血清クレアチニン

出典: meddic

serum creatinine
クレアチニン


基準値

  • ♂:0.8-1.3mg/dl(流れが分かる実践検査マニュアル上巻 p.12)。0.6-1.0mg/dl(臨床検査法提要第32版 p.1793)。0.5-0.9mg/dl(HIM A.)。
  • ♀:0.6-1.1mg/dl(流れが分かる実践検査マニュアル上巻 p.12)。0.4-0.8mg/dl(臨床検査法提要第32版 p.1793)。0.6-1.2mg/dl(HIM A.)。

単位の変換

  • 1 mg/dL = 10 x 10^3 ug/L = 10 ^ 4 / 113.12 μmol/L = 88.4 μmol/L
  • M.W. = 113.12 g/mol


臨床関連

  • 血清クレアチニン3mg/dl以上ではACE阻害薬の使用により腎機能が悪化しうる。
→禁忌とはされていないが添付文書の「用法・用量に関連する使用上の注意」に注意事項の記載がある。
重篤な腎機能障害のある患者[本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇し、過度の血圧低下、腎機能の悪化が起きるおそれがあるので、クレアチニンクリアランスが30mL/分以下、又は血清クレアチニンが3mg/dL以上の場合には、投与量を減らすか、もしくは投与間隔をのばすなど慎重に投与すること](エナラプリル)
  • 急性腎不全の透析導入:血清クレアチニン 7mg/dl以上で透析導入を考慮。


UpToDate Contents

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和文文献

  • 腎機能の評価法 : 成人 (第1土曜特集 CKD診療ガイド2012 ガイドブック) -- (評価)
  • 高齢血液透析患者における生活の違いと血清クレアチニンの関係
  • 赤池 あらた,岩田 学,對馬 均
  • 醫學と生物學 : 速報學術雜誌 156(12), 829-834, 2012-12
  • NAID 40019523694
  • 先行的腎移植導入に関する慢性腎臓病担当医と腎移植施設の認識調査
  • 原田 浩,堀田 記世彦,高田 徳容,関 利盛,富樫 正樹
  • 日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy 45(6), 459-466, 2012-06-28
  • … がPKTの紹介実績があった.腎移植施設への紹介のタイミングはeGFRが30mL/min/1.73mm<SUP>2</SUP>を下回った時点が37%で,また15mL/min/1.73mm<SUP>2</SUP>を下回った時点での紹介も37%にみられた.血清クレアチニンでは5mg/dLを超えた時点での紹介が3mg/dLを超えた時点での紹介を上回った.一方腎移植施設への調査では,実際のPKTの紹介のタイミングでは半数以上がeGFRで15mL/min/1.73mm<SUP>2</SUP>を下回った時点 …
  • NAID 10030814132

関連リンク

また、排泄された尿に含まれているクレアチニン量を測定することでも腎機能を確認することが同様に可能です。 血液中のクレアチニン含有量を測定する検査を主に血清クレアチニン測定検査、尿中のクレアチニン含有量を測定する ...
〒162-8666 東京都新宿区河田町8-1 東病棟4階 TEL:03-3353-8111 内線36441〜3 FAX:03-3356-0293 ... クレアチニン(Creatinine:Cr)は、筋肉で作られる老廃物の一つで、そのほとんどが腎臓の糸球体から排泄されます。
血清クレアチニン値を元に、あなたの腎臓の働きをチェックしてみましょう!あなたの腎臓の働きを測定してケア方法などの留意点をご案内します。

関連画像

くも膜下出血21.2 血清クレアチニン濃度(Cr 腎機能チェック 導入時の血清クレアチニン値GFR200.jpg血清Cr=血清クレアチニン血清クレアチニン値クレアチニン


★リンクテーブル★
国試過去問110A034」「101H028」「109D059」「105I072」「099H021」「100F008」「100G104」「108E030」「109G039
リンク元悪性高血圧」「クレアチニンクリアランス」「Cr」「Cre」「serum creatinine
拡張検索血清クレアチニン値
関連記事血清」「クレアチニン

110A034」

  [★]

