心房性ナトリウム利尿ペプチド

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atrial natriuretic peptide, ANP (SP)
心房性Na利尿ペプチド心房性利尿ペプチド心房性ナトリウム利尿因子 atrial natriuretic factor ANF、心房性ナトリウム利尿ホルモン atrial natriuretic hormone ANH
カルペリチドナトリウム利尿ペプチド
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分類

性状

  • ペプチド
  • 28 a.a.

産生組織

  • 心房筋 (→心室で産生されるものはBNP

標的組織

  • 血管平滑筋
  • 腎臓
  • 糸球体
  • 直血管
  • 髄質集合管

受容体

作用

  • 血管平滑筋 → 弛緩
  • 腎臓 → Na排泄の上昇
  • GFRの増加、腎髄質血流の増加、尿細管のNa輸送の抑制
  • バソプレシン作用の抑制 (SP.793)

分泌の調整

  • 心房の伸展 ← 循環血液量の増加

分子機構

  • 受容体に結合した後、膜結合型のグアニル酸シクラーゼを活性化し、cGMPがセカンドメッセンジャーとして機能

臨床関連


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/11/15 10:25:29」(JST)

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和文文献

  • 肝切除術における心房性ナトリウム利尿ペプチドの有用性
  • 田村 雄一郎,永田 博文,佐藤 美浩 [他]
  • 麻酔 60(3), 343-352, 2011-03
  • NAID 40018740159
  • 薬物療法
  • 野入 英世
  • 日本内科学会雑誌 99(5), 1007-1012, 2010-05-10
  • NAID 10026331397
  • 正常犬におけるヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド皮下投与の効果
  • 菅野 信之,浅野 和之,手島 健次 [他]
  • 動物の循環器 43(1), 1-6, 2010
  • NAID 40018751612

関連リンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: 案内, 検索. 心房性 ナトリウム利尿ペプチド(しんぼうせいナトリウムりにょうペプチド、Atrial natriuretic peptide:略称ANP )は生理活性を持つペプチドの一種(ホルモン)である 。 ...
脳性ナトリウム利尿ペプチド. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動 ...

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★リンクテーブル★
先読みANF」「atrial natriuretic factor」「心房性利尿ペプチド
リンク元ホルモン」「夜間多尿」「神経ペプチド」「体液量」「カルペリチド
拡張検索心房性ナトリウム利尿ペプチド受容体」「心房性ナトリウム利尿ペプチドレセプター」「α型ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド
関連記事ナトリウム」「トリウム」「尿」「心房」「利尿

ANF」

  [★]


atrial natriuretic factor」

  [★]

心房性ナトリウム利尿因子、心房性ナトリウム利尿ホルモン、ANF


心房性利尿ペプチド」

  [★]

atrial diuretic peptide


ホルモン」

  [★]

hormone

古典的な定義

  • 特定の内分泌腺から分泌され、血行によって運ばれ、遠隔部の特定の標的器官に作用して特異的効果を現す物質(PT.403)

例外

  • 腺構造を持たない組織から分泌されるホルモンがある
消化管ホルモン (PT.403)
視床下部ホルモン (PT.403)
甲状腺濾胞ホルモン?
カルシトニン?

ホルモンの一覧表

日本語 放出器官/細胞 作用器官/細胞 働き
メラトニン 松果体    
成長ホルモン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 GH放出
プロラクチン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 PRL放出
副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 ATCH放出
ゴナドトロピン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 FSH/LH放出
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 TSH放出
ソマトスタチン 視床下部 下垂体前葉 GH放出抑制
ドーパミン 視床下部 下垂体前葉 PRL放出抑制
成長ホルモン 下垂体前葉 全身/肝細胞 タンパク質同化, 抗インスリン, 脂肪異化/IGF-I合成促進
プロラクチン 下垂体前葉 乳腺 乳汁分泌促進
副腎皮質刺激ホルモン 下垂体前葉 副腎皮質  
卵胞刺激ホルモン 下垂体前葉 卵胞  
黄体形成ホルモン 下垂体前葉 黄体  
間細胞刺激ホルモン 下垂体前葉 精巣の間細胞  
甲状腺刺激ホルモン 下垂体前葉 甲状腺  
オキシトシン 下垂体後葉 子宮平滑筋/乳腺 子宮収縮/射乳促進
バソプレシン 下垂体後葉 腎臓集合管 水の再吸
甲状腺ホルモン - トリヨードサイロニン 甲状腺   代謝亢進
甲状腺ホルモン - サイロキシン 甲状腺   代謝亢進
カルシトニン 甲状腺   Ca2+濃度低下
副甲状腺ホルモン 甲状腺 /腎臓 破骨細胞活性化/腎細尿管Ca2+取り込み↑/腎ビタミンD活性化/血清Ca2+↑
心房性ナトリウム利尿ペプチド 心臓   Na利尿
脳ナトリウム利尿ペプチド 心臓   Na利尿
Cタイプナトリウム利尿ペプチド     Na利尿
エンドセリン 血管   血管収縮
アンジオテンシンII 血管   血管収縮
ガストリン 酸分泌
セレクチン 十二指腸    
インスリン様成長因子 肝臓    
アンジオテンシノジェン 肝臓   昇圧
コルチゾール 副腎皮質    
アルドステロン 副腎皮質    
デヒドロイソアンドロステロン 副腎皮質    
アドレナリン 副腎髄質   軽微な昇圧、血糖上昇
ノルアドレナリン 副腎髄質   昇圧(寄与は20%程度)、血糖上昇
インスリン 膵臓 - β細胞 全身 グルコース取り込み亢進
グルカゴン 膵臓 - α細胞 全身 糖新生
ソマトスタチン 膵臓 - δ細胞   ホルモン分泌抑制(インスリングルカゴンガストリン)
レニン 腎臓 - 傍糸球体細胞   昇圧(angiotensin Iを産生, 血管内皮アンジオテンシン転換酵素によりangiotensin IIに転換)
エリスロポエチン 腎臓 造血器官 赤血球産生刺激
エストロゲン 卵巣    
プロゲステロン 卵巣    
インヒビン 卵巣    
テストステロン 精巣    
インヒビン 精巣    
レプチン 脂肪    
アディポネクチン 脂肪    



