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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ネオザロカインパスタ
組成
有効成分(100g中)
- アミノ安息香酸エチル 25g
塩酸パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル 5g
添加物
- マクロゴール4000
マクロゴール400
サッカリンナトリウム水和物
パラオキシ安息香酸ブチル
香料
黄色4号(タートラジン)
禁忌
- 本剤又は安息香酸エステル(コカインを除く)系局所麻酔剤に対し過敏症の既往歴のある患者
==
==
- メトヘモグロビン血症のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
効能または効果
効能・効果
用法・用量
- 0.1〜0.3gを局所に塗布する。
- 本剤は滅菌綿繊維につけて局所に塗布し、麻酔発現後(通常3〜5分)、滅菌綿繊維で清拭すること。
- 目的達成後は十分洗口させ、本剤を洗去するよう患者を指導すること。
重大な副作用
ショック
(頻度不明)
- ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、血圧降下、顔面蒼白、脈拍の異常、呼吸抑制等の症状が現れた場合には、直ちに使用を中止し、適切な処置を行うこと。
中枢神経
(頻度不明)
- 振戦、けいれん等の中毒症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には、直ちに使用を中止し、ジアゼパム又は超短時間作用型バルビツール酸製剤(チオペンタールナトリウム等)の投与等の適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 本剤は塩酸パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル(テーカイン)にアミノ安息香酸エチルを配合し、塗布後速やかに麻酔が発現し、一定時間麻酔が持続した後覚醒することを目的としている。ガマの神経筋を用いた実験では、ポリエチレングリコールで100倍に希釈した液は2分で伝導中断を起こし60分後に回復した2)。
本剤及びその構成成分である5%テーカイン、25%アミノ安息香酸エチルの眼瞼反射に及ぼす作用は次のとおりである。
有効成分に関する理化学的知見
アミノ安息香酸エチル5)
一般名
- アミノ安息香酸エチル
(Ethyl Aminobenzoate)
化学名
分子式
性状
- 本品は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味はやや苦く、舌を麻ひする。本品はエタノール(95)又はジエチルエーテルに溶けやすく、水に極めて溶けにくい。本品は希塩酸に溶ける。
塩酸パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル6)
一般名
- 塩酸パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル
(p-Butylaminobenzoyldiethylaminoethanol Hydrochloride)
化学名
- 2-(Diethylamino)ethylp-(butylamino)benzoate hydrochloride
分子式
- C17H28N2O2・HCl(分子量:328.88)
性状
- 本品は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはない。本品は水、メタノール、氷酢酸又はクロロホルムに溶けやすく、無水エタノールにやや溶けやすく、エーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- アミノ安息香酸ブチル
[★]
- 英
- benzoic acid
- ラ
- acidum benzoicum
- 関
- 芳香族カルボン酸であり、ベンゼンの1つの水素原子をカルボキシ基で置換した構造となっている。
- 生体内では馬尿酸に代謝され排泄される。
参考
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- benzoin, gum benzoin, gum benjamin
- 関
- ベンゾイン、アンソッコウ
[★]
- 英
- butyl、Bu
- -CH2CH2CH2CH3
[★]
- 英
- aminobenzoic acid、aminobenzoate
- 関
- アミノ安息香酸エステル