広がっている状態で脊髄神経を圧迫し、鈍痛から刺すような痛みまで様々な痛みを伴う事になる[17]。
- リンパ節転移
前立腺癌がリンパ節に転移した場合はリンパ液の流れが滞り、足や陰嚢、下腹部に浮腫みが生じるが、ここまで進行した場合は腎臓から膀胱へ尿を送る尿管も癌に侵され、尿の流れが障害されて水賢症を起こし、腎臓の働きが低下する場合もある[17]。
- 勘違いされやすい自覚症状、注意点
前述したように前立腺癌は初期の場合は自覚症状が乏しいため、自ら気づく事はほとんどない。また自覚症状が出ても前立腺肥大と勘違いされやすい(実際は前立腺肥大と前立腺癌を併発している場合が多い)[16]。他にも排尿障害は主に高齢者に多いため、治療の機会を逃がしてしまい症状が出た時には全体の7割から8割が進行癌か転移癌の状態になっている例も多い[17]。
検査と診断[編集]
血液検査(PSA検査)によるスクリーニングを行い、問診、直腸診、エコー検査を行った上で、癌が疑わしい場合には、針生検による病理組織診断でグリソンスコア等の評価が行われる。一般にはPSAが4.0ng/mlをカットオフ値とし、これ以上ならば生検を行う場合が多いが、最適なカットオフ値は分かっていない。年齢別にPSAのカットオフ値を分ける場合もあり、施設によって値は異なる。一般に4ng/ml<PSA<10ng/mlでは前立腺癌の見つかる可能性は25-30%、10ng/ml以上で50-80%と言われている。
- スクリーニングの有用性については種々の意見があったが、最近の知見として、PSA検診で前立腺がん死亡リスクが44%減少、癌の発見率は1.64倍になるとの報告がなされている[18]。
生検で癌細胞が見つかった場合には、造影CTによりリンパ節転移の有無、精嚢浸潤などの前立腺被膜外への癌浸潤が検査されるが、CTによる精嚢・被膜外浸潤、リンパ節転移の診断効果は低い。核医学検査である骨シンチグラフィーで骨転移の有無を評価する。また、T分類の精度を高めるため、MRIが行われることも少なくない。近年では、生検を行う前に磁力強度の高いMRI(3.0テスラMRI)や経直腸のMRIを用いることで画像診断が可能になってきている。また、カラードップラー検査を用いた経直腸超音波でも、画像診断は可能となってきている。
病期・分類[編集]
前立腺癌には「TNM分類」と「ABCD分類」(ジュエット分類)という2つの病期分類法(進行度・ステージ・浸潤度)がある[19]。TNM分類は癌の大きさ(T分類)、所属リンパ節転移の有無(N分類)、遠隔転移の有無(M分類)の3つに分けて分類する方法であり、ABCD分類は腫瘍の進展度別に分類する方法である[19]。ちなみにTNM分類は国際対癌連合すなわちUICCが作成しているもので、TUMOR(腫瘍・原発巣)、NODES(リンパ節)、METASTSAIS(転移)の頭文字である[19]。現在、治療現場ではTNM分類が採用される事が多いが、上に上がるたびに進行しているといったように患者にとってわかりやすいABCD分類が採用される事も少なくなく、日本泌尿器科学会と日本病理学会の前立腺癌取扱い規約ではABCD分類が採用されている[19]。
- TNM分類
- T1a :直腸診や画像検査では見つからないが、組織を調べると切除した組織の5%以下に偶然発見された癌。
- T1b :直腸診や画像検査では見つからないが、組織を調べると切除した組織の5%を超え、偶然見つかった癌。
- T1c :直腸診や画像検査では見つからないが、PSA値の上昇で疑われ、生検によって確認された癌。
- T2a :癌が前立腺の片葉の2分の1に留まっている。
- T2b :癌が前立腺の片葉の2分の1を超えているが、両葉には及ばない。
- T2c :癌が前立腺の両葉に広がっているが、前立腺内に留まっている。
- T3a :癌が前立腺の被膜外へ広がっている。
- T3b :癌が精嚢まで広がっている。
- T4 :癌が精嚢以外の隣接臓器(膀胱・頸部・外尿道括約筋・直腸・拳筋・骨盤壁)に広がっている。
- N1 :前立腺癌の近くにあるリンパ節に癌が広がっている。
- M0 :遠隔転移なし。
- M1 :前立腺から離れたリンパ節や臓器などへの転移、骨への転移がある。
- ABCD分類
- A1 :前立腺内に留まっている高分化癌(=T1a)
