プラノプロフェン
Japanese Journal
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
プランサスシロップ1.5%
組成
有効成分
含量(1mL中)
添加物
- 安息香酸ナトリウム、エタノール、カルメロースナトリウム、クエン酸水和物、結晶セルロース、香料、ジメチルポリシロキサン、ショ糖脂肪酸エステル、精製白糖、二酸化ケイ素、パラオキシ安息香酸ブチル、ヒプロメロース、プロピレングリコール
禁忌
- 消化性潰瘍のある患者
[プロスタグランジン生合成抑制により、胃の血流量が減少し消化性潰瘍が悪化することがある。]
- 重篤な血液の異常のある患者
[副作用として血液障害が報告されているため血液の異常をさらに悪化させるおそれがある。]
- 重篤な肝障害のある患者
[副作用として肝機能障害が報告されているため肝障害をさらに悪化させるおそれがある。]
- 重篤な腎障害のある患者
[腎血流量減少や腎での水及びNa再吸収増加を引き起こし、腎機能を低下させるおそれがある。]
- 重篤な心機能不全のある患者
[腎のプロスタグランジン生合成抑制により、浮腫、循環体液量の増加が起こり、心臓の仕事量が増加するため症状を悪化させるおそれがある。]
- 重篤な高血圧症の患者
[プロスタグランジン合成阻害作用に基づくNa・水分貯留傾向があるため血圧をさらに上昇させるおそれがある。]
- 本剤の成分に過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者
[重症喘息発作を誘発する。]
- 妊娠末期の婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- 下記疾患の解熱
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
- 通常幼小児1回0.2mL/kg(プラノプロフェンとして3.0mg/kg)を標準用量として頓用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、原則として1日2回までとする。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
- 副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。なお、原則として成人用量(75mg/回)を超えないことが望ましい。
慎重投与
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者
[消化性潰瘍を再発させることがある。]
- 血液の異常又はその既往歴のある患者
[血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある。]
- 出血傾向のある患者
[血小板機能異常が起こることがあるため出血傾向を助長するおそれがある。]
- 肝障害又はその既往歴のある患者
[肝障害を悪化又は再発させるおそれがある。]
- 腎障害又はその既往歴のある患者
[腎機能を低下させるおそれがある。]
- 心機能異常のある患者
[心機能を悪化させるおそれがある。]
- 高血圧症の患者
[血圧を上昇させるおそれがある。]
- 過敏症の既往歴のある患者
- 気管支喘息の患者
[重症喘息発作(アスピリン喘息)を誘発することがある。]
- SLE(全身性エリテマトーデス)、潰瘍性大腸炎、クローン病の患者
[これらの疾患を悪化させるおそれがある。]
- 新生児及び乳児(「小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
(頻度不明)
- ショック(胸内苦悶、呼吸困難、冷汗、血圧低下、頻脈等)、アナフィラキシー様症状(発疹、喉頭浮腫、呼吸困難等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、これらの症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
喘息発作の誘発
(0.1%未満)
- 喘息発作の誘発があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)
(頻度不明)
- このような副作用があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全、ネフローゼ症候群
(頻度不明)
- このような副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
消化性潰瘍、胃腸出血
(頻度不明)
- このような副作用があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。
肝機能障害、黄疸
(頻度不明)
- 肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、肝機能検査値に注意するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性肺炎、好酸球性肺炎
(いずれも頻度不明)
- 間質性肺炎、好酸球性肺炎があらわれることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難等の症状があらわれた場合には投与を中止し、速やかに胸部X線検査、血液検査等を実施し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
薬効薬理
解熱作用
- ウサギでのTTGによる発熱試験において、プラノプロフェンはインドメタシン、イブプロフェン、アスピリンより強い発熱抑制を示したが、正常体温に対してはほとんど影響を与えなかった。7)
また、LPSにより発熱させたウサギに対し、プラノプロフェンシロップを経口投与したところ、用量依存的な解熱作用を示した。
作用機序
- プラノプロフェンはアラキドン酸カスケード中のシクロオキシゲナーゼ活性を阻害することにより、プロスタグランジンの産生を抑制すると考えられる。本剤の解熱作用は、視床下部の体温調節中枢におけるプロスタグランジンE2の産生抑制によるとされている。8)9)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- (2RS)-2-(10H-9-Oxa-1-azaanthracen-6-yl)-propanoic acid
分子式
性状
- 白色〜微黄白色の結晶性の粉末である。N,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、酢酸(100)にやや溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、アセトニトリル、エタノール(95)又は無水酢酸に溶けにくく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくく、水にほとんど溶けない。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- pranoprofen
- 商
- ニフラン、ハオプラ、バルライザー、プランサス、プランドフェン、プロラノン、ムルキナ、ルポック
- 関
- ザルトプロフェン
[★]
- 英
- plan
- 関
- 計画、予定