Japanese Journal
- 日本薬局オロートエキス散中アルカロイドの定量法について
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- 作成又は改訂年月 ** 2012年4月改訂 (第7版) * 2011年4月改訂 日本標準商品分類番号 871249 日本標準商品分類番号等 再評価結果公表年月(最新) 1984年6月 薬効分類名 鎮痙剤 承認等 販売名 ロートエキス散 販売名コード
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ロートエキス散「司生堂」
組成
- 本品100g中 ロートエキス10g(10%)含有(総アルカロイドとして0.085〜0.110%を含む。)
禁忌
禁忌
- (次の患者には投与しないこと) (経口)
- 1. 緑内障のある患者[眼内圧を高め、症状を悪化させることがある。]
- 2. 前立腺肥大による排尿障害のある患者[更に尿を出にくくすることがある。]
- 3. 重篤な心疾患のある患者[心拍数を増加させ、症状を悪化させるおそれがある。]
- 4. 麻痺性イレウスのある患者[消化管運動を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。]
効能または効果
下記疾患における分泌・運動亢進並びに疼痛
- 胃酸過多、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、痙攣性便秘
- 通常、成人1日0.2〜0.9g(ロートエキスとして、20〜90mg)を2〜3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- (次の患者には慎重に投与すること)
- (1)前立腺肥大のある患者[尿を出にくくすることがある。]
- (2)うっ血性心不全のある患者[心拍数を増加させ、症状を悪化させるおそれがある。]
- (3)不整脈のある患者[心拍数を増加させ、症状を悪化させるおそれがある。]
- (4)潰瘍性大腸炎のある患者[中毒性巨大結腸があらわれることがある。]
- (5)甲状腺機能亢進症のある患者[心拍数を増加させ、症状を悪化させるおそれがある。]
- (6)高温環境にある患者[汗腺分泌を抑制し、体温調節を障害するおそれがある。]
薬効薬理
- ロートコンの35%エタノールエキスには l-ヒヨスチアミン、アトロピン(dl-ヒヨスチアミン)及びスコポラミンが含まれており、体内各部位に分布するムスカリン様受容体において、副交感神経性及び外因性のアセチルコリンと競合的に桔抗する(→硫酸アトロピン、臭化水素酸スコポラミン)ため、種々の反応を引き起こす。同エキスは、ウサギ摘出回盲部の自動運動を可逆的に抑制し、またマウス摘出小腸、モルモット及びウサギ摘出回盲部のアセチルコリンによる収縮を抑制する。水温浸液は、モルモット摘出小腸において、アセチルコリン、ヒスタミン、塩化バリウムによる収縮反応を抑制する。なお、アトロピンは迷走神経刺激、食物刺激、ガストリン又はヒスタミンによる胃酸又はペプシンの分泌を抑制するほか、抗ストレス胃潰瘍作用胃細胞保護作用、小腸運動及び腸液分泌抑制作用、鎮痛作用があることが知られている。一方、スコポラミンには血圧下降作用及び鎮けい作用が認められている。ロートエキスの経口投与はモルモットでの電気刺激により起こされる咳そう反射を抑制するとの報告がある。胃細胞保護作用、小腸運動及び腸液分泌抑制作用、鎮痛作用があることが知られている。一方、スコポラミンには血圧下降作用及び鎮けい作用が認められている。ロートエキスの経口投与はモルモットでの電気刺激により起こされる咳そう反射を抑制するとの報告がある。
★リンクテーブル★
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炭酸水素ナトリウム、ロートエキス散、ゲンチアナ末、l-メントール
- 関
- 健胃消化剤
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- 英
- scopolia extract
- ラ
- extractum scopoliae
- 商
- ベルサン
- 関
- ヒヨスチアミン、ハシリドコロ
[★]
- 英
- extract
- 関
- 抽出、抽出液、抽出エキス、抽出物