中性子 |
古典的なリチウム原子の原子模型。青い球体が中性子を表す。原子核や電子、軌道の縮尺は正しくなく、実際に定まった軌道を回っているわけでもない。
|
組成 |
udd |
粒子統計 |
フェルミ粒子 |
グループ |
バリオン |
反粒子 |
反中性子(n) |
理論化 |
アーネスト・ラザフォード (1920) |
発見 |
ジェームズ・チャドウィック (1932) |
記号 |
n |
質量 |
6976167492747100000♠1.674927471(21)×10−27 kg[1]
7002939565413300000♠939.5654133(58) MeV⁄c²[2] |
平均寿命 |
7002886700000000000♠886.7±1.9 秒[3](核子や中性子星以外) |
崩壊粒子 |
陽子 |
電荷 |
0 |
スピン |
1⁄2 |
ストレンジネス |
0 |
アイソスピン |
-1⁄2 |
超電荷 |
1⁄2 |
中性子(ちゅうせいし、(羅: 蘭: 独: 仏: 英: neutron))とは、原子核を構成する粒子のうち、無電荷の粒子の事で、バリオンの1種である。記号 n で表される。質量数は原子質量単位で約 7000100867000000000♠1.00867 u、平均寿命は約15分でβ崩壊を起こし陽子となる[3]。原子核は、陽子と中性子と言う2種類の粒子によって構成されている為、この2つを総称して核子と呼ぶ[注 1]。
原子核内で核子同士をまとめておく力については「パイ中間子」を参照
目次
- 1 概要
- 2 特徴
- 3 歴史
- 4 関連項目
- 5 脚注
- 6 関連文献
- 7 参考文献
- 8 外部リンク
概要
中性子の発見は1920年のアーネスト・ラザフォードによる予想に始まり、その存在の実験的証明は1932年にケンブリッジ大学の物理学者ジェームズ・チャドウィックによってなされた[注 2]。その実験とは、ベリリウムに高速のα粒子を当てる事で次の核反応
を起こし、ここで発生する粒子 n をパラフィンなどで受け、原子核と衝突させる事でさらに陽子を飛び出させ、この荷電粒子である陽子を検出するというものであった[4]。チャドウィックは上記の核反応で発生する粒子(当時はまだベリリウム線と呼ばれていた)n が、陽子とほとんど同じ質量で中性(電荷を持たない)の新しい粒子からなる粒子線である事を確認し、これを中性子(neutron)と名付けた[5]。
発見に関する詳しい歴史については「#歴史」を参照
中性子は、電荷を持っていない事から[注 3]、他の電荷をもつ陽子などに比べて、入射した物質の原子核と容易に直接反応する事が出来る。電磁気力の影響を受けない中性子線は透過性が高く、原子核の核変換に使う粒子として重要である[注 4]。
特徴
原子核の外ではわずかな例外を除いて中性子は不安定であり、平均寿命 7002886700000000000♠886.7±1.9 秒(約15分)[3]、半減期約10.3分[6]で陽子と電子および反電子ニュートリノに崩壊し、それを反応式で表すと
となる[注 5]。中性子はバリオンの一種であり、ヴァレンス・クォーク模型の見方をとれば、2個のダウンクォークと1個のアップクォークと言う3個のクォークによって構成されている。
電荷を持たない中性子と原子との相互作用は、非常に短距離でのみ働く核力によるものがほぼ全てである[注 6]。また、核力の到達範囲はせいぜいπ中間子の換算コンプトン波長 h/2πmπc である約 6985140000000000000♠1.4×10−15 m[7] ~ 6985200000000000000♠2.0×10−15 m[6] 程度、即ち中性子の直径である 6985100000000000000♠1 fm[要出典]と同程度しかない。従って、物質中を移動する自由な中性子は、原子核と「正面」衝突するまで直進する。原子核の断面積は非常に小さい為衝突はまれにしか起こらず、中性子は衝突までに長い行程を飛ぶ事になる。生成した中性子が他の原子核と衝突するまで移動する距離を平均自由行程(英: mean freepath)という指標で表す[注 7]。
弾性衝突を起こすような場合、運動量保存則に従い、ビリヤードのボールが互いに衝突するように振る舞う。もし衝突された核が重い場合は核の加速は比較的少ない。中性子とほぼ等しい質量をもつ陽子(水素原子)と衝突した場合、陽子はもともとの中性子が持っていた運動量のほとんどを受け取りはじき出される。一方、中性子はほとんどの運動量を失うが、この衝突の結果生じる二次的に放射された粒子が電荷を持っている場合、電離作用がある為、検知する事が可能である。
