- 英
- rosin
- 同
- コロホニウム colophony、レジン、松脂 まつやに
- 関
- ピッチ
WordNet
- translucent brittle substance produced from pine oleoresin; used especially in varnishes and inks and on the bows of stringed instruments
- rub rosin onto; "rosin the violin bow"
PrepTutorEJDIC
- ロジン(バイオリンなどの弦にこすりつける固型の松やに) / 〈バイオリンの弓など〉‘に'ロジンを塗る
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/12 18:41:52」(JST)
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ロジン(英: Rosin)は、マツ科の植物の樹液である松脂(まつやに)等のバルサム類を集めてテレピン精油を蒸留した後に残る残留物で、ロジン酸(アビエチン酸、パラストリン酸、イソピマール酸等)を主成分とする天然樹脂である。コロホニーあるいはコロホニウムとも呼ばれる。
目次
- 1 名称
- 2 性状
- 3 生産
- 4 用途
- 5 脚注
- 6 関連項目
名称
英語では、Colophony(コロホニー)、Greek pitch(グリーク・ピッチ)とも呼ばれる。ロジン関連品は、旧時海軍で甲板の防水、滑り止めによく使われたことから、Naval stores(ネーバル・ストアーズ)と総称されることがある。中国語では「松香」(ソンシアン、sōngxiāng)と呼ばれる。
性状
常温では、黄色から褐色の透明性のあるガラス様の固体である。樹液としての松脂(生松脂)にはテレピン油などの常温で液体の揮発性成分も含まれ、揮発性成分が蒸発してしまうと固まってロジンとなるが、これにはピッチ分なども含むので、近代的な化学設備で蒸留精製したものとは成分が異なる。粉末に加工すると淡黄色から黄色であるが、熱を受けて容易に固結する。
純度、原料の樹種、製法などによって性状が異なるが、一般的に、75℃前後で軟化し[1]、約100℃を超えると液体となる。貿易では、熱い液状で鉄ドラムに詰め、冷え固まった状態で輸出されている。
可燃性で、黒煙を出しながら燃える。粉末にして火にくべると燃えやすく、中国などの時代劇では火薬の様な使い方をするシーンが登場する。
アルコール、エーテル、ベンゼン、クロロホルムに可溶。水に不溶。
生産
主産地は、中華人民共和国広西チワン族自治区、広東省、福建省、雲南省、江西省、ベトナム、インドネシア、アメリカ合衆国、ニュージーランド、ブラジル、インドなど。中国が世界の約3/5(年産約60万トン)を生産している。
産地によって生松やにの採取に使われる樹種は異なり、アメリカ合衆国ではスラッシュマツが、中国では主にバビショウ(タイワンアカマツ)、ウンナンマツ、ケシアマツとアメリカから移入されたスラッシュマツが用いられる。
また、製造方法についても地域によって違いがあり、アメリカ合衆国では製紙工場でクラフトパルプを作るときに副生する粗トール油を蒸留して作るトールロジンが主であるが、アジアでは、松やにを直接立木から集め、蒸留分離して得るガムロジンが主である。他に、伐採した松の木の根から抽出して集めるウッドロジン(Wood rosin)もある。
天産品のため、天候や需要などの要因で価格が大きく変動する商品である。2009年末より、原料の生松やにの不足と需要の旺盛さから、ガムロジンの価格は高騰を続けており、2009年に1トン約1000ドル程度であったものが、2010年5月に2000ドルを突破、2010年末には3000ドルを突破し、2011年に入っても高値を更新[2]、4月には3400ドル強の最高値をつけるなど高騰がつづいた。2011年末に急落し、いったん2000ドルを切ったが、2013年9月以降2000ドルを超える高値で推移している[3]。
