黄連解毒湯

出典: meddic

おうれんげどくとう
気逆


和文文献

  • 漢方薬 (特集 まるごと解説! 認知症の薬物療法) -- (BPSDに対する薬物療法)
  • 月刊薬事 = The pharmaceuticals monthly 57(11), 1827-1832, 2015-10
  • NAID 40020609830
  • Industrial Info. 黄連解毒湯のTh17選択的な抑制作用と好中球性気道炎症モデルにおける改善作用
  • 黄芩による薬物性肝障害が疑われた3例:―最近経験した自覚症状の乏しい症例から―

関連リンク

2011年9月6日 ... 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)は、体内にこもった余計な熱を冷まし、消炎、鎮静、 解熱の作用があります。二日酔い、高血圧症、不眠症、胃炎、胃酸過多、皮膚の化膿症 、動悸などに用いられます。

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画像 黄連 解毒 湯 top 黄連 解毒 黄連解毒湯シンワ 180錠クラシエ 黄連解毒湯エキス  ツムラ黄連解毒湯 包装写真黄連解毒湯が適用する自覚症状ツムラ15 黄連解毒湯エキス

添付文書

薬効分類名

  • 漢方製剤

販売名

ツムラ黄連解毒湯エキス顆粒(医療用)

組成

  • 本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.5gを含有する。
   日局オウゴン 3.0g
日局オウレン 2.0g
日局サンシシ 2.0g
日局オウバク 1.5g

添加物

  • 日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖水和物

効能または効果

  • 比較的体力があり、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらする傾向のある次の諸症:
  • 鼻出血、高血圧、不眠症、ノイローゼ、胃炎、二日酔、血の道症、めまい、動悸、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症


  • 通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。


慎重投与

  • 著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。]


重大な副作用

間質性肺炎

  • 発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。また、発熱、咳嗽、呼吸困難等があらわれた場合には、本剤の服用を中止し、ただちに連絡するよう患者に対し注意を行うこと。

肝機能障害、黄疸

  • AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTPの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

腸間膜静脈硬化症

  • 長期投与により、腸間膜静脈硬化症があらわれることがある。腹痛、下痢、便秘、腹部膨満等が繰り返しあらわれた場合、又は便潜血陽性になった場合には投与を中止し、CT、大腸内視鏡等の検査を実施するとともに、適切な処置を行うこと。なお、腸管切除術に至った症例も報告されている。


薬効薬理

循環系に対する作用

  • ラットに経口投与したところ、海馬での局所脳血流量(CBF)が増加した1)

胃粘膜障害に対する作用

  • ラットに経口投与したところ、compound 48/80の単回又は反復投与による腺胃部の粘膜障害部位の面積が縮小し、胃粘膜における過酸化脂質(LPO)量増加、キサンチンオキシダーゼ(XOD)活性上昇及びグルタチオンペルオキシダーゼ活性低下がそれぞれ抑制された2)3)

抗炎症作用

  • ラットに経口投与したところ、卵白アルブミン、ブラジキニンによる足蹠浮腫並びにブラジキニンによる血管透過性亢進がそれぞれ抑制された。また、マウスに経口投与したところ、キシレンによる耳浮腫、酢酸による腹腔内色素漏出が抑制された4)
  • ラットに経口投与したところ、カラゲニンを含ませたコットンペレットによる肉芽腫形成が抑制された5)

作用機序

  • 本剤は、以下の作用により薬理効果を示すことが示唆されている。

血小板凝集抑制作用

  • ヒト血小板において、コラーゲン、アドレナリン、ADP、STA2、アラキドン酸による血小板凝集及びATP放出を抑制し、トロンビン、ADP、STA2によるPlatelet factor 4及びβ-トロンボグロブリン放出を抑制した(in vitro6)


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関連記事黄連」「解毒

黄柏」

  [★]

おうばく
cork tree bark, phellodendron bark
キハダ
Phellodendri Cortex
  • 生薬


気逆」

  [★]

気血水
  • 気の循環の失調であり、身体中心部から末梢へ、あるいは上半身から下半身へ巡るべき気が逆流したために生じた病態。
  • 診断基準として気逆スコアが提案されている。
  • 気逆には、奔豚気、咳逆上気、水逆・嘔逆、厥逆・厥冷がある。
  • 気逆を改善する生薬として桂枝呉茱萸黄連五味子半夏がある
  • 気逆を改善する方剤:
  桂枝 甘草 大棗 生姜 乾姜 人参 茯苓 芍薬 半夏 呉茱萸 黄連 その他
苓桂甘棗湯                      
桂枝加桂湯                    
肘後方・奔豚湯                  
苓桂味甘湯                   五味子    
苓桂朮甘湯                      
桂枝加竜骨牡蠣湯               竜骨 牡蠣  
桂枝人参湯                    
 
黄連湯                
黄連解毒湯                       黄芩 黄柏 山梔子
 
呉茱萸湯                      


心虚」

  [★]

五臓

症状

  • 焦燥感、不安感、集中力の低下、不眠、嗜眠、情緒不安定、顔面紅潮、舌尖の真紅、動悸、脈の結代、胸内苦悶感、息切れ

治療

  • 方剤:
  黄芩 黄連 甘草/炙甘草 乾姜/生姜 人参 大棗 その他
三黄瀉心湯         大黄        
黄連解毒湯         山梔子 黄柏      
半夏瀉心湯 甘草 乾姜 半夏        
炙甘草湯     炙甘草 生姜 阿膠 桂皮 地黄 麦門冬 麻子仁
酸棗仁湯     甘草       酸棗仁 川芎 知母 茯苓  


黄連剤」

  [★]

黄連黄芩少陽病心下痞硬
  • 少陽病・心下痞硬型の代表的方剤
  黄連 黄芩 人参 半夏 乾姜 甘草 大棗 大黄 黄柏 山梔子 桂枝
三黄瀉心湯                
黄連解毒湯              
黄連湯        
半夏瀉心湯        


黄芩」

  [★]

おうごん
Scutellaria root, baical skullcap root
Scutellariae radix
オウゴン黄ごん
コガネバナScutellaria baicalensis
  • 生薬
  • 健胃薬
  • フラボノイド(baicalin)
  • 少陽病の治療方剤である多くの黄連剤柴胡剤に含まれる。
  • 少陽病・心下痞硬型(黄連剤)
  • 薬理作用:清熱作用、抗炎症作用
  • 副作用:間質性肺炎、肝機能障害・黄疸、膀胱炎を表す漢方方剤の中に黄芩を含むものが比較的多い

黄芩を含む漢方方剤

参考

  • 1.
[display]*http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%AC%E3%83%8D%E3%83%90%E3%83%8A


特発性腸間膜静脈硬化症」

  [★]

idiopathic mesenteric phlebosclerosis, IMP
山梔子 サンシシ、間膜静脈、腸間膜静脈硬化症

漢方薬

  • サンシシに含まれるゲニポシドが腸間膜静脈の石灰化と関連していると考えられている。

山梔子を含む方剤


参考

[display]http://ci.nii.ac.jp/naid/10030293861
[display]https://www.jstage.jst.go.jp/article/gee/54/3/54_3_455/_pdf

黄連解毒湯エキス」

  [★]

漢方製剤黄連解毒湯

黄連」

  [★]

おうれん、オウレン
Coptis root, coptis rhizome, golden thread
Coptidis Rhizoma
オウレン属コプティス属


解毒」

  [★]

detoxification, detoxification, elimination
不活化 inactivation





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