電気的に中性である為、観測だけでなく中性子を制御するのも難しい。荷電粒子に対しては電磁場によって加速、減速、軌道修正などの操作や制御が可能であるが、中性子にはそれが使えない。自由中性子を制御し、減速、進路の変更、吸収などの結果を得るには進路に原子核を配置するしかない。この事は平均自由行程と併せて原子炉や核兵器を設計する際、非常に重要である。
諸定数
中性子の質量などは、物理定数の1種としてCODATAより4年に1度のペースでNISTのWebページを介して公開されている[8]。
- 質量
中性子の質量 mn は
であり[1][2]、統一原子質量単位で表すと 7000100866491588000♠1.00866491588(49) u となる[9]。
また、陽子の質量 mp や電子の質量 me に対する比は
である[10][11]。
更に、中性子の質量 mn は同じ核子である陽子の質量 mp よりわずかに大きい程度で、その差は僅か
である[12]。但し、中性子は陽子とは異なり、電気的に無電荷(中性)である為、陽子や電子が持っている様な比電荷と言う値を持たない。
- コンプトン波長
中性子のコンプトン波長 λn や換算コンプトン波長 λn/2π は
である[13][14]。
- 磁気モーメント
中性子は電気的には無電荷で中性であるが、磁気モーメントを持っており、その値 μn は
である[15]。電気的には中性である中性子が磁気モーメントを持つ理由は、中性子を構成する3個の各クォークの磁気モーメントの和として説明される[7]。
また、核磁子 μN に対する比(異常磁気モーメント)は
である[16]。
中性子温度による分類
中性子はその運動エネルギー(運動速度)に応じて大体[注 8]以下のように分類される[17][6]。
中性子の運動エネルギーによる分類
中性子温度に応じた名称 |
エネルギー(E)の範囲(電子ボルト) |
冷中性子(cold neutrons) |
E < 0.026 eV |
熱中性子(thermal neutrons) |
0.001 < E < 0.01 eV |
熱外中性子(epithermal neutrons) |
0.1 < E < 10² eV |
低速中性子(slow neutrons) |
0.1 < E < 10³ eV |
中速中性子(intermediate neutrons) |
1 < E < 500 keV |
高速中性子(fast neutrons) |
0.5 < E < 20 MeV |
超高速中性子(ultrafast neutrons) |
20 MeV < E |
歴史
詳細は「en:Discovery of the neutron」を参照
1914年にイギリスのラザフォードは、重い原子核ではα線を接近させてもクーロン力によって弾き返されてしまうが、軽い原子核では原子核かα粒子いずれかの破壊が起こるのではないかと考え、1917年から1919年にかけて、様々な条件下で空気に対してα線を当て、ZnSのシンチレーションを利用して破壊の影響で生ずる可能性のある粒子を発見しようと試みた結果、水素の原子核が発見された[18]。この水素の原子核は、α線が空気中の窒素の原子核に当たった際に
と言う核反応によって生ずるものである。この結果を受けてラザフォードは、翌1920年にロンドン王立協会に於いて行なった講義の中で、原子核を構成する粒子には陽子の他に陽子とほとんど同じ質量で中性の粒子が存在すると予想した[19]。
それから11年後の1931年にドイツのW・ボーテとH・ベッカーは、ポロニウムから放出されるα線を、リチウム、ベリリウム、ホウ素などの軽元素に当てると非常に強い透過力をもった放射線(当時はまだベリリウム線と呼ばれていた)が放出される事を発見した[20]。2人はベリリウム線の正体はγ線であると推測し、そのエネルギーは普通のγ線の大体2倍程度であると結論付けた[21]。
その翌年の1932年に、ジョリオ=キュリー夫妻(イレーヌと夫のフレデリック)は、パリのラジウム研究所において、このベリリウム線をパラフィンやセロファンなどの水素を含む物質にあてると、これから高速度の水素核すなわち陽子が飛び出す事を発見した[22]。2人もやはりボーテとベッカーと同じくベリリウム線の正体はγ線であると考えていたが[23]、実験から様々な矛盾が出て来た[注 9]。その結果を受ける形で、同年、ケンブリッジ大学の Webster によって、ベリリウム線の放出がγ線の放出と全く異なる事が示された。
