出血性傾向
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Japanese Journal
- 抗リン脂質抗体陽性SLEに血小板減少性紫斑病を合併したLibman-Sacks型心内膜炎の1手術例
- 吉川 雅治,川口 鎮,高野橋 暁,八神 啓,桑原 史明,平手 裕市,宮田 義弥
- 日本心臓血管外科学会雑誌 38(1), 67-70, 2009-01-15
- … プロテインI抗体高値を示した.僧帽弁切除標本病理検査により典型的なLibman-Sacks型心内膜炎による弁変性と診断された.本症例では,抗リン脂質抗体症候群による血栓塞栓症素因と血小板減少性紫斑病による出血素因という相反する血液凝固異常が混在し,術前の病態把握,術中の出血コントロール,術後の抗凝固管理に注意を要したが,合併症なく独歩退院した.しかし術後145日後に血栓塞栓症で失った.本疾患群では弁膜病変 …
- NAID 110007028520
- Blood platelet disorders.Advances in diagnosis and treatment.1.Basic matters for diagnosis.5.Bleeding hemorrhagic diathesis due to blood platelet disorder.
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- 出血性素因, 特別な原因が無いor極めて僅かの刺激で出血しやすく、一度出血したら 容易に止血し難い状態。 出血傾向 ... 出血 傾向, 外傷を受けもしないのに自然に出血し 、しかも止血しにくい状態を出血傾向または出血素因という。止血には、血小板の他、 ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- bleeding tendency
- 同
- 出血性素因(出血素因、出血性素質) hemorrhagic diathesis
- 関
- 血小板、凝固系、線溶系、出血傾向、血友病。出血性疾患
- 血小板数の減少 → 出血時間↑
- 血小板機能異常 → 出血時間↑
- 血管壁の異常 → 血管抵抗性試験悪化
- 凝固異常 → 凝固時間↑
- 線溶亢進 → 凝固時間↑
出血傾向と症状
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血小板・ 血管壁 の異常
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凝固異常
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線溶異常
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出血部位
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体表部(皮膚・粘膜)
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深部(皮下・筋肉・関節)
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深部組織に多い
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出血徴候
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点状出血・小斑状出血
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大斑状出血・後出血
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後出血・漏出性出血
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特徴
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小さな傷でも出血するが圧迫で容易に止血しやすい
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じわじわ出血がすすみ、局所止血で止まりにくい
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一旦出血が止まった後に再出血する
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出血部位による鑑別診断
出血症状
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血小板、血管壁の異常
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凝固因子の異常
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点状出血
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誘発する
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少ない
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粘膜出血
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誘因なしに見られる
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機械的刺激、外傷の後に見られることが多い
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筋肉・関節内出血
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基本的になし
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特徴的
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外傷、手術後の出血
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直後から見られる
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しばらくたってから見られる。
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疫学
- 播種性血管内凝固症候群は1年間に3万人以上。
- 特発性血小板減少性紫斑病は1年間に 500-2,000人くらいが発病。有病率は人口10万対約12人。
- 血友病Aは男子出生人口10万対5-10人。
- 血友病Bはその約1/5。
[★]
- 英
- predisposing cause of disease、disposition、predisposing cause、predisposition、diathesis、ground、diathetic
- 同
- 素質 nature, predisposition
- 関
- 素質、体質、アース、基底、根拠、疾患感受性、轢く
[★]
- 英
- hemorrhage, bleeding
- 関
- 出血量