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- alpha ray、alpha beam
- 関
- α線、α粒子
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2017/01/27 04:17:37」(JST)
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アルファ粒子 |
組成 |
陽子2個と中性子2個 |
相互作用 |
弱い相互作用
強い相互作用
電磁相互作用
重力相互作用 |
反粒子 |
反ヘリウム原子核 |
発見 |
アーネスト・ラザフォード(1899年) |
電荷 |
+2e |
手前から奥に向かう磁場の中では、正の電荷を持つアルファ粒子は図のように回転運動する
「ローレンツ力」および「フレミング左手の法則」も参照
ベータ線の実態である電子やガンマ線と異なり、ヘリウム4の原子核であるアルファ粒子は一枚の紙すら通過できない。
原子核がアルファ崩壊してアルファ粒子を放出している
アルファ粒子(アルファりゅうし、α粒子、英: alpha particle)は、高い運動エネルギーを持つヘリウム4の原子核である。陽子2個と中性子2個からなる。放射線の一種のアルファ線(α線、英: alpha ray)は、アルファ粒子の流れである。
固有の粒子記号は持たず、ヘリウム4の2価陽イオンとして He2+(より厳密には 4He2+)と表される。
目次
- 1 性質
- 2 検出
- 3 用途
- 4 関連記事
- 5 出典
性質
アルファ粒子は不安定核のアルファ崩壊にともなって放出される。+2の電荷を帯びており、ローレンツ力によって電場や磁場で屈曲される。
α線の速さは核種によって違うが、おおむね 7007150000000000000♠(1.5〜2.0)×107 m/s(秒速1万5000キロから2万キロ)程度である[1]。真空中における光速 7008299792458000000♠2.99792458×108 m/s と比較すると、α線の速さは光速の数%程度にも達するということになる。
電離作用が強いので透過力は小さく、紙や数cmの空気層で止められる。しかし、その電離作用の強さのため、アルファ線を出す物質を体内に取り込んだ場合の内部被曝には十分注意しなければならない。
検出
アルファ粒子を観測するには、電離作用が利用される場合が多く、古典的には帯電した箔検電器やガイガーカウンター、霧箱などが利用されたが、近年はシンチレーション検出器などが利用される場合が多い。ガイガーミュラー管の場合はマイカ窓式のもの、シンチレーション検出器の場合測定部位には硫化亜鉛がよく用いられる[2]。
用途
アルファ粒子は蛍光物質を励起するので、ごく微量のアルファ線源を添加した蛍光物質は夜光塗料として利用される場合もある。
また、アルファ粒子のイオン化作用を利用するために、分析化学機器の検出器にアルファ線源を利用するものも多い。キャンプ用のランタンに微量のトリウムを含有させて、イオン化により炎を安定化させる利用法もある。
関連記事
- 放射線
- 原子核物理学
- アルファ崩壊
- ラザフォード散乱
- 硫化亜鉛→アルファ線の測定によく用いられる物質
出典
- ^ 渡辺久夫 (2003). 親切な物理 (下). 復刊ドットコム. p. 378. ISBN 978-4-83-544069-9.
- ^ α線検出器メーカーのサイト(英文)
放射線(物理学と健康) |
単位 |
放射線量の単位 - 放射能の単位
|
測定 |
放射線・放射能計測機器
|
放射線の種類 |
電磁放射線(X線 - ガンマ線)- 粒子放射線(アルファ線 - ベータ線 - 中性子線 - 陽子線) - 非電離放射線
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物質との相互作用 |
各放射線と物質との相互作用
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放射線と健康 |
基本概念 |
放射線生物学 - 放射線医学 - 放射線被曝 - 保健物理学
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放射線の利用 |
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関連人物 |
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関連用語、その他 |
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Category:放射線
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 実験室 地下水ラドンを線源とした霧箱によるアルファ線の観察
- プルトニウム燃料施設におけるグローブボックス用グローブ材の模擬アルファ線照射効果試験
- 齋藤 浩介,野上 嘉能,古田土 和雄 [他]
- JAEA-research 2012(27), 1-118,巻頭1-2, 2012-09
- NAID 40019528756
- アルファ線を利用した核医学治療 (特集 核医学治療)
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★リンクテーブル★
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