これらの実験結果を総合して、同年に同じくケンブリッジ大学の物理学者ジェームズ・チャドウィックは、それら矛盾はベリリウム線をγ線と仮定している事に起因している事に気付き、これが陽子とほとんど同じ質量で中性(電荷を持たない)の新しい素粒子からなる粒子線である事を実験的に確認し[24][25]、これを中性子(neutron)と名付けた[26][5]。
中性子の発見により、ソ連の Gapon, Ivanenko は直ちに原子核の構造についての従来の見解を改変し、「原子核の中には中性子と陽子だけが含まれており、電子は存在しない」という説を提唱した。ヴェルナー・ハイゼンベルクもこれを支持し、以後の原子核理論の方向性を決める事になったと言われる彼の3部作の論文『原子核の構造について1~3(Über den Bau der Atomkerne Ⅰ-Ⅲ)[27][28][29]』の基本仮定として採用される事となった[30]。
関連項目
- 原子核物理学
- 核種
- 同位体
- 中性子線
- 高速中性子
- 中性子星
- 中性子回折法
- 中性子捕捉療法
- 中性子拡散方程式
- 中性子爆弾
- 原子
- 陽子
- 電子
- 反中性子
- 中間子
関連人物
- ヴァルター・ボーテ
- イレーヌ・ジョリオ=キュリー
- フレデリック・ジョリオ=キュリー
- ジェームズ・チャドウィック
脚注
注釈
- ^ 陽子1個で出来ている 1
1 H と陽子3個で出来ている 3
3 Li の2つを例外として、2015年現在の時点で発見報告のある原子の内、最も重い 294
118 Uuo までの全ての"既知の"原子核は陽子と中性子の2種類の核子から構成されている。
- ^ チャドウィックによる実験的確証を得るまでの経緯については、チャドウィックによる中性子の発見が詳しい。
- ^ 電荷を持たない為、直接的に観測する事が難しく、中性子の発見は電子や陽子と比べて遅れた。
- ^ 尚、通常の状態では荷電していない原子は中性子と同じ様には利用する事が出来ない。何故ならば、正電荷を持つ原子核の周りに負電荷を持つ電子が広く分布している事から、原子は中性子よりも約1万倍も大きいものとして扱わなくてはならない為である。
- ^ 同様な崩壊(β崩壊)が何種類かの原子核においても起こる。核内の粒子(核子)は、中性子と陽子の間の共鳴状態であり、中性子と陽子は互いにπ中間子を放出・吸収して移り変わっている。これは、アイソスピンと言う考え方に基づいたもので、陽子と中性子は質量や核力がほぼ等しいので、ともにアイソスピンが ±1/2 の核子と言う1つの粒子の異なる荷電状態であり、+ の状態が陽子で - の状態が中性子であるとする考え方の事である。
- ^ 陽子、電子やα粒子などの荷電粒子や、γ線のような電磁波は、物質中を通過する際に電磁気力によって通過する物質の原子をイオン化する為、エネルギーを失ってしまう。イオン化に費やされたエネルギーは即ち、荷電粒子の失ったエネルギーであり、その結果、荷電粒子は減速し、γ線は吸収されるが、中性子はその様な過程でエネルギーを失う事はない。
- ^ 空気中で220m、軽水の場合は0.17cm、重水では1.54cm、ウランでは0.035cmである。
- ^ 厳密な分類ではなく、ほぼその領域で分けられるという意味である。
- ^ 夫妻は陽子が飛び出して来る理由を、γ線が陽子に当たった際に発生するコンプトン効果であると考えた。そこで、飛び出して来る陽子のエネルギーからそのエネルギーを計算してみると、ボーテとベッカーの結果とは異なり、普通のγ線が持つエネルギーの20倍以上のエネルギーを持っている事等が判明した。
出典
- ^ a b CODATA Value
- ^ a b CODATA Value
- ^ a b c 日本アイソトープ協会(1992) p.29
- ^ 原子核工学(1955) p.29
- ^ a b 武谷(1954) pp.93-95
- ^ a b c 化学小事典
- ^ a b 物理小事典
- ^ 2014CODATA推奨値(一覧)
- ^ CODATA Value
- ^ CODATA Value
- ^ CODATA Value
