頚椎

出典: meddic

vertebra, spine
cervical vertebra, cervical vertebrae (N), cervical spine
vertebrae cervicales
椎骨胸椎腰椎頚髄






頚椎の評価

研修医当直御法度 第5版 p.185
  • ABCDで読む
  • アライメント、骨、軟骨、(軟部組織の)距離

臨床関連

  概念 疫学 自覚症状 他覚症状
頚椎症状 神経根症状 脊髄症 神経根症 脊髄症
頚椎椎間板ヘルニア 椎間板の退行変性に基づく線維輪断裂部からの椎間板組織の脱出。後方正中ヘルニア→脊髄症。後側方のヘルニア→神経根圧迫 30-50歳代。男性。中下位頚椎 喉頭・頚部から肩甲背部の疼痛、しびれと頚椎運動制限を呈する。通常頚椎の運動時に増悪し、安静にて軽快する。 一側の肩甲背部の疼痛、上肢へ放散する疼痛、しびれと感覚障害、脱力、筋萎縮、筋の線維性攣縮などを呈する 感覚以上は手指、手掌全体に及ぶしびれ感が主体で、体幹、下肢に広がる。運動系では、手指巧緻運動障害を訴える。下肢痙攣麻痺(ぎこちない歩行、階段下降時に手すりが必要、走れない)。進行すると膀胱直腸障害を自覚 神経障害部位に一致した上肢の筋力低下、および筋萎縮、感覚障害、腱反射減弱。Spurlingテスト陽性が多い。 上肢に障害髄説に一致した腱反射低下、筋力低下。それ以下は錐体路障害による腱反射亢進(Hoffmann反射、Rossolimo徴候、Mendel-Bekhterev反射、膝・足クローヌス陽性)。手指巧緻運動障害。感覚障害は初期に上肢、故知に体幹・下肢に拡大。腹壁反射、睾丸挙筋反射消失。Babinski反射陽性。排尿障害は軽微
変形性頚椎症 椎間板の退行変性により、椎間板腔の狭小化、椎体近縁の骨硬化・骨棘形成、椎間関節の狭小化などを生じる。これにより、可動域制限、疼痛、こり感などの局所症状を呈した状態 中下位頚椎。高齢者ではC3-4椎間。 椎間板および椎間関節の変形などによる頚肩部の疼痛、運動制限        
頚椎症性神経根症 変形性頚椎症に加え、神経根症を呈した状態   圧迫に伴う神経根刺激症状として、上肢のしびれ、放散痛、感覚異常(後根)がある。   Jacksonテスト、Spurlingテスト陽性。神経脱落症状としては、感覚鈍麻、脱失および上肢の脱力、筋萎縮筋の線維束攣縮が見られる。  
頚椎症性脊髄症 頚椎症性神経根症に加え、脊髄症を合併した状態。         上肢における巧緻運動障害、myelopathy hand、下肢腱反射亢進、病的反射の亢進、痙性歩行障害などの痙性麻痺および神経因性膀胱などが見られる。
頚椎後縦靭帯骨化症 椎体および椎間板の後面にあり脊柱管の前壁をなす後縦靭帯が肥硬・骨化し、脊髄を緩徐に圧迫して脊髄症状を引き起こす疾患。 後縦靭帯骨化:男性4%、女性2%。 頚椎可動性の減少、肩こり、頚部痛が見られる。重要な障害は圧迫による脊髄症の麻痺症状である。一般に脊髄症は緩徐に進行する。外傷を契機に急激に悪化する場合もある。受診時に、多くの患者は種子のしびれや巧緻運動障害、下肢の痙性麻痺による歩行障害を呈する。

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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/11/07 21:23:35」(JST)

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和文文献

  • 頚椎症性神経根症 (特集 拡大版 新人ナースのために先輩ナースが贈る 超わかりやすい 整形外科疾患ノート : 上肢・脊椎編)
  • 整形外科看護 : 整形外科ナースの知識と実践力アップをサポートする 19(4), 390-393, 2014-04
  • NAID 40020053625
  • 頚椎症性脊髄症 (特集 拡大版 新人ナースのために先輩ナースが贈る 超わかりやすい 整形外科疾患ノート : 上肢・脊椎編)
  • 整形外科看護 : 整形外科ナースの知識と実践力アップをサポートする 19(4), 384-389, 2014-04
  • NAID 40020053624
  • 最新原著レビュー 頚椎後方固定術後C5麻痺の発生率とその危険因子の検討
  • 中島 宏彰
  • 整形外科 = Orthopedic surgery 65(4), 371-374, 2014-04
  • NAID 40020027856
  • 臨床経験 頚椎前方手術後の気道閉塞予防におけるファイバースコープの有用性
  • 池上 大督,松岡 孝志,村田 洋一 [他]
  • 臨床整形外科 49(3), 285-289, 2014-03
  • NAID 40020004711

