- 英
- phenytoin sodium
- 関
- フェニトイン
UpToDate Contents
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- 1. フェニトイン中毒 phenytoin poisoning
- 2. 抗てんかん剤の薬理学 pharmacology of antiepileptic drugs
- 3. 無脳症 anencephaly
- 4. 反社会性人格障害の治療 treatment of antisocial personality disorder
- 5. 三環系抗うつ剤中毒 tricyclic antidepressant poisoning
Japanese Journal
- フェニトイン,フェニトイン・フェノバルビタール,フェニトイン・フェノバルビタール・安息香酸ナトリウムカフェイン,フェニトインナトリウム (医薬品・医療機器等安全性情報(No.260)) -- (重要な副作用等に関する情報)
- フェニトイン,フェニトインナトリウム,フェニトイン・フェノバルビタール,フェニトイン・フェノバルビタール・安息香酸ナトリウムカフェイン (医薬品・医療機器等安全性情報(No.220)) -- (重要な副作用等に関する情報)
Related Links
- アレビアチン注250mg,フェニトインナトリウム注射液. ... 以上の用量で発作が抑制 できないときには、30分後更にフェニトインナトリウムとして100~150mgを追加投与 するか、他の対策を考慮する。小児には、成人量を基準として、体重により決定する。本 剤の ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アレビアチン注250mg
組成
成分・含量
- 1アンプル5mL中フェニトインをフェニトインナトリウムとして250mg
添加物
- 1アンプル5mL中水酸化ナトリウム36.5mg,プロピレングリコール2mL,エタノール0.525mL,pH調節剤適量
禁忌
- 本剤の成分またはヒダントイン系化合物に対し過敏症の患者
- 洞性徐脈,高度の刺激伝導障害のある患者〔心停止を起こすことがある.〕
- タダラフィル(アドシルカ)を投与中の患者〔「相互作用」の項参照〕
効能または効果
- てんかん様けいれん発作が長時間引き続いて起こる場合(てんかん発作重積症)
- 経口投与が不可能で,かつ,けいれん発作の出現が濃厚に疑われる場合(特に意識障害,術中,術後)
- 急速にてんかん様けいれん発作の抑制が必要な場合
- 本剤の有効投与量は,発作の程度,患者の耐薬性等により異なるが,通常成人には,本剤2.5〜5mL(フェニトインナトリウムとして125〜250mg)を,1分間1mLを超えない速度で徐々に静脈内注射する.
以上の用量で発作が抑制できないときには,30分後さらに2〜3mL(フェニトインナトリウムとして100〜150mg)を追加投与するか,他の対策を考慮する.小児には,成人量を基準として,体重により決定する.
本剤の投与により,けいれんが消失し,意識が回復すれば経口投与に切り替える.
- 眼振,構音障害,運動失調,眼筋麻痺等があらわれた場合は過量になっているので,投与を直ちに中止すること.また,意識障害,血圧降下,呼吸障害があらわれた場合には,直ちに人工呼吸,酸素吸入,昇圧剤の投与など適切な処置を行うこと.用量調整をより適切に行うためには,本剤の血中濃度測定を行うことが望ましい.
- 急速に静注した場合,心停止,一過性の血圧降下,呼吸抑制等の循環・呼吸障害を起こすことがあるので,1分間1mLを超えない速度で徐々に注射すること.また,衰弱の著しい患者,高齢者,心疾患のある患者ではこれらの副作用が発現しやすいので,注射速度をさらに遅くするなど注意すること.
慎重投与
- 衰弱の著しい患者,高齢者,心疾患のある患者〔心停止,呼吸停止が起こりやすい.〕
- 肝障害のある患者〔肝障害の悪化,また,血中濃度上昇のおそれがある.〕
- 血液障害のある患者〔血液障害が悪化するおそれがある.〕
- 薬物過敏症の患者
- 甲状腺機能低下症の患者〔甲状腺機能の異常をきたすおそれがある.〕
- 糖尿病の患者〔インスリン非依存型糖尿病の患者で,高血糖を起こしたとの報告がある.〕
重大な副作用
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)
- 観察を十分に行い,発熱,紅斑,水疱・びらん,そう痒感,咽頭痛,眼充血,口内炎等の異常が認められた場合には,投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと.
過敏症症候群
- 初期症状として発疹,発熱がみられ,さらにリンパ節腫脹,肝機能障害等の臓器障害,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと.なお,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く,発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること.
SLE様症状
- SLE様症状(発熱,紅斑,関節痛,肺炎,白血球減少,血小板減少,抗核抗体陽性等)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと.
再生不良性貧血,汎血球減少,無顆粒球症,単球性白血病,血小板減少,溶血性貧血,赤芽球癆
- 観察を十分に行い,異常が認められた場合には,減量または投与を中止するなど適切な処置を行うこと.
劇症肝炎,肝機能障害,黄疸
- 劇症肝炎,著しいAST(GOT),ALT(GPT),γ-GTPの上昇等を伴う重篤な肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと.
