出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/11/24 21:31:09」(JST)
この項目では、動物について記述しています。その他の用法については「えび」をご覧ください。 |
エビ | |||||||||||||||||||||
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イセエビ Panulirus japonicus
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分類 | |||||||||||||||||||||
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亜目 | |||||||||||||||||||||
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100 g (3.5 oz)あたりの栄養価 | |
エネルギー | 297 kJ (71 kcal) |
炭水化物 | 0.91 g |
- 糖分 | 0 g |
- 食物繊維 | 0 g |
脂肪 | 1.01 g |
- 飽和脂肪酸 | 0.115 g |
- 一価不飽和脂肪酸 | 0.08 g |
- トランス脂肪酸 | 0.008 g |
- 多価不飽和脂肪酸 | 0.13 g |
- ω-3脂肪酸 | 0.067 g |
- ω-6脂肪酸 | 0.045 g |
タンパク質 | 13.61 g |
- トリプトファン | 0.155 g |
- トレオニン | 0.54 g |
- イソロイシン | 0.627 g |
- ロイシン | 1.165 g |
- リシン | 1.297 g |
- メチオニン | 0.397 g |
- シスチン | 0.162 g |
- フェニルアラニン | 0.593 g |
- チロシン | 0.515 g |
- バリン | 0.637 g |
- アルギニン | 1.342 g |
- ヒスチジン | 0.3 g |
- アラニン | 0.842 g |
- アスパラギン酸 | 1.517 g |
- グルタミン酸 | 2.39 g |
- グリシン | 0.801 g |
- プロリン | 0.626 g |
- セリン | 0.555 g |
水分 | 83.01 g |
ビタミンA相当量 | 54 μg (6%) |
- βカロテン | 0 μg (0%) |
- ルテインおよびゼアキサンチン | 0 μg |
ビタミンB1 | 0.02 mg (2%) |
ビタミンB2 | 0.015 mg (1%) |
ビタミンB3 | 1.778 mg (12%) |
パントテン酸(ビタミンB5) | 0.31 mg (6%) |
ビタミンB6 | 0.161 mg (12%) |
葉酸(ビタミンB9) | 19 μg (5%) |
コリン | 80.9 mg (17%) |
ビタミンB12 | 1.11 μg (46%) |
ビタミンC | 0 mg (0%) |
ビタミンD | 2 IU (1%) |
ビタミンE | 1.32 mg (9%) |
ビタミンK | 0.3 μg (0%) |
カルシウム | 54 mg (5%) |
鉄分 | 0.21 mg (2%) |
マグネシウム | 22 mg (6%) |
マンガン | 0.029 mg (1%) |
セレン | 29.6 μg (42%) |
リン | 244 mg (35%) |
カリウム | 113 mg (2%) |
亜鉛 | 0.97 mg (10%) |
コレステロール | 126 mg |
%はアメリカにおける成人向けの 栄養摂取目標 (RDI) の割合。 |
エビは、節足動物門・甲殻亜門・軟甲綱(エビ綱)・十脚目(エビ目) Decapoda に属する動物のうち、ヤドカリ下目とカニ下目を除いた分類群の総称である。
目次
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和語の「えび」は、元々は葡萄のこと、あるいはその色のことを指す言葉であった。葡萄の色に似ていることから蝦・海老のことを「えび」と呼ぶようになった。現在でも「葡萄色」と書いて「えびいろ」とも読む。漢字表記の「海老」や「蛯」の字は曲がった腰を老人に見立てたものである[1]。漢字表記の「鰕」や「蝦」の字は中国でもエビを意味する漢字である[1]。
漢字表記について一部では、
と言われているが、実際にはそこまで厳格に区別しているわけではない。
英語における呼称は大きさにより分けられており、イセエビ程度のサイズでLobster、クルマエビ程度でPrawn、小さなエビはShrimpと呼ばれる。
なお、カブトエビ、ホウネンエビ、カイエビ、ヨコエビ、シャコ、オキアミ、カブトガニなどは、名前に「エビ」とついていたり、姿形がエビと類似しているがエビ目ではない。
体表はキチン質の殻におおわれ、頭胸部と腹部に大きく分けられる。
