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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/11/18 11:46:45」(JST)
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五虎湯(ごことう)とは漢方薬の一種で、麻杏甘石湯に桑白皮を加えた漢方薬である。出典は明代の『万病回春』。
五種類の生薬を用い、五臓の肺の守護神が白虎であることから五虎湯と名付けられた。
目次
- 1 構成生薬
- 2 用法
- 3 適応症
- 4 副作用
- 5 併用注意
- 6 その他注意
構成生薬
石膏(セッコウ) 10.0 麻黄(マオウ) 4.0 杏仁(キョウニン) 4.0 甘草(カンゾウ) 2.0 桑白皮(ソウハクヒ) 2.0
用法
成人に1日6.0gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。 中間証の人に用い、一般に高齢者や虚弱な人には用いない。 妊婦、授乳婦に対する安全性は確立されておらず、危険性より有効性が上回ると判断されるときのみ使用する。
適応症
感冒、気管支喘息、急・慢性気管支炎、気管支拡張症など喘鳴、呼吸困難を伴う激しいせきで、口渇や発汗が認められるものに使用する。
副作用
偽アルドステロン症、ミオパシー、不眠、動悸、頻脈、発汗過多、精神興奮、胃の不快感、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、発疹、かゆみ、排尿障害
併用注意
エフェドリン含有製剤 MAO阻害剤 カテコールアミン製剤 甲状腺製剤
その他注意
- 小児等に対する安全性は使用実績が少ないため確立されていない。
- 吸湿性があるので開封後の取り扱いに注意する。
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Japanese Journal
- 今中 政支,峯 尚志,山崎 武俊
- 日本東洋醫學雜誌 = Japanese journal of oriental medicine 60(6), 611-616, 2009-11-20
- … 麻黄と石膏の消炎作用の増強目的に小青竜湯と五虎湯を併用した症例(16名)では有効率87%とさらに良好な結果であった。 …
- NAID 10025975131
- 3.日常臨床における併病と潜証の重要性(併病と潜証,東洋医学の広場)
- 漢方講話(7)麻酔科医にとって必要な漢方薬と薬理作用--胸部編
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
オースギ五虎湯エキス錠
組成
- 本剤は1日量9錠中、下記生薬より抽出した水製乾燥エキス(五虎湯エキス)1.8gを含有する。
日局 マオウ 4g
日局 キョウニン 4g
日局 カンゾウ 2g
日局 セッコウ 10g
日局 ソウハクヒ 3g
添加物として、乳糖水和物、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、カルメロースカルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、黄色5号、青色1号を含有する。
効能または効果
- せき、気管支ぜんそく
- 通常、成人1日9錠を2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 病後の衰弱期、著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]
- 胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、軟便、下痢等があらわれるおそれがある。]
- 食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]
- 発汗傾向の著しい患者[発汗過多、全身脱力感等があらわれるおそれがある。]
- 狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害のある患者、又はその既往歴のある患者
- 重症高血圧症の患者
- 高度の腎障害のある患者
- 排尿障害のある患者
- 甲状腺機能亢進症の患者
- [5〜9:これらの疾患及び症状が悪化するおそれがある。]
重大な副作用
偽アルドステロン症
- 低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
ミオパチー
- 低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
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