- ^ CODATA Value
- ^ CODATA Value
- ^ CODATA Value
- ^ CODATA Value
- ^ CODATA Value
- ^ 日本アイソトープ協会(1992) pp.29-30
- ^ Rutherford (1919)
- ^ Rutherford (1920)
- ^ Bothe, Becker (1930a)
- ^ Bothe, Becker (1930b)
- ^ Curie (1931)
- ^ Curie (1932)
- ^ Chadwick (1932a)
- ^ チャドウィックによる中性子の発見
- ^ Chadwick (1932b)
- ^ Heisenberg (1932a)
- ^ Heisenberg (1932b)
- ^ Heisenberg (1933)
- ^ 素粒子の探求(1965) pp.44-45
関連文献
原論文
- アーネスト・ラザフォード
- E. Rutherford (1919). "Collisions of alpha Particles with Light Atoms. IV. An Anomalous Effect in Nitrogen.". F. R. S. 6th series (The London, Edinburgh and Dublin Philosophical Magazine and Journal of Science) 37 (581).
- E. Rutherford (1920). "Bakerian Lecture: Nuclear Constitution of Atoms". Proc. Roy. Soc. A 97 (686): 374–400. doi:10.1098/rspa.1920.0040.
- ヴァルター・ボーテ及びH.ベッカー
- W. Bothe; H. Becker (1930). "Künstliche Erregung von Kern-γ-Strahlen". Zeitschrift für Physik A Hadrons and Nuclei (Springer-Verlag) 66 (5-6): 289–306. Bibcode:1930ZPhy...66..289B. doi:10.1007/BF01390908. ISSN 0044-3328. OCLC 884174965.
- W. Bothe; H. Becker (1930). "Eine γ-Strahlung des Poloniums". Zeitschrift für Physik A Hadrons and Nuclei (Springer-Verlag) 66 (5-6): 307–310. doi:10.1007/BF01390909. ISSN 0044-3328. OCLC 884174965.
- Becker, H.; Bothe, W. (1932). "Die in Bor und Beryllium erregten γ-Strahlen". Zeitschrift für Physik (Springer-Verlag) 76 (7–8): 421-438. Bibcode:1932ZPhy...76..421B. doi:10.1007/BF01336726. ISSN 0044-3328. OCLC 884174965.
- イレーヌ・ジョリオ=キュリーとフレデリック・ジョリオ=キュリーの夫妻
- I.Curie (1931). "Sur le rayonnement γ nucléaire excité dans le glucinium et dans le lithium par les rayons α du polonium.". C. R. Acad. Sci. Paris 193: 1412–1414. ISSN 1631-073X. OCLC 49235124.
- Joliot Curie (1931). "Sur l'excitation des rayons γ nucléaires du borepar les particules α Énergie quantique du rayonnement γ du polonium.". C. R. Acad. Sci. Paris 193: 1415–1417. ISSN 1631-073X. OCLC 49235124.