- A2 :前立腺内に広がった癌か低分化癌(=T1b)
- B1 :前立腺癌の片葉に病変が留まっている単発の癌(=T2b)
- B2 :前立腺の片葉全体か両側にまたがっている癌(=T2c)
- C1 :前立腺の被膜や被膜外に広がっている癌(=T3a)
- C2 :膀胱頸部か尿管の閉塞が見られる(=T4)
- D1 :骨盤内のリンパ節に癌の転移が見られる(=N1)
- D2 :D1より広範囲のリンパ節や骨、肺、肝臓などの遠隔部位に癌の転移が見られる(=M1)
再発性前立腺癌[編集]
前立腺癌は他の癌と比較して生存率は高いが、再発の危険性は常にある。再発とは前立腺を全摘除術や放射線療法などの根治療法で癌の完治を目指したものの、また進行してきたり新しい癌細胞が発見された場合を差す[20]。前立腺癌の再発にはPSA再発(生化学的再発)と臨床的再発の2種類がある。
- PSA再発
前立腺全摘出術(手術)や放射線療法をした後にPSA値を調べ、その数値によって判断する。前立腺全摘出術を受けた場合、術後にPSA値は低下するが、その後に2回連続して0.2ng/mlを超えると再発となる[20]。放射線療法の場合、治療後のPSA値は1年から2年かけてゆっくり下がるが、その下がりきった所を最低値として+2.0ng/mlが再発の判断基準となる[20]。
- 臨床的再発
臨床的再発とは数値ではなく、CTやMRIや骨シンチグラフィーなどによる画像や直腸診で確認される再発の事である[20]。具体的には前立腺局所の病巣やリンパ節や骨転移などが見られるが、臨床的再発として癌が発見される場合は病状がかなり進行していると考えられる[20]。
再燃性前立腺癌[編集]
再燃とは癌で根治治療を選択せず、あるいは発見された時に既に根治治療が不可能だったために内分泌療法を行ない、それが効いて癌の進行が一時停止していたのに、また癌細胞が増殖する事を言う[20]。癌細胞は内分泌療法によって押さえ込まれていても抵抗力をつけるので内分泌療法の効果はだんだん無くなっていき、半数以上は5年以内に効かなくなっていく[20]。
- PSA再燃
PSA再燃はPSA最低値から25%以上の上昇で、上昇値は2.0ng/ml以上とし、再燃日はその確認日とされる[21]。
再発・再燃に関する重要性[編集]
癌の再発と再燃はそれぞれ意味が違い、対処法も変わるためいずれにしても定期的な検診による早期発見が重要である[20]。
治療[編集]
男性ホルモン(アンドロゲン)の作用を減らす事によるホルモン療法、外科手術による除去、放射線療法、化学療法、経過観察療法(PSA監視療法)などがあり、状態によって最適な治療法がとられる。放射線療法もしくは、グリーソン分類などによる病理学的異型度が低く、血清中の前立腺特異抗原の値が低く、他の臓器への転移が認められない場合は、外科手術(根治的前立腺摘除術)により根治することが期待できる。前立腺癌の進行は比較的遅く、他の癌に比べると予後が長い。 転移のある場合や超高齢者などでは、ホルモン療法が選択され、エストロゲン製剤、アンドロゲン拮抗剤、LH-RHアナログなどが投与される。場合によっては精巣摘出手術が併用される。 この癌は「前立腺肥大症」という病気と症状が酷似しているため、早期発見が難しいと言われていたが、近年ではPSA(前立腺特異抗原)検診の普及などにより、早期に発見される症例が多くなり、以前のように骨転移などをきっかけに発見される症例は減少した。
再発性前立腺癌の治療[編集]
再燃性前立腺癌の治療[編集]
最初の治療が内分泌療法の場合、根治療法は行なわず化学療法を適応する[22]。
関連項目[編集]
- 悪性腫瘍
- 腫瘍学
- 泌尿器科学
- 放射線医学
- 放射線療法
骨転移しやすい癌としては前立腺癌の他に、乳癌、肺癌がある。
前立腺癌と関連する人物[編集]
脚注[編集]
註釈[編集]
出典[編集]
- ^ Jemal A, Siegel R, Ward E et al. (2008). “Cancer statistics, 2008”. CA Cancer J Clin 58 (2): 71–96. doi:10.3322/CA.2007.0010. PMID 18287387. http://caonline.amcancersoc.org/cgi/content/full/58/2/71.
