トコフェロール、ブロメライン
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- 作成又は改訂年月 **2011年2月改訂(第9版) *2008年6月改訂 日本標準商品分類番号 872559 日本標準商品分類番号等 再評価結果公表年月(最新) 1983年4月 薬効分類名 痔疾患《内服》治療剤 承認等 *ヘモナーゼ配合錠 販売名 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・含量(1錠中)
- ブロメライン…35,000ブロメライン単位
トコフェロール酢酸エステル…10mg
添加物
- 結晶セルロース、カルメロースカルシウム、タルク、乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム、セラセフェート、白色セラック、ヒマシ油、白糖、沈降炭酸カルシウム、アラビアゴム末、酸化チタン、カルナウバロウ、サラシミツロウ、合成ケイ酸アルミニウム、含水二酸化ケイ素
効能または効果
- ・痔核・裂肛の症状(出血、疼痛、腫脹、痒感)の緩解
- ・肛門部手術創
- 通常成人1回1錠を1日3〜4回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 血液凝固異常のある患者[フィブリン溶解作用により、出血傾向を増強することがある。]
- 重篤な肝障害・腎障害のある患者[代謝、排泄能の低下により、本剤の作用が増強することがある。]
薬効薬理
- 平松5)は、ブロメライン50〜100mg/kgをラットに経口投与し各種起炎剤による炎症を抑制したと報告している。
- Izakaら1)はラットのカラゲニン浮腫に対してブロメラインの腸溶性顆粒(ブロメラインとして73.5〜120.8mg/kg)を投与すると抗浮腫作用が認められたと報告している。
- Didisheimら6)は、in vitroでブロメラインのフィブリン溶解作用、凝塊溶解作用を確認し、またフィブリノーゲン分解作用は他のたん白分解酵素に比して弱く、トロンビン時間は短縮しなかったと報告している。
- 荒木ら7)はラットの抗血清浮腫に対してブロメライン25〜200mg/kgを経口投与し抗浮腫作用を認めた。また、トコフェロール酢酸エステル単独では10〜80mg/kgの経口投与でほとんど抗浮腫作用が認められなかったが、ブロメラインとトコフェロール酢酸エステルをヘモナーゼとほぼ同一の5:1(重量比)で配合し50mg+10mg/kg/day、100mg+20mg/kg/dayを6日間投与し抗浮腫作用が認められたと報告している。
- 荒木ら7)はラットを用いて創傷治癒実験を行い、ブロメライン100mg/kgの経口投与では対照群とほとんど差が認められなかったが、トコフェロール酢酸エステル単独投与20mg/kgとブロメライン100mg/kg+トコフェロール酢酸エステル20mg/kgの配合投与では対照群に対して創傷治癒作用が認められたと報告している。
有効成分に関する理化学的知見
性状
- 無色〜黄色澄明の粘性の液で、においはない。エタノール(99.5)、アセトン、クロロホルム、ジエチルエーテル、ヘキサン又は植物油と混和する。エタノール(95)に溶けやすく、水にほとんど溶けない。旋光性を示さない。空気及び光によって変化する。
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商品
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ブロメライン、トコフェロール酢酸エステル(トコフェロール)