- 英
- pelvis (Z)
- 関
- 小骨盤
- N.340-341,342(性差) KA.435(性差, 上面)
血管分布
動脈
- 内腸骨動脈
- 卵巣動脈
- 正中仙骨動脈
- 上直腸動脈
静脈
- 内腸骨静脈
- 卵巣静脈・精巣静脈
- 正中仙骨静脈
- 上直腸静脈
- 内椎骨静脈叢
WordNet
- the structure of the vertebrate skeleton supporting the lower limbs in humans and the hind limbs or corresponding parts in other vertebrates (同)pelvic_girdle, pelvic arch, hip
- a structure shaped like a funnel in the outlet of the kidney into which urine is discharged before passing into the ureter (同)renal_pelvis
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- 骨盤
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/11/18 14:36:59」(JST)
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骨: 骨盤 |
女性の骨盤
男性の骨盤
|
名称 |
日本語 |
骨盤 |
英語 |
pelvis |
画像 |
アナトモグラフィー |
三次元CG |
関連情報 |
MeSH |
Pelvis |
グレイの解剖学 |
書籍中の説明(英語) |
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骨盤(こつばん、pelvis)は大腿骨と脊柱の間で体を支える、強固に一体化した一群の骨の解剖学的名称である。
目次
- 1 構造
- 2 臨床的意義
- 2.1 性差
- 2.2 骨髄移植
- 2.3 骨盤骨折
- 2.4 骨盤開閉
- 3 ギャラリー
- 4 参考文献
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
構造
骨盤
1. 仙骨 2. 腸骨 3. 坐骨 4. 恥骨 5. 恥骨結合 6. 寛骨臼 7. 閉鎖孔 8. 尾骨 赤線は骨盤縁(分界線)
骨盤は、左右1対の寛骨、仙骨、尾骨で構成される。これらの骨はいずれも成長とともに癒合するため個数が変わる。
- 寛骨 : 腸骨、坐骨、恥骨が17歳頃に一体化して1個の寛骨となる。
- 仙骨 : 5個の仙椎が癒合して1個の仙骨となる。
- 尾骨 : 3-6個の尾椎が部分的にあるいは全面的に癒合して尾骨となる。数は不定である(個々人で異なる)
骨接続
- 仙骨は脊柱の下端の骨ではない。下端は尾骨である。
- 坐骨・腸骨・恥骨の結合部が大腿骨との関節になっている。肩関節と同じく球関節で自由度は2である。
臓器接続
骨盤で囲まれる空間には膀胱・子宮・直腸などがあり、それらを固定する後腹膜が腹腔の下端をカップ状に密閉していてダグラス窩と呼ばれる。腹腔内出血や腹水貯留時などには著明に液体貯留を来す部位であり、超音波エコー検査や穿刺の対象となる。
臨床的意義
性差
骨盤は法医学において、頭蓋骨と並んで最も男女差の著明な骨であるため、骨盤が残っていれば性別の鑑定が簡便である。
- 骨盤の中央の孔は男性では三角形に近く、女性では丸い。出産の際に胎児が通るためである。
骨髄移植
腸骨・坐骨の骨髄は、頭蓋骨のそれとともに、成人においても造血を行う。骨髄移植の際はこれらの骨から骨髄液を採取する。
骨盤骨折
総腸骨動脈・内腸骨動脈の近傍での骨折はそれらの動脈を傷つけ、致死的な腹腔内出血を起こす。交通事故や転落事故においては、頸椎損傷・胸部外傷に次いで重篤な事態であり、それらに次ぐ優先度で骨盤の動揺・圧痛の有無を確認し、骨盤固定処置を行わなければならない。
「JPTEC」を参照
骨盤開閉
女性では恥骨結合が、初潮の1年以上前までは前傾して女児型だが、初潮を挟む前後1年から出産時に胎児を通すため直立傾向(女性成人型)へ転換し始め、初経の1年後以降には直立傾向(女性成人型)となる[1]。若年出産またはそれを経験した経産婦では安産になりやすいのはそのためである。また半関節の仙腸関節について、カイロプラクティックでは可動であり可動性亢進関節になることがあるとしている。
ギャラリー
参考文献
関連項目
- 人間の骨の一覧
- 骨盤臓器脱
- ウェヌスのえくぼ - 仙骨後面にみられる一対のくぼみを指す表現
外部リンク
|
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- ^ 『初経』をキーにした現代ティーンの成長と体型変化について
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Japanese Journal
- 骨盤臓器脱,尿失禁,便失禁を伴う女性の性機能質問票(PISQ-IR)の日本語版作成と言語学的妥当性の検討
- 巴 ひかる,井上 雅,木元 康介 [他]
- 日本泌尿器科学会雑誌 = The Japanese journal of urology 105(3), 102-111, 2014-07
- NAID 40020129982
- 股関節の臨床的評価方法 (特集 股関節の運動機能と評価方法)