間質性肺炎
- 発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎(肺臓炎)があらわれることがあるので,このような症状があらわれた場合には,投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと.
心停止,心室細動,呼吸停止
- 注射速度や患者の状態により,これらの症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような場合には,投与を中止し,直ちに適切な処置を行うこと.〔「禁忌」,「慎重投与」,「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照〕
強直発作
- 観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと.
悪性リンパ腫,リンパ節腫脹
- 観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には,減量するなど適切な処置を行うこと.
小脳萎縮
- 長期投与例で,小脳萎縮があらわれることがあり,持続した本剤の血中濃度上昇との関連が示唆されているので,小脳症状(眼振,構音障害,運動失調等)に注意し,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には,直ちに減量または投与を中止するなど適切な処置を行うこと.
横紋筋融解症
- 横紋筋融解症があらわれることがあるので,観察を十分に行い,筋肉痛,脱力感,CK(CPK)上昇,血中および尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと.また,横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること.
急性腎不全,間質性腎炎
- 急性腎不全,間質性腎炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,投与を中止し,適切な処置を行うこと.
悪性症候群
- 悪性症候群があらわれることがあるので,観察を十分に行い,発熱,意識障害,筋強剛,不随意運動,発汗,頻脈等があらわれた場合には,本剤の投与中止,体冷却,水分補給,呼吸管理等の適切な処置を行うこと.本症発症時には,白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く,また,ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある.
薬効薬理
- フェニトインナトリウムはマウス,ラット等の最小電撃けいれん閾値やペンテトラゾールけいれん閾値に対してほとんど作用を及ぼさないが,最大電撃けいれんに対してそのパターンを変える作用があり,最大電撃けいれんの強直相を強く抑制する7〜10).
また,本剤は神経膜を安定化し11),シナプスにおけるpost-tetanic potentiation(PTP)を抑制する12).
これらのことから,本剤の抗けいれん作用は,けいれん閾値を上昇させることによってもたらされるのではなく,発作焦点からのてんかん発射のひろがりを阻止することによるものと考えられている10, 13).
フェニトインナトリウムをマウスに静注すると,最大電撃けいれん抑制作用は約30分後にピークとなり,その値は1.5時間持続し,以後徐々に減少する14).
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 5, 5-Diphenylimidazolidine-2, 4-dione
分子式
分子量
融点
性状
- 白色の結晶性の粉末または粒で,においおよび味はない.エタノール(95)またはアセトンにやや溶けにくく,ジエチルエーテルに溶けにくく,水にほとんど溶けない.水酸化ナトリウム試液に溶ける.
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- phenytoin
[★]
- 英
- sodium, natrium, Na
- 関
- Na+
血液(血清)中のナトリウム (臨床検査法提要第32版)
尿中のナトリウム
- <20 mEq/l (正常と判断できる範囲)
- >40 mEq/l (腎性腎不全を示唆)
尿Na,Kと血清Naによる血清Naの予測
- 経口摂取と輸液による自由水の摂取がなければ
- 尿([Na+]+[K+]) < 血清[Na+] → 血清[Na+]上昇
- 尿([Na+]+[K+]) = 血清[Na+] → 血清[Na+]普遍
- 尿([Na+]+[K+]) > 血清[Na+] → 血清[Na+]低下
食品中の食塩量
- ほとんどの製品ラベルに記載されている、ナトリウム[g]はそのまま食塩量[g]と考えることができないので、指導する債には注意を促す。
- 分子量から考えるとNa(23), Cl(35.5)なので、ナトリウムx[g]は食塩 x /23 * (23 + 35.5)、つまり2.54 * x [g]となる。
- 例えば、小生が常食している某社のインスタントラーメンにはナトリウム2[g]との記載があるが、これは5.08gの食塩が含まれているということになる。もちろんスープは全部飲む。1日3袋食べたことがあるのだが、、、
臨床関連
[★]
- 英
- thorium、Th
- 関
- トロトラスト、232Th
概念
- 参考1
- 原子番号:90
- 元素記号:Th
- アクチノイド元素の一つ
- 銀白色の金属。
- 安定同位体は存在しない。
- 北欧神話の軍神または雷神トールにちなんで名づけられた。
同位体
- 参考1
同位体
|
NA
|
半減期
|
DM
|
DE (MeV)
|
DP
|
228Th
|
trace
|
1.9116 y
|
α
|
5.52
|
224Ra
|
229Th
|
syn
|
7340 y
|
α
|
5.168
|
225Ra
|
230Th
|
trace
|
75380 y
|
α
|
4.77
|
226Ra
|
231Th
|
trace
|
25.5 h
|
β
|
0.39
|
231Pa
|
232Th
|
100 %
|
1.405 × 1010 y
|
α
|
4.083
|
228Ra
|
234Th
|
trace
|
24.1 d
|
β
|
0.27
|
234Pa
|
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
[★]
- 英
- bird、avian
- 関
- 鳥類