用途
ロジンのままでは滑り止め(野球のロジンバッグ、ダンス会場などでの床面への粉末散布、バイオリンなどの弦楽器の弓への塗布)、はんだ用フラックス、レンズ研磨器具、香料、粘着剤、はえ取り紙などに使われる。
日本薬局方にロジンは収載されている。主にプラスター、貼り薬など、外用薬の原料にされる。
昔は、手紙の封印用の樹脂にも使われた。また、劇用のビール瓶にはロジンで作られているものもあり、簡単に割れ、人を殴っても怪我をしないが、粉々になる点が本物と異なる。
中国では、旧時燃料や着火剤としても使われた。また、アヒルなどの家禽の羽根の根本をきれいに抜くのに、あらかた毛抜きをした家禽を熱したロジンに漬け、冷え固まったところで、はがすことが行われていたが、現在は禁止されている。
他の化学品と反応させて作る製紙用サイズ剤、印刷インキ、塗料、接着剤、電子部品などの洗浄剤、医薬、チューインガムベース、香料、スチレン・ブタジエンゴムなどの合成ゴムの重合用乳化剤などの原料となる。印刷インキ、塗料、顔料の表面コーティング、フラックスなどの用途の一部には水素を添加して脱色した水素化ロジン(hydrogenated rosin)も使われ、重合用乳化剤には不均化ロジン(disproportionated rosin)が使われるなど、より物性が用途に適するように加工した各種ロジン誘導体も製造されている。
なお、ロジンを蒸留する際に残るピッチや低沸点の樹脂はバイオマス燃料として利用されている。
脚注
- ^ 中国の国家規格『GB/T8145-2003 ガムロジン』では等級により76℃、75℃、74℃と変わる。
- ^ 『化学工業日報』2011年2月25日、東京・化学工業日報社
- ^ 「中国ガムロジン高値継ぐ」『化学工業日報』2015年7月2日p8、東京・化学工業日報社
関連項目
Japanese Journal
- クロージング・リマーク (特集 2014北東アジア経済発展国際会議(NICE)イン新潟)
- 4ステップで実践! 預かり資産コンサルティング入門(最終回)投資信託(ステップ4)クロージング お客様の「不安」を感じ取り解決策を一緒に考えていますか?
- ソフトクロージング・オープニング不変性を正則化項に用いた画像雑音除去 (通信方式)
- 藤原 直也,中静 真,飯國 洋二
- 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 113(465), 139-144, 2014-03-06
- NAID 40020046133
Related Links
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- ロジン(英: Rosin )は、マツ科の植物の樹液である松脂(まつやに)等のバルサム類を集めてテレピン精油を蒸留した後に残る残留物で、ロジン酸(アビエチン酸、パラストリン酸、イソピマール酸等)を主成分とする天然樹脂である。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分 (散剤 100g中)
添加物 (散剤)
- 脱脂綿短繊維,ロジン,カルボキシビニルポリマー,ケイソウ土
有効成分 (液剤 100mL中)
添加物 (液剤)
効能または効果
- 歯肉切除などの歯周外科領域における患部の包填
- 用時,適量の散剤と液剤を練和して適用する。
練和法
- 容器より散剤と液剤を練板(ガラス,紙)上に適量 (目安として散剤:液剤を,4:1〜5:1) 取り出し,スパチュラで適度な粘度を有した泥状(パテ状)になるように約1分間程度練和する。その後,練板上の本剤をある程度の形態 (練和された本剤がスパチュラで練板上から取りやすい形態) にした後,練板上から手掌上に置き,指と手掌で適度な形態 (直径約5mm程度かストッピングよりやや太めで,貼付部位と同程度の長さ) に整える。
貼付(装着)法
- 本剤を歯面へ強固に付着させるためには,創面の止血,乾燥を必要とするため,乾いた滅菌ガーゼで創面の止血と乾燥を行い始めた頃より,本剤の練和に着手する。