- Curie; Joliot (1932). "Émission de protons de grande vitesse par les substances hydrogénées sous l'influence des rayons γ très pénétrants.". C. R. Acad. Sci. Paris 194: 273–275. ISSN 1631-073X. OCLC 49235124.
- Curie; Joliot (1932). "Sur la nature du rayonnement pénétrant excité dans les noyaux légers par les particules α.". C. R. Acad. Sci. Paris 194: 1229–1232. ISSN 1631-073X. OCLC 49235124.
- ジェームズ・チャドウィック
- James Chadwick (1932). "Possible Existence of a Neutron". Nature 129 (3252): 312. Bibcode:1932Natur.129Q.312C. doi:10.1038/129312a0. ISSN 0028-0836. OCLC 263593080.
- J. Chadwick (1932). "The Existence of a Neutron". Proc. Roy. Soc., A (F.R.S.) 136 (830): 692–708. doi:10.1098/rspa.1932.0112.
- Chadwick, J. (1933). "Bakerian Lecture. The Neutron". Proc. Roy. Soc., A: Mathematical, Physical and Engineering Sciences 142 (846): 1-25. Bibcode:1933RSPSA.142....1C. doi:10.1098/rspa.1933.0152.
- ヴェルナー・ハイゼンベルク
- Heisenberg, W. (1932). "Über den Bau der Atomkerne. I" [原子核の構造について 1]. Zeitschrift für Physik A Hadrons and Nuclei (Springer-Verlag) 77 (1-2): 1–11. Bibcode:1932ZPhy...77....1H. doi:10.1007/BF01342433. ISSN 0044-3328. OCLC 884174965.
- Heisenberg, W. (1932). "Über den Bau der Atomkerne. II" [原子核の構造について 2]. Zeitschrift für Physik A Hadrons and Nuclei (Springer-Verlag) 78 (3–4): 156–164. Bibcode:1932ZPhy...78..156H. doi:10.1007/BF01337585. ISSN 0044-3328. OCLC 884174965.
- Heisenberg, W. (1933). "Über den Bau der Atomkerne. III" [原子核の構造について 3]. Zeitschrift für Physik A Hadrons and Nuclei (Springer-Verlag) 80 (9–10): 587–596. Bibcode:1933ZPhy...80..587H. doi:10.1007/BF01335696. ISSN 0044-3328. OCLC 884174965.
参考文献
書籍
- 洋書
- A. Edward Profio (1976). Experimental Reactor Physics. John Wiley & Sons. p. 4. http://www.osti.gov/scitech/biblio/4072969.
- 和書
- スティーブン・ワインバーグ 『電子と原子核の発見―20世紀物理学を築いた人々』 本間三郎訳、日経サイエンス社、東京都千代田区大手町1丁目3番7号 日経ビル、1986年1月23日、171-178頁。全国書誌番号:86023308。ISBN 978-4532062606。OCLC 674589858。ASIN 4532062608。
