Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/03/12 17:40:59」(JST)
骨: 頸椎 | |
---|---|
ヒト頸椎の位置(赤色で示す)。骨は7つあり、上から順に C1, C2, C3, C4, C5, C6, C7と略記される。
第七頸椎 図上が前方。皿のような部分に椎間板(ついかんばん)が乗る。左右の小さな穴(横突孔)には椎骨静脈が通り動脈は通らない[1]、中央の大きな穴には脊髄が走る。図下はいわゆる背骨のように見える棘突起。
|
|
名称 | |
日本語 | 頸椎 |
英語 | cervical vertebrae |
ラテン語 | vertebrae cervicales |
関連構造 | |
上位構造 | 脊椎 |
画像 | |
アナトモグラフィー | 三次元CG |
関連情報 | |
MeSH | Cervical+Vertebrae |
グレイの解剖学 | 書籍中の説明(英語) |
テンプレートを表示 |
頸椎(けいつい、cervical spine)は、椎骨の一部で、頭を支えるための骨である。
ナマケモノなど一部の例外を除き、人間やキリンを含むほとんどの哺乳類の頸椎は七つの骨で構成されている。脊椎の中でも最も可動性が高く上下左右など様々な方向へ動かすことができる。 第一頸椎から第七頸椎まで上から順にC1、C2、...、C7と略されることが多い。 第一頸椎(C1)、第二頸椎(C2)は他の五つと比べ特徴的な形態をしており、それぞれ環椎(Atlas)[1]、軸椎(Axis)[2]とも呼ばれる。第三頸椎(C3)から第七頸椎(C7)までは似た形をしているが下にある椎体ほど大きく[3]、特に第七頸椎は長く大きな棘突起を持ち[1]、体表から容易に観察したり触れることができるため隆椎とも呼ばれる。 頸椎の中で最も運動が起こりやすいのは第一頸椎と第二頸椎の間であり、これを環軸関節と呼ぶ。
神経支配の分類としては頸髄として取り上げられる事が多く、頸椎と呼ばれた時は骨としての呼称が一般的である。
頸椎の位置。赤色で示す。
ヒト脊椎。一番上の茶色の部分が頸椎。
頸椎のX線画像。
頸椎の屈曲・伸展のX線画像。
頸椎の横断面。CTでの撮影。
頸椎の横断面。各部の名称。
ウィキメディア・コモンズには、頸椎に関連するカテゴリがあります。 |
リンク元 | 「頚肋」 |
関連記事 | 「椎」 |
.