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- 日 本薬 局方 ヒコアト 注射液 添付文書見本 4. 副作用 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を 実施していない。(再審査対象外) A重大な副作用(いずれも頻度不明) 1)連用により薬物依存を生じることがある ...
- NCIの情報を元としたがんに関する薬剤情報や、 添付文書情報をご覧いただけます。 ... タイプ: 支持療法薬剤 英語表記: oxycodone 略号: ヒコアト 分類: 麻薬 あへんアルカロイド系 備考: 複方オキシコドンとして承認。
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Japan Pharmaceutical Reference
販売名
パビナール・アトロピン注
組成
容量
1管中の有効成分
- オキシコドン塩酸塩水和物 8mg
ヒドロコタルニン塩酸塩水和物 2mg
アトロピン硫酸塩水和物 0.3mg
添加物
禁忌
- 重篤な心疾患のある患者
[症状を悪化させるおそれがある。]
- 重篤な呼吸抑制のある患者
[呼吸抑制を増強する。]
- 気管支喘息発作中の患者
[気道分泌を妨げる。]
- 重篤な肝障害のある患者
[昏睡に陥ることがある。]
- 慢性肺疾患に続発する心不全の患者
[呼吸抑制や循環不全を増強する。]
- 痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者
[脊髄の刺激効果があらわれる。]
- 急性アルコール中毒の患者
[呼吸抑制を増強する。]
- アヘンアルカロイド及びアトロピンに対し過敏症の既往歴のある患者
- 緑内障の患者
[アトロピンの抗コリン作用により房水通路が狭くなり眼圧が上昇し、緑内障を悪化させるおそれがある。]
- 前立腺肥大による排尿障害、尿道狭窄、尿路手術術後の患者
[排尿障害を増悪することがある。]
- 器質的幽門狭窄、麻痺性イレウス又は最近消化管手術を行った患者
[消化管運動を抑制する。]
効能または効果
- ○激しい疼痛時における鎮痛・鎮静・鎮痙
- ○激しい咳嗽発作における鎮咳
- ○麻酔前投薬
- 通常、成人には、オキシコドン塩酸塩水和物として、1回3〜8mg(本剤0.375〜1mL)を皮下に注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 心機能障害のある患者
[循環不全を増強するおそれがある。また、アトロピンの抗コリン作用により、心臓に過負荷をかけるおそれがある。]
- 呼吸機能障害のある患者
[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
- 肝・腎機能障害のある患者
[代謝・排泄が遅延し副作用があらわれるおそれがある。]
- 脳に器質的障害のある患者
[呼吸抑制や頭蓋内圧の上昇を起こすおそれがある。]
- ショック状態にある患者
[循環不全や呼吸抑制を増強するおそれがある。]
- 代謝性アシドーシスのある患者
[呼吸抑制を起こすおそれがある。]
- 甲状腺機能低下症(粘液水腫等)の患者
[呼吸抑制や昏睡を起こすおそれがある。]
- 甲状腺機能亢進症の患者
[アトロピンの抗コリン作用により、頻脈、体温上昇等の交感神経興奮様症状が増強するおそれがある。]
- 副腎皮質機能低下症(アジソン病等)の患者
[呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。]
- 薬物依存の既往歴のある患者
[依存性を生じやすい。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 新生児、乳児(「小児等への投与」の項参照)
- 衰弱者
[呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。]
- 痙攣の既往歴のある患者
[痙攣を誘発するおそれがある。]
- 前立腺肥大のある患者
[排尿困難を悪化させるおそれがある。]
- 胆嚢障害及び胆石のある患者
[胆道痙攣を起こすことがある。]
- 炎症性腸疾患のある患者
[巨大結腸症を起こすおそれがある。]
- 高温環境にある患者
[アトロピンの抗コリン作用により発汗抑制が起こり、体温調節が困難になるおそれがある。]
重大な副作用
- (いずれも頻度不明)
- 連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、あくび、くしゃみ、流涙、発汗、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、散瞳、頭痛、不眠、不安、せん妄、振戦、全身の筋肉・関節痛、呼吸促迫等の退薬症候があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、1日用量を徐々に減量するなど、患者の状態を観察しながら行うこと。
- 呼吸抑制があらわれることがあるので、息切れ、呼吸緩慢、不規則な呼吸、呼吸異常等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。なお、本剤による呼吸抑制には、麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)が拮抗する。
- 錯乱、せん妄があらわれることがあるので、このような場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫があらわれるとの報告がある。
- 炎症性腸疾患の患者に投与した場合、麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸があらわれるとの報告がある。
薬効薬理
- 本剤の主成分オキシコドン塩酸塩水和物は、テバイン誘導体に属し、鎮痛・鎮静・鎮咳作用をあらわす。
また、アトロピン硫酸塩水和物はテバイン誘導体にみられる痙攣作用に拮抗するなど、鎮痙作用をあらわす。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- combination of compound oxycodone and atropine
- 同
- ヒコアト
- 商
- パビナール・アトロピン
[★]
- 英
- compound oxycodone and atropine
- 同
- ヒコアト
- 関
- オキシコドン、アトロピン
[★]
- 英
- core
- 関
- 核心、芯、母核、ヌクレオカプシド