頭部と胸部は頭胸甲で繋がる。複眼の間に額角(がっかく)という尖った角があり、これの形状も種類を判別する手がかりの一つになる。頭胸甲内の歩脚の近くに鰓をもち、呼吸をおこなう。ヤドカリやカニには陸上生活できるものもいるが、エビには乾燥した陸上で生活できる種類はいない。ただしモエビ科のキノボリエビは湿った陸上で活動する。
頭胸部には13対・26本もの付属肢があり、前の方から2対の触角、大あご、2対の小あご、3対の顎脚、5対の歩脚へと変化している。触角は周囲の様子を探る器官、大あごと小あごは餌を咀嚼する器官、顎脚は餌を掴んだり小さくちぎったりする器官、歩脚は歩くための器官である。分類群によっては顎脚や歩脚の先が鋏に変化しており、このような脚を鋏脚(きょうきゃく)、または鉗脚(かんきゃく)と呼ぶ。ザリガニやロブスターなどは鋏脚が特に大きく発達し、敵に対して大きく振りかざして威嚇したり、敵をはさんで撃退することもある。
腹部は6節に分かれ、それぞれの節が腹甲におおわれ、内部は消化管を囲むように筋肉が発達する。腹節の下部には腹肢をもち、泳ぐ時や卵を抱える時に使う。尾部(しっぽ)は中央の尾節と左右に2対の尾肢があり、尾扇という扇子のような構造となる。敵に襲われたときは腹部を勢いよく下に曲げ、大きく後ろへ飛び退いて逃げる動作を行う。
卵から生まれた子どもは親とは異なった体型で、幼生とよばれる。幼生は水中を漂うプランクトン生活を送り、脱皮を繰り返して変態し、小さなエビの姿となる。ザリガニ類やミナミヌマエビなど、分類群によっては卵の中で変態し、親とほぼ同じ体型で生まれてくるものもある。
多くの種類があって、河川から深海まであらゆる水環境に生息する。食用や観賞用として人とのかかわりが深い種類も多い。
ほとんどのエビが食用にされ、大小さまざまなエビが漁獲・消費されている。陸上の昆虫などと異なり、少ない労力で大量に捕獲できるため、世界中で利用されている。ブラックタイガーなどの場合、販売時には下処理の方法によって有頭エビと無頭エビに分けて表示されることが多い。
天ぷらなどのエビの調理の際には、背ワタを取り、尾の先端を切る下処理が行われることも多い。
「en:Shrimp and prawn (food)」も参照
エビを使った料理は、刺身、茹でエビ、焼きエビ、佃煮、グラタン、寿司、天ぷら、エビフライ、えび団子、ハトシ、焼売、餃子、エビチリ、炒め物、鉄板焼きなど多種多様である。スナック菓子としても、煎餅(えびせん、海老満月)、シュリンプロールなどが作られている。
エビやカニは食物アレルギーを起こしやすく、製品を販売する場合にはエビやカニを原材料で使用している旨を表示することが望ましいとされていたが、2008年度に表示が義務づけられた特定原材料にエビとカニが追加された。
漁法としては主に刺し網、徒手採捕、かご・どうを用いた漁法で漁獲する。第一種共同漁業権対象のものと、それ以外のものがある。スジエビ、テナガエビなどの内水面に棲息するもので第五種共同漁業権が設定されているものもある。
ウシエビ(ブラックタイガー)などのエビは東南アジアを中心とする海外で大規模に養殖されている。これらの海外養殖では養殖場確保のためにマングローブ林が伐採され、養殖後は汚染された湿地が残されるなど、環境問題も指摘されている。なお、海外のエビ養殖の多くは日本及びアメリカ向け輸出用の生産が大半を占めている。
ウィキメディア・コモンズには、十脚目に関連するカテゴリがあります。 |
ウィキスピーシーズに十脚目に関する情報があります。 |
受精卵を水中に放出する根鰓亜目 Dendrobranchiata と、産んだ卵を腹脚に抱えて保護する抱卵亜目 Pleocyemata に大きく分けることができ、異尾下目と短尾下目は抱卵亜目の下位分類となる。
詳細は「クルマエビ亜目」を参照
クルマエビ亜目とも呼ばれる。メスは受精卵を腹脚に抱かず、そのまま水中へ放出する。卵は水中を浮遊しながら発生し、幼生期をプランクトンとして生活する。
詳細は「エビ亜目」を参照
メスが受精卵を腹脚に抱え、孵化まで保護する。エビ亜目とも呼ばれる。根鰓亜目と同じく幼生期をプランクトンとして過ごすが、種類によっては卵の中で幼生期を過ごし孵化する。ヤドカリやカニも抱卵亜目に含まれる。
乾燥酵母エビオス
拡張検索 | 「エビデンスレベル」「エビリファイ」「イセエビ科」 |
Level 内容
1a ランダム化比較試験のメタアナリシス
1b 少なくとも一つのランダム化比較試験
2a ランダム割付を伴わない同時コントロールを伴うコホート研究(前向き研究,prospective study,concurrent cohort studyなど)
2b ランダム割付を伴わない過去のコントロールを伴うコホート研究(historical cohort study, retrospective cohort studyなど)
3 ケース・コントロール研究(後ろ向き研究)
4 処置前後の比較などの前後比較,対照群を伴わない研究
5 症例報告,ケースシリーズ
6 専門家個人の意見(専門家委員会報告を含む)
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