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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/11/14 19:03:27」(JST)
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2-メルカプトエタノール |
|
|
|
別称
β-メルカプトエタノール
チオグリコール
モノチオエチレングリコール
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
60-24-2 |
|
特性 |
化学式 |
C2H6OS |
モル質量 |
78.13 g mol−1 |
密度 |
1.11 g cm−3 |
融点 |
−100 ℃
|
沸点 |
157-158 ℃
|
屈折率 (nD) |
1.4996 |
危険性 |
MSDS |
Oxford MSDS |
EU分類 |
有毒 (T) |
Rフレーズ |
R23/24/25, R37/38, R41 |
Sフレーズ |
S26, S36/37/39, S45, S53 |
関連する物質 |
関連物質 |
エチレングリコール
1,2-エタンジチオール |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
2-メルカプトエタノール (2-mercaptoethanol) は示性式 HSCH2CH2OH で表される化合物である。β-メルカプトエタノール、チオグリコールとも呼ばれる。エタノールの2位の炭素原子に結合する水素原子がチオール基で置換された物質である。毒物及び劇物取締法による毒物である。
合成
硫化水素とエチレンオキシドから合成される。
性質
常温では無色透明の液体で、特異な不快臭を持つ。引火性で炎や酸化剤などに接触すると発火する。還元剤として働く。
用途
生化学の分野では 2-メルカプトエタノールの還元性をジスルフィド結合を切断することに利用している。
- CysS-Scys + 2 HOCH2CH2SH → 2 cysSH + HOCH2CH2S-SCH2CH2OH
|
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Japanese Journal
- チオグリコール酸アンモニウムによる職業性接触皮膚炎の1例
- チオグリコール酸添加アルカリ性浴からのPd-Sn合金めっき皮膜の形成
- 野呂 美智雄,藤原 裕
- 表面技術 = The Journal of the Surface Finishing Society of Japan 58(9), 550-552, 2007-09-01
- Pd-Sn alloys were electrodeposited from alkaline baths containing Pd (NH3)Cl2, K2SnO3 and thioglycolic acid. The compositions of the deposits were almost constant at around Pd-50mass%Sn in the current …
- NAID 10019852868
Related Links
- 和名 チオグリコール酸 英文名 Thioglycolic Acid CAS 68-11-1 別名 メルカプト酢酸、mercaptoacetic acid, thioglycollic acid, 2-mercatoethanoic acid, thiovanic acid, mercaptoacetic acid sodium salt, sodium mercatoacetate 収載公 ...
- チオグリコール酸モノエタノールアミン その他の化粧品原料 L-アルギニン グリシン アスコルビン酸 ジェルプロテイン (ポリグルタミン酸) 納豆の糸から生まれたサラサラ浸透の天然高吸水性ポリマー システアミン塩酸塩50 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
販売名
メタボリン注射液50mg
組成
容量
1管中の有効成分
添加物
禁忌
効能または効果
- ビタミンB1欠乏症の予防及び治療
- ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など)
- ウェルニッケ脳炎
- 脚気衝心
- 下記疾患のうちビタミンB1の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
- ●神経痛
- ●筋肉痛、関節痛
- ●末梢神経炎、末梢神経麻痺
- ●心筋代謝障害
- 5.の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
- チアミン塩化物塩酸塩として、通常、成人1日1〜50mgを皮下、筋肉内又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
重大な副作用
- ショック(頻度不明)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- チアミンは、ATP存在下にthiamine diphosphateに変換し、生理作用をあらわす。
すなわち、糖質、蛋白質、脂質代謝において、また、TCAサイクルの関門として重要な位置を占めるピルビン酸の脱炭酸反応や、TCAサイクル内の反応であるα-ケトグルタール酸の脱炭酸反応に関与している。
更に、トランスケトラーゼの補酵素として5炭糖リン酸回路での糖代謝、核酸代謝に関与している。1)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- チアミン塩化物塩酸塩(Thiamine Chloride Hydrochloride)〔JAN〕
化学名
- 3-(4-Amino-2-methylpyrimidin-5-ylmethyl)-5-(2-hydroxyethyl)-4-methylthiazolium chloride monohydrochloride
分子式
分子量
融点
性状
- チアミン塩化物塩酸塩は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。水に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくい。結晶多形が認められる。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- 2-mercaptoethanol
- 同
- チオグリコール thioglycol、2-ヒドロキシ-1-エタンチオール 2-hydroxy-1-ethanethiol
[★]
- 英
- recall
- 関
- 思い起こす、呼び戻す、想起
[★]
- 英
- glyco、glycated
- 関
- 糖、糖化