- エミリオ・セグレ 『X線からクオークまで―20世紀の物理学者たち』 久保亮五、矢崎裕二訳、みすず書房、東京都文京区本郷5丁目32番21号、1982年12月24日、235-245頁。全国書誌番号:83015277。ISBN 978-4622024668。OCLC 674354038。ASIN 4622024667。
- ノーベル財団 『ノーベル賞講演、物理学』第5巻、中村誠太郎、小沼通二編、講談社、東京都文京区音羽2丁目12番21号、1978年10月、141-152頁。ISBN 978-4061263352。ASIN 4061263358。
- ジェームズ・チャドウィック 『中性子の発見と研究』 木村一治、玉木英彦訳、大日本出版、1950年、3-66頁。ASIN B000JB7JHW。
- 『放射線・アイソトープ 講義と実習』 日本アイソトープ協会(編)、丸善、東京都港区海岸1丁目9番18号 国際浜松町ビル、1992年10月。全国書誌番号:93002007。ISBN 978-4621037454。OCLC 674781852。ASIN 4621037455。
- Raymond L.Murray 『原子核工学』 杉本 朝雄訳、丸善、東京都港区海岸1丁目9番18号 国際浜松町ビル、1955年。ASIN B000JB4RX6。
- 湯川 秀樹、坂田 昌一、武谷 三男 『素粒子の探求』 勁草書房〈科学論・技術論双書〉、東京都文京区水道2-1-1大和勁草ビル、1965年5月。ISBN 978-4326798032。ASIN 4326798033。
- 原島 鮮 『熱力学・統計力学』 培風館、東京都千代田区九段南4-3-12、1978年9月、改訂版。ISBN 978-4563021399。ASIN 4563021393。
- 武谷 三男 『弁証法の諸問題』 勁草書房・理論社、東京都中央区日本橋小伝馬町9-10小伝馬町ビル3F(理論社)、1954年11月20日。ASIN B000JB5HKI。
- 『物理小事典』 三省堂、東京都千代田区三崎町2丁目22番14号、2008年(原著1994年4月)、第4版。全国書誌番号:94041161。ISBN 978-4385240169。OCLC 675375379。ASIN 4385240167。
- 『化学小事典』 三省堂、東京都千代田区三崎町2丁目22番14号、2008年(原著1993年12月)、第4版。全国書誌番号:95021622。ISBN 978-4385240251。OCLC 674607619。ASIN 4385240256。
外部リンク
- “Fundamental Physical Constants — Atomic and Nuclear Constants (PDF)”. NIST (2015年6月25日). 2015年6月28日閲覧。
- “CODTA Value: neutron mass”. NIST (2015年6月25日). 2015年6月28日閲覧。
- “CODATA Value: neutron mass energy equivalent in MeV”. NIST (2015年6月25日). 2015年6月28日閲覧。
- “CODATA Value: neutron mass in u”. NIST (2015年6月25日). 2015年6月28日閲覧。
- “CODATA Value: neutron-electron mass ratio”. NIST (2015年6月25日). 2015年6月28日閲覧。
- “CODATA Value: neutron-proton mass ratio”. NIST (2015年6月25日). 2015年6月28日閲覧。
- “CODATA Value: neutron-proton mass difference”. NIST (2015年6月25日). 2015年6月28日閲覧。
- “CODATA Value: neutron Compton wavelength”. NIST (2015年6月25日). 2015年6月28日閲覧。
- “CODATA Value: neutron Compton wavelength over 2 pi”. NIST (2015年6月25日). 2015年6月28日閲覧。
- “CODATA Value: neutron magnetic moment”. NIST (2015年6月25日). 2015年6月28日閲覧。
- “CODATA Value: neutron magnetic moment to nuclear magneton ratio”. NIST (2015年6月25日). 2015年6月28日閲覧。