  • 62歳の男性。意識障害を主訴に来院した。1か月前から咳嗽が出現し、血痰を認めたため5日前に受診した。喫煙は 40本/日を42年間。心臓ペースメーカ植込み術を受けている。初診時の血液所見:赤血球 374万、Hb 11.1g/dL、Ht 34%、白血球 5,600、血小板 14万。血液生化学所見:総蛋白 6.0g/dL、アルブミン 2.5g/dL、総ビリルビン 0.6mg/dL、AST 35IU/L、ALT 38IU/L、LD 552IU/L(基準 176~353)、尿素窒素 30mg/dL、クレアチニン 2.1mg/dL、血糖 96mg/dL、Na 145mEq/L、K 4.8mEq/L、Cl 108mEq/L、Ca 10.0mg/dL。心電図でQTc短縮を認めた。初診時の胸部エックス線写真(別冊 No. 8 A)と喀痰細胞診のPapanicolaou染色標本(別冊No. 8B)とを別に示す。精密検査目的で入院予約を行い帰宅を指示した。2日前から倦怠感、食欲不振、口渇および便秘が出現し、つじつまの合わない会話をするようになった。昨日からは呼びかけには反応するもののすぐに眠ってしまい、尿失禁も認めたため家族に付き添われて再度受診した。来院時、錯乱状態を示し、本人からの病歴聴取は困難であった。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。筋力低下、運動障害は明らかでない。身長 168cm、体重 53kg(最近6か月で6kg減少)。体温 36.8℃。脈拍 80/分、整。血圧 130/70mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 93%(room air)。両側の胸部で呼吸音の減弱を認めた。
  • 病態悪化の原因検索のため、まず行うべき検査はどれか。



[正答]


※国試ナビ4※ 110A033]←[国試_110]→[110A035

101H028」

  [★]

  • 80歳の男性。無尿むくみとを主訴に来院した。5日前に発熱と喉の痛みとがあり、近医を受診し薬を処方され3日間服用した。発熱は改善したが、2日前から尿が出なくなり、今朝から顔面と下腿とに浮腫が出現している。意識は清明。身長168cm、体重56kg(近医受診時52kg)。体温37.0℃。呼吸数24/分。脈拍80/分、整。血圧180/92mmHg。眼瞼と下腿とに浮腫を認める。両側下肺野にcoarse cracklesを聴取する。臥位になると苦しいと訴え、坐位で軽減する。排尿はなく尿所見不明。血液所見:赤血球350万、Hb10.2g/dl、Ht32%、白血球7,000、血小板16万。血清生化学所見:総蛋白6.1g/dl、アルブミン4.3g/dl、尿素窒素72mg/dl、クレアチニン5.2mg/dl、尿酸8.0mg/dl、Na135mEq/l、K5.0mEq/l、Cl 102mEq/l。
  • 病態を考える上で重要な情報はどれか。2つ選べ。
[正答]


※国試ナビ4※ 101H027]←[国試_101]→[101H029

109D059」

  [★]

  • 38歳の男性。健康診断で尿蛋白と尿潜血とを指摘されて来院した。身長 174cm、体重 72kg。体温 36.4℃。脈拍 72/分、整。血圧 146/88mmHg。尿所見:蛋白2+、潜血3+。血液生化学所見:総蛋白 6.4g/dL、アルブミン 3.8g/dL、IgA 330mg/dL(基準 110~410)、尿素窒素 22mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL、尿酸 7.6mg/dL。免疫血清学所見:CRP 0.1mg/dL、ASO 180単位(基準 250以下)、MPO-ANCA 20EU/mL未満(基準 20未満)、抗核抗体 陰性、CH50 25U/mL(基準 30~40)。同意が得られず腎生検は施行していない。
  • 腎機能低下のリスクファクターとなるのはどれか。3つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 109D058]←[国試_109]→[109D060

105I072」

  [★]

