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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/05/10 05:54:55」(JST)
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データベース(英: database, DB)は、特定のテーマに沿ったデータを集めて管理し、容易に検索・抽出などの再利用をできるようにしたもの。 狭義には、コンピュータによって実現されたものを言う。OSが提供するファイルシステム上に直接構築されるものや、データベース管理システムを用いて構築されるものを含む。
コンピュータ上では、データの再利用を高速かつ安定に実現するため、データを格納するための構造について様々な工夫が払われており、このデータ構造とアルゴリズムは情報工学において重要な研究分野のひとつである。
データベースをコンピュータ上で管理するためのシステムをデータベース管理システム (Database Management System, DBMS) という。
目次
- 1 データベースの実際例
- 2 データモデル
- 3 ファイルシステムとデータベース
- 4 著作権
- 5 参考資料
- 6 関連項目
- 7 関連学会
- 8 外部リンク
|
データベースの実際例 [編集]
実際のデータベースの例として、次のようなものが挙げられる。
-
- 企業データベース
- 音楽データベース
- 化学データベース
- OPAC
- IPDL
- など
データベースモデル |
基本的なモデル |
階層 |
ネットワーク |
関係 |
オブジェクト関係 |
オブジェクト |
その他のモデル |
多次元 |
スタースキーマ |
XMLデータベース |
列指向 |
Associative |
Concept-oriented |
データモデル [編集]
データモデルとは、データベースに格納するデータをどのように配置するかを論理的・物理的な側面から規定するものである。
データモデルの例は以下に示す通りである。
- 階層型データモデル(ハイアラキカル・データモデル)
- ネットワーク型データモデル
- リレーショナルデータモデル (関係モデル、関係データベース)
- オブジェクトデータモデル (オブジェクト指向、オブジェクトデータベース)
- カード型データモデル
- 構造型データベース
1960年代から70年代にかけては階層型データモデルやネットワーク型データモデルが主流であったが、リレーショナルデータモデルがエドガー・F・コッドによって考案されてからは、それがもっとも広く普及している。
リレーショナルデータモデル [編集]
IBMのエドガー・F・コッドによって考案された[1]現在もっとも広く用いられているデータモデルである。数学の集合論に基づき、複数の関係(リレーション)を基本的なデータ型とする。格納されたデータを獲得するための問い合わせは関係代数ないし関係論理の演算によって行う。
リレーショナルデータモデルに関する詳細は関係モデルと関係データベースを参照されたい。
ファイルシステムとデータベース [編集]
単純なファイルシステムには、それ自体に「データ」を統一的手法で操作する機能はない。ファイルシステムでデータ管理をするためには、データの操作機能を応用プログラム側(アプリケーションソフトウェア側)に持つしかない。しかし、データベースはそれを自ら持つことにより、応用プログラム側でデータの物理的格納状態を知らずとも操作できる。また、データの物理的格納状態に変更があった場合にも応用プログラム側の処理に影響が及ばないことを保障することがデータベースの前提条件となっている(プログラムとデータの独立性)。
著作権 [編集]
情報の選択又は体系的な構成によって創作性を有するものは、著作物として保護されている(著作権法第12条の2)。
参考資料 [編集]
- ^ Derivability, Redundancy and Consistency of Relations Stored in Large Data Banks. IBM Research Report, San Jose, California RJ599: (1969)
関連項目 [編集]
- データモデリング
- データベース設計
- データベース管理システム (DBMS)
- 関係データベース
- オブジェクトデータベース
- XMLデータベース
- インデックス (索引)
- トランザクション
- ACID特性
- ロック
- トランザクション分離レベル
- 分散トランザクション
- オンライントランザクション処理 (OLTP)
- データウェアハウス
- データマイニング
- OLAP
- ディレクトリサービス
- 超高速データベース
- DBM
- オブジェクト関係マッピング
関連学会 [編集]
- 日本データベース学会 http://www.dbsj.org/
- Special Interest Group on Management of Data (ACM SIGMOD)
- http://www.sigmod.org/
- http://www.sigmodj.org/
- 情報処理学会 http://www.ipsj.or.jp/
- 電子情報通信学会 http://www.ieice.org
- Association for Computing Machinery http://www.acm.org/
- IEEE http://www.ieee.org/
外部リンク [編集]
データベースモデル |
|
モデル |
フラット · 階層 · ディメンショナル · ネットワーク · リレーショナル · オブジェクト · オブジェクトリレーショナル
|
|
他のモデル |
Associative · Concept-oriented · 多次元データベース · Semantic · スタースキーマ · XMLデータベース
|
|
実装 |
フラットファイル · Deductive · Document-oriented · RDBMS · ODBMS · ORDBMS · XML-DBMS · Temporal · Triplestores
|
|
データベース管理システム |
|
データモデル - 関係モデル - データベース設計 - 正規化 - 参照整合性 - 関係代数 - 関係論理 - データベース管理システム - 関係データベース管理システム - オブジェクト関係データベース - 分散データベース - トランザクション処理 |
|
概念 |
データベース - ACID - CRUD - NULL - 候補キー - 外部キー - 主キー - スーパーキー - 代理キー
|
|
オブジェクト |
関係 (表) - ビュー - トランザクション - ログ - トリガ - 索引 - ストアドプロシージャ - カーソル - 分割
|
|
SQL |
SELECT - INSERT - UPDATE - MERGE - DELETE - JOIN - CREATE - DROP - COMMIT - ROLLBACK - TRUNCATE - ALTER - WHERE - SAVEPOINT
|
|
構成要素 |
並行性制御 - データ辞書 - JDBC - ODBC - データベース言語 - 問い合わせ言語 - クエリ最適化 - クエリ実行計画
|
|
データベース製品: 関係データベース管理システムの比較 - データベース接続クライアント |
|
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Japanese Journal
- 内海ゆづ子 ,坂野悠司 ,前川敬介 ,岩村雅一 ,黄瀬浩一
- 情報処理学会研究報告. CVIM, [コンピュータビジョンとイメージメディア] 2014-CVIM-193(12), 1, 2014-08-25
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- NAID 110009815609
- 古谷 俊太,和田 俊和,松村 祐貴
- 情報処理学会研究報告. CVIM, [コンピュータビジョンとイメージメディア] 2014-CVIM-193(11), 1-7, 2014-08-25
- 顔画像認識は,犯罪捜査からパーソナルデバイスの個人認証まで,様々な用途で用いられている.しかし,ある質問画像に対して得られた認識結果は,顔のどの部分が根拠となり,その認識結果が得られたのかが明白ではない場合が多い.本研究では,顔画像データベース (以下 DB) を用いて,質問画像に近い画像を 「想起」 することにより,顔画像のどの部分がどの認識結果に対応しているのかを明らかにする方法を提案する.提 …
- NAID 110009815608
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- 週刊教育資料 = Educational public opinion (1308) (1438), 14-15, 2014-08-18
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