- 英
- germ-free animal
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/04/05 15:54:05」(JST)
[Wiki ja表示]
無菌動物(英: Germ-free animals)とは体内および体表に微生物(ウイルスや寄生虫を含む)が存在しない動物(現実的には検出可能な全ての微生物が存在しない動物)。無菌動物はウイルス、細菌、寄生虫などの要因を制御するために無菌のアイソレータ内で飼育される[1] 。無菌動物に既知の細菌や微生物群を定着させた動物はノトバイオートと呼ばれる。無菌動物は哺乳類では妊娠末期の母獣の帝王切開あるいは子宮切断により、魚類、昆虫、鳥類では卵の外側を薬液で滅菌後にアイソレータ内で孵化させることによって作出される。子宮内や卵は一般に無菌状態であるが、微生物で汚染されている場合もあるので、厳密な無菌操作を行っても無菌動物を作出できない場合もある。
無菌動物はプロバイオティクスの研究やコンタミネーションが実験に影響を及ぼすために注意深い制御が必要な研究で用いられる[2]。
無菌動物は、盲腸の容積が大きく、寿命が長いなどの特徴を有する[3]。
関連項目
- ウイルスフリー(イチゴ等で、ウィルスが無い状態の苗または、技術)
脚注・参考文献
- ^ University of Michigan Germ Free Animal Facility - example facility for raising germ-free animals
- ^ Of Probiotics and Possibilities - J. Armbrecht. Dept of Bacteriology, University of Wisconsin-Madison. August 2, 2000.
- ^ http://wwwcrl.shiga-med.ac.jp/home/seminar/toku_sem/sp96/sep10am/home.html
- 光岡知足ほか編集 『獣医実験動物学』 川島書店 1990年 ISBN 4761004282
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 駒井 三千夫,白川 仁
- 無菌生物 = Japanese journal of germfree life and gnotobiology 41(1), 61-68, 2011-09-01
- NAID 10029651324
- 1S2p01 無菌動物から見た腸内フローラの機能(中?それとも外?-腸内環境と微生物,シンポジウム)
- 宇野 裕
- 無菌生物 = Japanese journal of germfree life and gnotobiology 37(1), 36-40, 2007-06-01
- NAID 10019156276
Related Links
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 無菌動物の用語解説 - 国際実験動物委員会 ICLAでは,封鎖方式無菌的手技で得られた動物で,微生物,寄生虫が一切検出できないものと定義している。胎児を無菌環境で開腹して取出し,無菌の ...
- 無菌動物(英: Germ-free animals)とは体内および体表に微生物(ウイルスや寄生虫を含む)が存在しない動物(現実的には検出可能な全ての微生物が存在しない動物)。無菌動物はウイルス、細菌、寄生虫などの要因を制御するために無菌の ...
- 無菌マウスという生き物が売られている。体の外も、中も、無菌だそうだ。作り方を聞いたら驚いた。まず、妊娠していて生まれる直前のネズミの… ... 描写は適当すぎるが無菌状態で帝王切開で取り出すのは事実。残りはでたらめだ ...
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- sterility、sterile、aseptic、germ-free
- 関
- 生殖不能、繁殖不能、不妊、不稔性、無菌性、無菌的、不稔、防腐、不毛
[★]
- 英
- animal
- 関
- 動物性、動物界