  • 56歳の男性。妻に顔色が悪いといわれて来院した。1か月前から強い腰痛を自覚していた。眼瞼結膜に貧血を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腰部に叩打痛を認める。血液所見:赤血球 353万、Hb 10.8g/dl、Ht33%、白血球 3,600(好中球70%、単球2%、リンパ球28)、血小板 22万。総蛋白 8.8g/dl。胸腰椎エックス線写真(別冊No.23)を別に示す。
  • 診断確定のために必要な検査はどれか。2つ選べ。



[正答]


※国試ナビ4※ 105I071]←[国試_105]→[105I073

099H021」

  [★]

  • 53歳の女性。10年前から糖尿病を指摘されていた。尿失禁を主訴として来院した。あまり尿意を感じないが常に失禁している。血清クレアチニン0.7mg/dl。静脈性尿路造影で軽度の両側水腎症を認める。超音波検査で膀胱内に多量の残尿を認める。適切な治療法はどれか。
[正答]


※国試ナビ4※ 099H020]←[国試_099]→[099H022

100F008」

  [★]

  • 11か月の乳児。生後2か月のとき上背部に紅色結節が生じ、次第に大きくなった。この腫瘤以外に皮膚病変はない。発達にも異常はない。背部腫瘤の写真を以下に示す。
  • 異常がみられるのはどれか。


[正答]
※国試ナビ4※ 100F007]←[国試_100]→[100F009

100G104」

  [★]

[正答]


※国試ナビ4※ 100G103]←[国試_100]→[100G105

108E030」

  [★]


[正答]


※国試ナビ4※ 108E029]←[国試_108]→[108E031

109G039」

  [★]

  • 脱水において上昇するのはどれか。3つ選べ。


[正答]


※国試ナビ4※ 109G038]←[国試_109]→[109G040

悪性高血圧」

  [★]

malignant hypertension
悪性腎硬化症高血圧高血圧性脳症キース-ワゲナー分類

概念

  • 拡張期血圧が120-130mmHg以上であり、腎機能障害が急進行し、放置すると全身症状が急激に増悪し、心不全、高血圧性脳症、脳出血などを発症する予後不良の病態である。長期の高度の高血圧による細動脈の内皮障害血管壁への血漿成分の浸入に続くフィブリノイド壊死増殖性内膜炎が病理学的特徴であり、腎の病理所見は悪性腎硬化症と呼ばれる。腎臓の小動脈の狭窄・閉塞に伴い腎血流量が低下し、RAA系の亢進により血圧を生じるなど、この病態では進行性の腎機能障害と昇圧の悪循環を生じる。眼底では網膜出血軟性白斑網膜浮腫乳頭浮腫を認める。脳においては、血管障害によって血流の自動調節能が破綻し、脳浮腫が生ずれば、高血圧性脳症となりうる。(参考1を改変)

疫学

  • 高血圧患者の1%。(YN.C-165)
  • 男性、黒人に多い。(YN.C-165)
  • 男性で40-50に多い。女性で30-40歳代に多い。(YN.C-165)

基礎疾患

病態生理

診断基準

病態で定義され、臨床診断される。
  • 血圧、眼、腎、全身(脳、心臓)で診断する。
  • 高血圧の基礎疾患に関係なく、次の症候を示す重症高血圧をいう。

悪性高血圧A群

定型的悪性高血圧
下記1)~4)のすべてを満たすもの
  • 1) 治療前の拡張期血圧が常に130mmHg以上
  • 2) 眼底所見はキース・ワグナー分類(Kieth-Wagener分類) IV度で、乳頭浮腫及び網膜出血を示す。
  • 3) 腎機能障害をきたし、腎不全(血清クレアチニン5.0mg/dl以上)に至ったもの
  • 4) 全身症状の急激な悪化を示し、特に脳症状(運動失調、知覚障害、頭痛、めまい、悪心など)や心症状(呼吸困難、胸痛、不整脈など)を伴うもの

悪性高血圧B群

非定型的悪性高血圧
次の3つの条件のどれかに該当すれば
  • 1) 拡張期血圧が120mmHg以上、130mmHg未満で、上記1の2)、3)、4)のすべてを満たすもの
  • 2) KW III度の高血圧性網膜症(眼底写真添付)で、上記1の1)、3)、4)のすべてを満たすもの
  • 3) 腎機能障害(血清クレアチニン3.0mg/dl以上)はあるが腎不全には至らないもので、上記1の1)、2)、4)のすべてを満たすもの