- ^ 家庭画報 編集『がん‐命を託せる名医』世界文化社、2012年、p.157
- ^ 服部 智任 著 『あなたの医学書、前立腺がん』誠文堂新光社、2008年、pp.12
- ^ 日本泌尿器科学会では、2007年現在、50歳以上の男子のうち、約230人に一人がこの癌に罹っているので、ポスターなどにより採血して行うPSA検査を勧めている。
- ^ Medical Tribune.2012 April ; 45(16):48項
- ^ a b c 赤倉功一郎 著『よくわかる最新医学‐前立腺がんの最新治療』主婦の友社、2011年、p.24
- ^ W.C.ウィレット、M.J.スタンファー「ヘルシーな食事の新しい常識」『エイジング研究の最前線 別冊日経サイエンス147』 2004年11月。ISBN 978-4532511470。123頁。
- ^ 乳製品、飽和脂肪酸、カルシウム摂取量と前立腺がんとの関連について| 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 独立行政法人 国立がん研究センター がん予防・検診研究センター 予防研究部 PMID 18398033
- ^ a b c 赤倉功一郎 著『よくわかる最新医学‐前立腺がんの最新治療』主婦の友社、2011年、p.20
- ^ J Virol.2009 Jul ; 83(14):6995-7003.
- ^ 赤倉功一郎 著『よくわかる最新医学‐前立腺がんの最新治療』主婦の友社、2011年、p.127
- ^ “WHO Disease and injury country estimates”. World Health Organization (2009年). 2009年11月11日閲覧。
- ^ 血中イソフラボン濃度と前立腺がん罹患との関連について | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 独立行政法人 国立がん研究センター がん予防・検診研究センター 予防研究部
- ^ 緑茶飲用と前立腺がんとの関連について | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 独立行政法人 国立がん研究センター がん予防・検診研究センター 予防研究部
- ^ 赤倉功一郎 著『よくわかる最新医学‐前立腺がんの最新治療』主婦の友社、2011年、p.17
- ^ a b c d e f 赤倉功一郎 著『よくわかる最新医学‐前立腺がんの最新治療』主婦の友社、2011年、p.18
- ^ a b c 赤倉功一郎 著『よくわかる最新医学‐前立腺がんの最新治療』主婦の友社、2011年、p.19
- ^ Hugosson J, et al.: Lancet Oncol. 2010 Jun 30. Epub
- ^ a b c d 赤倉功一郎 著『よくわかる最新医学‐前立腺がんの最新治療』主婦の友社、2011年、p.40
- ^ a b c d e f g h 赤倉功一郎 著『よくわかる最新医学‐前立腺がんの最新治療』主婦の友社、2011年、p.120
- ^ 赤倉功一郎 著『よくわかる最新医学‐前立腺がんの最新治療』主婦の友社、2011年、p.121
- ^ 赤倉功一郎 著『よくわかる最新医学‐前立腺がんの最新治療』主婦の友社、2011年、p.123
参考文献[編集]
- 書籍
- 服部智任 著 『あなたの医学書、前立腺がん』誠文堂新光社、2008年
- 荒井陽一、鳶巣賢一 共著『名医が語る最新・最良の治療。前立腺がん』研友企画出版、2011年
- 細井康男 著 『前立腺肥大とガンの最新治療』日東書院本社、2012年
- 家庭画報 編集『がん‐命を託せる名医』世界文化社、2012年
- 赤倉功一郎 著 『よくわかる最新医学‐前立腺がんの最新治療』主婦の友社、2011年
- 他
- 『前立腺癌診療ガイドライン 2006年版』日本泌尿器科学会 (Minds医療情報サービス)
- 『有効性評価に基づ前立腺がん検診ガイドライン 2008年版』厚労省がん研究班編 (Minds医療情報サービス)
外部リンク[編集]
- 日本泌尿器科学会、The Japanese Urological Association
- 日本放射線腫瘍学会 放射線治療Q&A>前立腺がん
- 各種がんの解説>前立腺がん 国立がん研究センターがん対策情報センター
- がん情報サイト PDQ®日本語版 泌尿器>前立腺がん
- 前立腺癌の基礎知識
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