- 練和した本剤をストッピングよりやや太め (直径約5mm程度) で,貼付部位と同程度の長さの棒状に丸める。
- 棒状の本剤を2本〔通常は唇舌側,頬舌側の2ヵ所,MGS (Muco Gingival Surgery) では1ヵ所の場合もある〕作る。
- 棒状の本剤をまず唇側(頬側)に置き,唇側より圧接する。その後同様にして舌側(口蓋側)を行う。
- 唇舌(頬舌)的に本剤が剥がれないように,外科用エレバトリュームで歯間部の本剤を圧接する。
- 創面が本剤により覆われていることを確認を行う。
- 本剤貼付後,術者が頬粘膜や唇,舌などを動かしたり,患者自身が舌などを動かして,余剰な本剤があれば取除く (余剰な本剤は貼付後の緩み,脱離につながると同時に,咀嚼時や談話時での機能障害や褥創性潰瘍の原因となる)。
- ポケット掻爬術や歯肉剥離掻爬術の再付着を期待する術式では,本剤を創面よりやや根尖側寄りに置き,歯根の方向から歯冠側に圧接し,歯肉切除術や歯肉整形術のような瘢痕治癒を期待するような術式では創面と同位置もしくは少し歯冠側に置き,歯冠側から歯根側に向かって圧接するとよい。
- MGSの場合,錫箔との併用が望ましい場合がある。
- 本剤貼付後約15分経過した時点で,出血や緩みなどのないことを確認した後,諸注意を与え患者を帰宅させる。
貼付(装着)後の注意事項
- 通常は,本剤装着後1週間はそのままにしておくが,3〜4日の場合もある。
- 1週間後に本剤の除去を行うが,手術法の種類により必要に応じ再度本剤の貼付(装着)を行うことがある。
- 装着期間中に出血が見られたり,本剤の緩み,破損が生じた場合,一旦本剤を除去し,局所の洗浄を行った後,再度本剤の貼付(装着)を行う。
- 本剤装着期間中は硬い食物や刺激性の強いものはできるだけ避けるよう,患者に指示を与える。
- 本剤装着部位以外の部位でのブラッシングは通常通りに行うことを患者に指示する。
薬効薬理
- サージカルパック口腔用の散剤の成分である酸化亜鉛は,局所収れん作用,保護作用および緩和な防腐作用を有している4)。液剤の成分であるチョウジ油は局所麻酔作用と弱い鎮痛作用がある。また数種の細菌,真菌に対して試験管内増殖阻止作用を示す5)。
本剤は散剤と液剤を練合すると,亜鉛とチョウジ油が結合し,硬化する性質を利用した酸化亜鉛ユージノールセメント6) の一種で,これに繊維を配合して靱性を賦与したものである。
これによって創面を覆い,口腔内の物理的,化学的な種々の外部刺激から手術創を保護する7) ので,歯科用繃帯剤といわれている。
有効成分に関する理化学的知見
散剤
一般名:
分子式:
分子量:
性状:
水,エタノール(95),酢酸(100)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。希塩酸又は水酸化ナトリウム試液に溶ける。
空気中で徐々に二酸化炭素を吸収する。
液剤
一般名:
性状:
- 無色〜淡黄褐色澄明の液で,特異な芳香があり,味はやくようである。
エタノール(95)又はジエチルエーテルと混和する。水に溶けにくい。長く保存するか又は空気中にさらすと褐色に変わる。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- pitch
- 関
- 高さ、ロジン、投げる
[★]
- 関
- pitch
[★]
- 英
- colophony
- 関
- ロジン
[★]
- 英
- canagliflozin
- 商
- カナグル
- Naグルコース共輸送体SGLT2阻害薬;2型糖尿病治療
- カナグル:規格 100mg錠のみ、大きさ 直径7.6mm,厚さ3.4mm、朝食後or朝食前1日1回 1回1錠
[★]
- 英
- cefsulodin、cefsulodin sodium
- 関
- セフスロジンナトリウム
[★]
- 英
- cefsulodin sodium
- 関
- セフスロジン
[★]
- 英
- dapagliflozin
- 商
- フォシーガ