- 小関 弘展,岩永 斉,佐久田 衛 [他]
- The Japanese journal of rehabilitation medicine 51(6), 374-377, 2014-06
- NAID 40020142633
Related Links
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★リンクテーブル★
[★]
- 32歳の男性。建築現場で作業中に約 10 m転落し、搬入された。来院時、ネックカラーを装着されバックボード上に全脊椎固定されており、意識レベルは JCSI-3で右殿部の痛みがあるという。身長 178 cm、体重 70 kg。体温 36.4 ℃。脈拍 112 /分、整。血圧 90/50 mmHg。呼吸数 24/分。 SpO2 100% (リザーバー付マスク 10 l/分酸素投与下 )。気道は開通しており呼吸困難はない。皮膚は蒼白で冷汗を伴い、橈骨動脈の拍動は弱い。明らかな外出血はなく、右下肢は変形は明らかでないが左と比較すると短縮がある。顔面、頸部および胸部に異常を認めない。超音波検査で心嚢、両側の胸腔および腹腔に液体貯留を認めない。胸部エックス線写真に異常を認めない。
- 次に行うべき単純エックス線撮影の部位はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108H023]←[国試_108]→[108H025]
[★]
- 英
- gait, walking
- 関
- 股関節の運動に関与する筋、歩行運動
幼児の歩行
- 12ヶ月:上肢の挙上(high guard)
- 15ヶ月:上肢の中等度の挙上(medium guard)
- 18ヶ月:上肢が下がっている(no guard) → 腕ふりの出現
異常な歩行と疾患 手技みえ.188改変
[★]
- 英
- pelvic fracture
- ラ
- fractura pelvis
- 関
- 骨盤、骨折
- 研修医当直御法度 第5版 p.204
骨盤の単独骨折 (SOR.680)
- 筋起始部が脆弱で骨単核の融合する直前、すなわち中高生の年齢に好発
- 縫工筋 -上前腸骨棘骨折
- 大腿直筋 -下前腸骨棘骨折
- 大腿二頭筋-坐骨結節骨折
骨盤輪の骨折と脱臼 (SOR.681)
- 恥骨骨折・坐骨骨折:骨盤骨折の中で最も多く35-50%を占める
- 恥骨結合離開:
- 腸骨垂直骨折
- 骨盤輪二重骨折
SLE.127
- 骨盤半側骨折。恥骨結合離開、恥骨弓骨折、腸仙骨関節離開、腸骨翼骨折、仙骨骨折などが発生し、前方骨盤環と後方骨盤環の連続性が立たれた状態。
- 高度の後腹膜血腫(2000-3000ml)、骨盤臓器損傷を合併することが多く、重症。
重度の骨盤の多発骨折 SOR.682-683
合併症
- 前方骨盤輪骨折による膀胱・尿道の損傷が重要。10%の骨盤骨折にみられ、損傷を合併した例の死亡率は5-10%。
- 初診時に自力排尿が可能で尿中に出血を認めない場合以外には、カテーテルの挿入を試みて尿路損傷・出血の有無を確認しなければならない。無理に施行すると損傷を拡大することがあるので慎重に行う。
- 外尿道口に血液が認められている場合には尿道損傷が疑われる。
治療
YN.L41
- 血圧低下と共に尿量が減少したら、まず輸血をおこなう
- 1. 輸液、輸血
- 2. シーツパッキング、サムスリング
- 3. 動脈塞栓術
- 4. 骨盤創外固定
- 5. カンパス牽引
[★]
- 英
- ischial spine, ischiadic spine
- ラ
- spina ischiadica, ossis ischii
- 関
- 尾骨筋、梨状筋、大坐骨孔、仙棘靭帯、仙結節靭帯、寛骨
付着する筋・靭帯
臨床関連
- 産科:分娩の進行を見るために用いる。児頭の固定(-2~-1)から児頭の嵌入(0~+3)に至まで(~第2回旋の進行中。濶部)は触れることができるが、坐骨棘を触れなくなるころにはSP +3~+4となり児頭最大通過面は濶部から峡部にある。SP+4では坐骨棘が触れなくなり、児頭最大通過面は峡部に達し、矢状縫合は骨盤前後径に一致し、第2回旋は終了する。(G10M.214)
[★]
- 英
- broad ligament of uterus (Z), broad ligament of the uterus
- ラ
- ligamentum latum uteri
- 同
- 子宮広靭帯、子宮広靱帯、子宮広皺襞 plica lata uteri
- 関
- 子宮
[★]
- 関
- 骨盤、狭骨盤、産科真結合線
- 狭骨盤:日本産科婦人科学会による狭骨盤の定義は産科真結合線9.5cm未満であり、帝王切開すべきである。近年の日本人で狭骨盤の婦人は非常に珍しい。
- 比較的狭骨盤:産科真結合線が9.5~10.5cm未満の時は比較的狭骨盤で試験分娩の対象。
- 正常骨盤:10.5cm以上
[★]
- 英
- inferior fascia of the pelvic diaphragm, inferior fascia of pelvic diaphragm
- ラ
- fascia diaphragmatis pelvis inferior
- 関
- 上骨盤隔膜筋膜
[★]
- 英
- hip kneeankle foot orthosis HKAFO
- 関
- 立位支持装具、装具
[★]
- 英
- area of the pelvic outlet
- 関
- 骨盤出口
[★]
- 英
- area of the pelvic inlet
- 関
- 骨盤入口