関連リンク

頚椎(けいつい)は脊椎(せきつい)の上部、首の部分です。 脊椎とは、おおよそ背骨の ことをいい、多くの椎骨(ついこつ) ... 頚椎は7つの骨が椎間板をはさみ連なっており、首 が動くことを可能にしています。その中で一番上で頭蓋骨につながっている部分を環椎( ...
今日整形外科で頚椎椎間板ヘルニアの疑いがあると診断されました。 寝違えたときの ような痛みが続き、2~3日たって ... 私も昔、スノーボードにて転倒して以来、頚部の 痛みや肩~手のしびれなどがあり、MRIをしました。 軽度のヘルニアがある ...

関連画像

上部頚椎首に症状.png頚椎が関与する諸症状頚椎(けいつい) Cervical頚椎・首の骨頚椎の構造頚椎」と「関連する神経 頚椎は神経・動脈・脊髄の


★リンクテーブル★
先読みspine」「vertebra
国試過去問105I071」「097E021
リンク元頚神経叢」「椎骨」「喉頭」「胸椎」「隆椎
拡張検索頚椎骨軟骨症」「頚椎椎間板ヘルニア」「頚椎前縦靭帯」「頭蓋頚椎移行部奇形
関連記事

spine」

  [★]

  • n.

WordNet   license wordnet

「a small sharp-pointed tip resembling a spike on a stem or leaf」
thorn, prickle, pricker, sticker, spikelet

WordNet   license wordnet

「the part of a book''s cover that encloses the inner side of the book''s pages and that faces outward when the book is shelved; "the title and author were printed on the spine of the book"」
backbone

WordNet   license wordnet

「a sharp rigid animal process or appendage; as a porcupine quill or a ridge on a bone or a ray of a fish fin」

PrepTutorEJDIC   license prepejdic

「(またspinal column,《話》backbone)せき柱,背骨 / (書物などの)背 / (ヤマアラシ・サボテンなどの)針,とげ」

vertebra」

  [★] 椎骨

WordNet   license wordnet

「one of the bony segments of the spinal column」

PrepTutorEJDIC   license prepejdic

「脊椎骨」


105I071」

  [★]

  • 34歳の女性。右手のしびれ感を主訴に来院した。2か月前から右手のしびれ感が断続的に続いていた。脈拍68/分、整。血圧120/68mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。頚椎に異常を認めない。右上腕二頭筋反射腕橈骨筋反射とに異常を認めない。握力は両側上肢とも正常範囲内である。右手関節を屈曲するとしびれ感が増強する。触覚低下を認める領域を斜線で表した図を示す。
  • この患者の初期治療として適切なのはどれか。2つ選べ。



[正答]


※国試ナビ4※ 105I070]←[国試_105]→[105I072

097E021」

  [★]

  • 頭部診察の写真を以下に示す。
  • 触診しているのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 097E020]←[国試_097]→[097E022

頚神経叢」

  [★]

cervical plexus
頚神経

皮枝

頚神経叢

前枝 皮枝 小後頭神経      
大耳介神経      
頚横神経      
鎖骨上神経      
筋枝 横隔神経    
オトガイ舌骨筋 C1+(C2+C3)    
甲状舌骨筋 C1+(C2+C3)    
胸骨舌骨筋 C1+(C2+C3)    
胸骨甲状筋 C1+(C2+C3)    
肩甲舌骨筋 C1+(C2+C3)    
  C1 C2 C3 C4 C5
後枝 皮枝 後頭下神経        
大後頭神経        
第三後頭神経        
筋枝 固有背筋  


Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


椎骨」

  [★]

vertebral bone, vertebra vertebae
脊椎骨


種類

頚椎 cervical vertebrae 7
胸椎 thoracic vertebrae 12
腰椎 limbar vertebrae 5
仙椎 sacral vertebrae 5
尾椎 coccygeal vertebrae 1(5-6)