症状

診断基準以外

  • 溶血性貧血
  • Extrinsic nonimmune hemolytic anemia due to mechanical damage: Fragmentation hemolysis and hypersplenism - uptodate
[display]http://www.uptodate.com/contents/extrinsic-nonimmune-hemolytic-anemia-due-to-mechanical-damage-fragmentation-hemolysis-and-hypersplenism?source=search_result&selectedTitle=2%7E150

診断基準の解説

  • 眼底:高血圧により網膜細動脈の狭小に始まり、細動脈の攣縮、血管からの漏出による火炎状出血軟性白斑、視神経乳頭浮腫をきたす(SOP.209)
  • 腎機能:血清クレアチニン5.0mg/dl以上というと、GFRは20ml/min/1.73m2程度?CKDガイドラインでは<15で腎不全と定義していたが?

治療

  • 高血圧:降圧薬。高血圧の病歴が長い患者が多いため,急速な降圧は重要臓器の虚血をきたす危険を伴う。最初の24時間の降圧は拡張期血圧100-110mmHgまでにとどめる(参考1)。


参考

  • 1. 第11章 特殊条件下高血圧の治療 - 日本高血圧学会高血圧治療GL作成委員会/医療・GL(09年)/ガイドライン
[display]http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0019/1/0019_G0000180_0072.html
  • 2. 診断基準
http://www8.ocn.ne.jp/~halfboil/criteria/tab-c7.html
[display]http://homepage3.nifty.com/mickeym/No.101_200/183akuaeikou.html


クレアチニンクリアランス」

  [★]

creatinine clearance, Ccr
クレアチニンクリアランス


クレアチニンとGFRとの解離

  • 血清クレアチニンGFRは負の相関がありかつ指数関数的な関係がある。血清クレアチニンが基準範囲よりわずかに低下するだけでもGFRは急激に低下することがある。(参考1)(参考2)

推定式

  • Ccr=((140 - age)× BW (kg))/(72×Cr(mg/dL)) (女性では×0.85)

計算

数字を入力

男 man 女 woman
歳 year-old kg mg/dl
Ccr = ml/min
eGFR = ml/min


問題点

  • GFRを過大評価する。体表面積で補正されていない。腎機能が安定している場合にのみ正確。

参考

  • 1. A more accurate method to estimate glomerular filtration rate from serum creatinine: a new prediction equation. Modification of Diet in Renal Disease Study Group.
  • Levey AS, Bosch JP, Lewis JB, Greene T, Rogers N, Roth D.SourceNew England Medical Center, Boston, MA 02111, USA. Andrew.Levey@es.nemc.org
  • Annals of internal medicine.Ann Intern Med.1999 Mar 16;130(6):461-70.
  • BACKGROUND: Serum creatinine concentration is widely used as an index of renal function, but this concentration is affected by factors other than glomerular filtration rate (GFR).OBJECTIVE: To develop an equation to predict GFR from serum creatinine concentration and other factors.DESIGN: Cross-sect
  • PMID 10075613
  • 2.
[display]http://annals.org/article.aspx?articleid=712617



Cr」

  [★]

  • 血清クレアチニン

PrepTutorEJDIC   license prepejdic

「chromiumの化学記号」


Cre」

  [★] 血清クレアチニン


serum creatinine」

  [★] 血清クレアチニン


血清クレアチニン値」

  [★] 血清クレアチニン


血清」

  [★]

serum (Z), blood serum
  • 血液を凝固させて生じた血餅を取り除いて得られる黄色い透明な液体 (SP.484)
  • 血漿からフィブリノーゲンと凝固因子を取り除いたもの

関連

検査

保存

  • 血清の保存は冷蔵1週間、冷凍は-80℃


クレアチニン」

  [★]

creatinine, Cr, Cre, CRE
メチルグリコシアミジン methylglycocyamidine
クレアチン


物性

  • 分子量:113.12 g/mol (wikipedia en)

臨床検査





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