- “チャドウィックによる中性子の発見”. 原子力百科事典 ATOMICA. 一般財団法人 高度情報科学技術研究機構 (RIST) (1998年5月). 2015年8月8日閲覧。
- 日本中性子科学会
核技術(英語版) |
|
科学 |
原子核 · 核分裂 · 核融合 · 放射 · 放射線 · 放射能 · 化学 · 工学
|
|
燃料 |
核分裂性物質 · 燃料親物質(英語版) · トリウム · ウラニウム (濃縮 • 劣化) · プルトニウム · 重水素 · 三重水素 · 同位元素分離(英語版)
|
|
中性子 |
熱(英語版) · 高速 · 核融合(英語版) · 断面積(英語版) · 捕獲 · 放射化(英語版) · 毒(英語版) · 放射(英語版) · 発生装置(英語版) · 反射体
|
|
原子力 |
原子力発電
|
国別(英語版) · 経済性(英語版) · 安全(英語版) · 原子力電池(英語版)
|
|
その他
|
原子力推進 · 核融合エネルギー
|
|
|
医学(英語版) |
画像処理
|
シンチグラフィにおけるガンマカメラ(英語版) · ポジトロン断層 (PET) · 単一光子放射断層 (SPECT)
プロジェクショナルラジオグラフィ(英語版)におけるX線 · コンピュータ断層 (CT)
|
|
治療
|
放射線療法 · トモセラピー · 陽子線(英語版) · 近接照射治療(英語版) · 中性子捕捉 (BNCT) · RI内用療法
|
|
|
兵器 |
核兵器
|
原子爆弾 · 水素爆弾 · 中性子爆弾
|
|
関連兵器
|
放射能兵器 · 汚い爆弾
|
|
|
廃棄物 |
産物
|
分裂(英語版) (LLFP(英語版)) · 放射化(英語版) · アクチノイド: (再処理ウラン(英語版) · 原子炉級プルトニウム(英語版) · マイナーアクチニド(英語版))
|
|
処理
|
燃料サイクル · 使用済燃料 (プール(英語版) • 乾式貯蔵(英語版)) · HLW(英語版) · LLW(英語版) · 地層処分 · 再処理工場 · 変換 · 廃炉(英語版)
|
|
|
議論 |
平和的核爆発 · 核実験 · 核拡散防止条約 · 非核地帯 · 非核兵器地帯 · 反核運動 · 反原子力運動 · 核テロリズム
|
|
物理学における粒子の一覧 |
|
素粒子 |
フェルミ粒子 |
クォーク |
アップ (u) ・ ダウン (d) ・ チャーム (c) ・ ストレンジ (s) ・ トップ (t) ・ ボトム (b)
|
|
レプトン |
電子 (e−
) ・ 陽電子 (e+
) ・ ミュー粒子 (μ±
) ・ タウ粒子 (τ±
) ・ ニュートリノ (ν
e ・ ν
μ ・ ν
τ)
|
|
|
ボース粒子 |
ゲージ粒子 |
光子 (γ) ・ ウィークボソン (W±
・ Z) ・ グルーオン (g)
|
|
スカラー粒子 |
ヒッグス粒子 (H0
)
|
|
|
その他 |
ゴースト場
|
|
|
仮説上の
素粒子 |
超対称性粒子 |
ボシーノ |
ゲージーノ:フォティーノ ・ ウィーノ ・ ズィーノ ・ グルイーノ ・ グラビティーノ
ヒグシーノ ・ ニュートラリーノ ・ チャージーノ ・ アクシーノ
|
|
スフェルミオン |
スクォーク・スレプトン
|
|
|
ゲージ粒子 |
重力子 ・ Xボソン ・ Yボソン ・ W'ボソン ・ Z'ボソン
|
|
位相欠陥 |
磁気単極子・宇宙ひも
|
|
その他 |
アクシオン (A0) ・ ディラトン ・ マヨロン (J) ・ ステライルニュートリノ ・ プレオン ・ タキオン
|
|
|
複合粒子 |
ハドロン |
バリオン/ハイペロン |
核子 (p ・ n) ・ 反核子 (p ・ n) ・ Δ ・ Λ ・ Σ ・ Ξ ・ Ω
|
|
中間子/クォーコニウム |
π ・ K ・ ρ ・ J/ψ ・ Υ ・ η ・ φ ・ ω ・ θ ・ B ・ D ・ T
|
|
|
異種原子 |
ポジトロニウム ・ ミューオニウム ・ パイオニウム ・ プロトニウム
|
|
その他 |
原子核 ・ ハイパー核 ・ ダイクォーク ・ 原子 ・ 分子 ・ イオン ・ 超原子 ・ 超分子
|
|
|
仮説上の
複合粒子 |
異種ハドロン |
異種バリオン |
ペンタクォーク・ダイバリオン
|
|
異種中間子 |
テトラクォーク・ハイブリッドメソン・グルーボール
|
|
|
その他 |
中間子分子・ポメロン
|
|
|
準粒子 |
ダヴィドフソリトン ・ 励起子 ・ マグノン ・ フォノン ・ プラズモン ・ ポラリトン ・ ポーラロン ・ ロトン
|
|