- 英
- imidazoline
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/13 22:46:02」(JST)
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イミダゾリン |
|
IUPAC名 |
4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール |
分子式 |
C3H6N2 |
分子量 |
70.093 |
CAS登録番号 |
[504-75-6] |
SMILES |
C=1NCCN=1 |
イミダゾリン (imidazoline) は、イミダゾールから誘導される含窒素複素環化合物である。環にはイミン結合が含まれ、4位と5位の炭素はイミダゾールと異なって単結合である。イミダゾリンはグアニジンやアミジンと類似の構造を持っている。
イミダゾールの場合と同様に、イミダジンを基本骨格とする物質も、多くの遷移金属の安定カルベンとして使われる。市販の第2世代グラブス触媒の構造の中にも見られる。
生物学的役割
多くのイミダゾリンは生理活性を持っている[1]。生理活性を持つイミダゾリンは、窒素原子に挟まれる炭素原子にアリル基やアルキル基が置換していることが多い。ナファゾリンなどが知られている。
受容体
イミダゾリンには、I1-イミダゾリンレセプターなどのいくつかの受容体がある。I1-イミダゾリンレセプターはホスファチジルコリンの加水分解を引き起こし、ジアシルグリセロール、アラキドン酸、エイコサノイドなどを生成する[2]。さらにナトリウム-水素対向輸送体を阻害し、カテコールアミン合成を促進する。I1-イミダゾリンレセプターのシグナル伝達経路はインターロイキンのものに類似している[2]。
出典
- ^ N. MacInnes and S. Duty (2004). "Locomotor effects of imidazoline I2-site-specific ligands and monoamine oxidase inhibitors in rats with a unilateral 6-hydroxydopamine lesion of the nigrostriatal pathway". Br J Pharmacol 143 (8): 952–959. doi:10.1038/sj.bjp.0706019.
- ^ a b The I1-Imidazoline Receptor and Its Cellular Signaling Pathways PAUL ERNSBERGER, Departments of Nutrition, Medicine, Pharmacology, and Neuroscience, Case Western Reserve School of Medicine, Cleveland, Ohio 44106-4906, USA
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Japanese Journal
- 塩素系ゴムの2-メルカプトイミダゾリン分析法の改良
- 金子 令子,羽石 奈穂子,河村 葉子
- 食品衛生学雑誌 53(1), 2012
- … 食品用の,塩素を含むゴム材質中の2-メルカプトイミダゾリン分析法の検討を行った.公定法のTLC法では測定値を数値化できないため定量ができないという問題があった.そこでHPLCによる測定を検討した結果,移動相を水–メタノール(9 : 1)とし,またメタノール抽出溶液に水を加えて50%メタノール溶液とすることにより妨害ピークの影響を抑え,試験溶液で2 μg/mLまで良好に測定できることを確認した.GC-MSについ …
- NAID 130002109405
- 村井 健一
- 薬学雑誌 130(8), 2010
- This review describes the first method to prepare imidazolines from aldehydes and 1,2-diamines by condensation and successive oxidation using NBS in one-pot operation. The reaction proceed …
- NAID 130000308767
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- イミダゾリン型両性界面活性剤 : 特に眼に対する刺激が低い両性界面活性剤で、ベビーシャンプーなど、低刺激性洗浄剤の基剤として使用されます。食塩を含まないタイプ(NS等)の他、脱塩精製品もございます。
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★リンクテーブル★
[★]
イミダゾリン
- C原子3つとN原子2つに二重結合1つをもつ五員環化合物
[★]
- 英
- imidazoline receptor
- 関
- イミダゾリンレセプター
[★]
- 英
- imidazoline receptor
- 関
- イミダゾリン受容体
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3