夜間多尿」

  [★]

nocturnal polyurianocturia
夜間尿夜間頻尿
  • 腎機能障害や加齢による腎硬化症では、糸球体濾過量減少、腎血流減少が認められる。夜間臥床時には腎血流が増加、またADH(夜間多く分泌されるはず)に対する反応性が低下することにより、就寝時多尿となる。加齢によるレニン分泌低下、ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチドの日内変動の消失も関係している。(IMD.596)



神経ペプチド」

  [★]

neuropeptide
ニューロペプチド
神経伝達物質ペプチド性ニューロン心房性ナトリウム利尿ペプチド


  • 神経系で発現していて、生理活性を持つ物質
  • 分子量は>7kDa, 50残基以下。
  • 受容体は7回膜貫通型のGタンパク共役型受容体
  • 中枢神経系では多くの神経細胞に含まれており、末梢でも消化管や内分泌器官などに存在。



体液量」

  [★]

body fluid volume
  • ナトリウムホメオスタシスと細胞外液量の調節:SP.763
  • ナトリウム輸送の調節:SP.792

体液量の増加

  • 糸球体濾過量の増加 → 遠位尿細管でのCl-濃度低下(原尿の流速が早いということ) → レニン分泌抑制 → RAA系抑制
  • 心房性ナトリウム利尿ペプチド分泌
  • 抗利尿ホルモン分泌抑制


カルペリチド」

  [★]

carperitide
ハンプ
心房性ナトリウム利尿ペプチド ANP



心房性ナトリウム利尿ペプチド受容体」

  [★]

atrial natriuretic peptide receptorANP receptor
ANP受容体ANPレセプター心房性ナトリウム利尿ペプチドレセプター


心房性ナトリウム利尿ペプチドレセプター」

  [★]

atrial natriuretic peptide receptorANP receptor
ANP受容体ANPレセプター心房性ナトリウム利尿ペプチド受容体


α型ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド」

  [★]

α-human atrial natriuretic peptide hANP


ナトリウム」

  [★]

sodium, natrium, Na
Na+



血液(血清)中のナトリウム (臨床検査法提要第32版)

  • 136-145 mEq/l

尿中のナトリウム

  • <20 mEq/l (正常と判断できる範囲)
  • >40 mEq/l (腎性腎不全を示唆)

Na排泄率

  • ≦1% (臨床検査法提要第32版)

尿Na,Kと血清Naによる血清Naの予測

経口摂取と輸液による自由水の摂取がなければ
尿([Na+]+[K+]) < 血清[Na+] → 血清[Na+]上昇
尿([Na+]+[K+]) = 血清[Na+] → 血清[Na+]普遍
尿([Na+]+[K+]) > 血清[Na+] → 血清[Na+]低下

食品中の食塩量

  • ほとんどの製品ラベルに記載されている、ナトリウム[g]はそのまま食塩量[g]と考えることができないので、指導する債には注意を促す。
  • 分子量から考えるとNa(23), Cl(35.5)なので、ナトリウムx[g]は食塩 x /23 * (23 + 35.5)、つまり2.54 * x [g]となる。
例えば、小生が常食している某社のインスタントラーメンにはナトリウム2[g]との記載があるが、これは5.08gの食塩が含まれているということになる。もちろんスープは全部飲む。1日3袋食べたことがあるのだが、、、

臨床関連


トリウム」

  [★]

thoriumTh
トロトラスト、232Th

概念

参考1
  • 原子番号:90
  • 元素記号:Th
  • アクチノイド元素の一つ
  • 銀白色の金属。
  • 安定同位体は存在しない。
  • 北欧神話の軍神または雷神トールにちなんで名づけられた。

同位体

参考1
同位体 NA 半減期 DM DE (MeV) DP
228Th trace 1.9116 y α 5.52 224Ra
229Th syn 7340 y α 5.168 225Ra
230Th trace 75380 y α 4.77 226Ra
231Th trace 25.5 h β 0.39 231Pa
232Th 100 % 1.405 × 1010 y α 4.083 228Ra
234Th trace 24.1 d β 0.27 234Pa

参考

  • 1. wikipedia ja
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0


尿」

  [★]

urine
urina
尿浸透圧尿量


臨床関連

尿中への代謝物質の異常排出

尿の色

決定する要素:ウロビリノゲンヘモグロビンミオグロビンなど



心房」

  [★]

atrium of heart
atrium
心室右心房左心房


利尿」

  [★]

diuresis
多尿利尿剤利尿薬





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