特徴

  環椎 軸椎 頚椎 胸椎 腰椎
椎体の特徴 なし 歯突起 小型で、横径前後径より長い。上面は凹み、下面は膨らむ 心臓型である。肋骨頭関節する(facet)を持つ 巨大。上方ないし下方から見ると腎臓
椎孔の特徴 歯突起が通る   大型で三角 円形で、頚椎腰椎よりも小型である。 三角形。胸椎よりも大きく、頚椎よりも小さい。
横突起の特徴 横突孔がある。 横突孔がある。 横突孔がある。第7頚椎では小型あるいは欠如。椎骨動脈伴行静脈交感神経叢が横突孔を通るが、ただし第7頚椎では小さな頚静脈を通すのみ。前結節後結節がある。 長く丈夫で、後外側に伸びる。第1から第12胸椎に向かって短くなる(第1~第10胸椎には肋骨結節関節するための関節面がある) 長く細い。この突起の基部の後面に副突起がある。
関節突起の特徴 後頭顆を受ける 下関節面は下前方に向く。 上関節面は上後方に向く。下関節面は下前方に向く。 上関節面は後方やや外側に向く。下関節面は、前方やや内側に向く。 上関節面は後内側(ないし内側)を向く。下関節面は、前外側(ないし外側)を向く。上関節突起の後面には乳様突起がある。
棘突起の特徴 なし 先が二分する 第3~第5頚椎では短く先が二分する。第6頚椎では長いが、第7頚椎ではさらに長い。 長く後下方に傾斜する。先端は下位の椎体の高さに達する。 短く丈夫である。
その他 前弓後弓前結節後結節歯突起窩 歯突起      



喉頭」

  [★]

larynx (KL,K)
咽頭

解剖

  • 第4~6頚椎の高さにある。約5cm (KL.612) <→ C3-C6椎体の高さにある(M.571)

組織

呼吸器の上皮の移行

リンパ

  • 声帯上:
  • 上喉頭動静脈に沿って舌骨甲状膜を貫通 → 上内頚静脈リンパ節中内頚静脈リンパ節
  • 喉頭粘膜のリンパ網は、仮声帯、喉頭入口部でよく発達。喉頭蓋基部の小孔を通じて喉頭蓋前間隙のリンパ組織に連絡し、さらに内深頚リンパ節につらなっている。このため声帯上部癌のリンパ節転移率は喉頭癌のうち最も高率(SOTO. 560)
  • 声帯下:
  • 下喉頭動静脈に沿って喉頭前リンパ節・気管リンパ節 → 下内頚静脈リンパ節
  • 喉頭前リンパ節、気管周囲リンパ節につながっている(SOTO. 560)

機能

  • 発声
  • 嚥下の際の気道保護

喉頭の固有筋→喉頭筋

臨床関連

  • 喉頭先天性疾患
  • 喉頭外傷
  • 喉頭異物
  • 喉頭炎症
  • 喉頭非腫瘍性病変
  • 喉頭ポリープ(声帯ポリープ):声帯縁にに好発する広基性、有茎性の浮腫性腫瘤。声帯前1/3に好発。一側性が多い。表面平滑、色調は声帯と異なる。種々の嗄声を示す。保存療法(沈黙療法)で軽快しなければ手術的に切除。
  • 声帯結節:声帯の前1/3に好発。両側性が多い。女性に多く、声を酷使する職業に多い。幼児・学童では男性に多い。表面の色調は声帯と変わらない。嗄声をしめし、気息性嗄声が主。保存療法(沈黙療法)で軽快しなければ手術的に切除。
  • ポリープ様声帯
  • 喉頭肉芽腫
  • 喉頭嚢胞
  • 喉頭角化症/喉頭白色病変/喉頭白色病変/喉頭白板症
  • 喉頭癌




胸椎」

  [★]

thoracic vertebrae (N), thoracic vertebra, Th, T
vertebrae thoracicae
椎骨頚椎腰椎thoracic spine



Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


隆椎」

  [★]

prominent vertebra
vertebra prominens
第七頚椎 第7頸椎 seventh cervical vertebra
頚椎脊椎



Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.


頚椎骨軟骨症」

  [★]

cervical osteochondrosis
頚椎症性脊髄症、頚椎性脊髄症


頚椎椎間板ヘルニア」

  [★]

cervical disc herniation
椎間板ヘルニア


頚椎前縦靭帯」

  [★]

ossification of anterior longitudinal ligament


頭蓋頚椎移行部奇形」

  [★]

craniocervical junction malformation


椎」

  [★]

vertebravertebrae
椎骨



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