ドネペジル

出典: meddic

donepezil
塩酸ドネペジル
アリセプト Aricept
アルツハイマー病その他の中枢神経系用薬



脳への移行が多い
末梢性副作用が服無い。(ドネペシルは偽性コリンエステラーゼの阻害が少ない)
肝毒性が少ない


心臓刺激
伝導障害、既往歴
末梢のアセチルコリンエステラーゼの阻害作用による副作用


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/02/07 14:16:13」(JST)

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和文文献

  • ダウン症候群患者のQOL向上のための塩酸ドネペジル療法 (第47回 日本リハビリテーション医学会 学術集会/鹿児島) -- (シンポジウム リハビリテーション促進的薬物治療の新たな展開)
  • 近藤 達郎
  • リハビリテーション医学 48(5), 307-313, 2011-05
  • NAID 40018856164
  • 神経保護性ニコチン受容体長期刺激による受容体機能変化の解析 (AYUMI 長期ニコチン受容体刺激により誘発される生体機構変化)
  • 久米 利明,赤池 昭紀
  • 医学のあゆみ 237(11), 1037-1040, 2011-06-11
  • NAID 40018824235
  • 私のカルテから アルツハイマー病の前駆状態と思われる患者にみられたうつ症状に塩酸ドネペジルが有効であった1例
  • 岩本 崇志,中津 啓吾,小早川 英夫 [他]
  • 精神医学 53(6), 581-583, 2011-06
  • NAID 40018815622

関連リンク

ドネペジル塩酸塩は、アリセプトという商品名でエーザイから発売され、海外市場では ファイザー製薬との提携により、同名(Aricept)で販売されている。新薬開発におき 欧米企業に遅れをとると批判されがちな日本の製薬業界であるが、アリセプトは日本国外 ...
アリセプトとは?ドネペジルの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる( おくすり110番:薬事典版)

関連画像

製剤写真 - ドネペジル 塩酸塩 塩酸ドネペジルが結合した  (塩酸ドネペジル)の構造式 ドネペジル塩酸塩OD 包装写真ドネペジル塩酸塩錠5mg「タナベ ドネペジル塩酸塩OD錠3mg「NP」ドネペジル塩酸塩OD錠5mg「NP 製品名 ドネペジル 塩酸 塩 錠

添付文書

薬効分類名

  • アルツハイマー型認知症治療剤

販売名

アリセプトD錠3mg

組成

  • 本剤は、1錠中にドネペジル塩酸塩3mgを含有する黄色の口腔内崩壊錠である。
    添加物として黄色三二酸化鉄、カラギーナン、軽質無水ケイ酸、ポリビニルアルコール、D‐マンニトールを含有する。

効能または効果

  • アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制


  • アルツハイマー型認知症と診断された患者にのみ使用すること。
  • 本剤がアルツハイマー型認知症の病態そのものの進行を抑制するという成績は得られていない。
  • アルツハイマー型認知症以外の認知症性疾患において本剤の有効性は確認されていない。
  • 通常、成人にはドネペジル塩酸塩として1日1回3mgから開始し、1?2週間後に5mgに増量し、経口投与する。高度のアルツハイマー型認知症患者には、5mgで4週間以上経過後、10mgに増量する。なお、症状により適宜減量する。


  • 3mg/日投与は有効用量ではなく、消化器系副作用の発現を抑える目的なので、原則として1?2週間を超えて使用しないこと。
  • 10mg/日に増量する場合は、消化器系副作用に注意しながら投与すること。
  • 医療従事者、家族などの管理のもとで投与すること。


慎重投与

  • 本剤はアセチルコリンエステラーゼ阻害剤であり、コリン作動性作用により以下に示す患者に対しては症状を誘発又は増悪する可能性があるため慎重に投与すること。
  • 洞不全症候群、心房内及び房室接合部伝導障害等の心疾患のある患者
    〔迷走神経刺激作用により徐脈あるいは不整脈を起こす可能性がある。〕
  • 消化性潰瘍の既往歴のある患者、非ステロイド性消炎鎮痛剤投与中の患者
    〔胃酸分泌の促進及び消化管運動の促進により消化性潰瘍を悪化させる可能性がある。〕
  • 気管支喘息又は閉塞性肺疾患の既往歴のある患者
    〔気管支平滑筋の収縮及び気管支粘液分泌の亢進により症状が悪化する可能性がある。〕
  • 錐体外路障害(パーキンソン病、パーキンソン症候群等)のある患者
    〔線条体のコリン系神経を亢進することにより、症状を誘発又は増悪する可能性がある。〕


重大な副作用

失神、徐脈、心ブロック、QT延長、心筋梗塞、心不全

  • 失神(0.1%未満)、徐脈(0.1?1%未満)、心ブロック(洞房ブロック、房室ブロック)、QT延長、心筋梗塞、心不全(各0.1%未満)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

消化性潰瘍、十二指腸潰瘍穿孔、消化管出血

  • 本剤のコリン賦活作用による胃酸分泌及び消化管運動の促進によって消化性潰瘍(胃・十二指腸潰瘍)(0.1%未満)、十二指腸潰瘍穿孔(頻度不明)、消化管出血(0.1%未満)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

肝炎、肝機能障害、黄疸

  • 肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0.1?1%未満)、黄疸(頻度不明)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

脳性発作、脳出血、脳血管障害

  • 脳性発作(てんかん、痙攣等)(0.1?1%未満)、脳出血、脳血管障害(各0.1%未満)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

錐体外路障害(0.1?1%未満)

  • 寡動、運動失調、ジスキネジア、ジストニア、振戦、不随意運動、歩行異常、姿勢異常、言語障害等の錐体外路障害があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

悪性症候群(Syndrome malin)(0.1%未満)

  • 無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水・電解質管理等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。

横紋筋融解症(頻度不明)

  • 横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。

呼吸困難(0.1%未満)

  • 呼吸困難があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。

急性膵炎(頻度不明)

  • 急性膵炎があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

急性腎不全(0.1%未満)

  • 急性腎不全があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

原因不明の突然死(0.1%未満)

薬効薬理

作用機序

  • アルツハイマー型認知症では、脳内コリン作動性神経系の顕著な障害が認められている。本薬は、アセチルコリン(ACh)を分解する酵素であるアセチルコリンエステラーゼ(AChE)を可逆的に阻害することにより脳内ACh量を増加させ、脳内コリン作動性神経系を賦活する。6) 7) 8) 9)

AChE阻害作用及びAChEに対する選択性

  • In vitroでのAChE阻害作用のIC50値は6.7nmol/Lであり、ブチリルコリンエステラーゼ阻害作用のIC50値は7,400nmol/Lであった。AChEに対し選択的な阻害作用を示した。6)

脳内AChE阻害作用及びACh増加作用

  • 経口投与により、ラット脳のAChEを阻害し、また脳内AChを増加させた。7) 8)

学習障害改善作用

  • 脳内コリン作動性神経機能低下モデル(内側中隔野の破壊により学習機能が障害されたラット)において、経口投与により学習障害改善作用を示した。9)


有効成分に関する理化学的知見

物理化学的性状

  • ドネペジル塩酸塩は白色の結晶性の粉末である。
    本品は水にやや溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくい。
    本品の水溶液(1→100)は旋光性を示さない。

融点

  • 223.5℃(分解)

分配係数

  • log P=4.27(1?オクタノール/水)


★リンクテーブル★
先読みAricept
リンク元アルツハイマー病」「コリンエステラーゼ阻害薬

Aricept」

  [★] アリセプト

donepezildonepezil hydrochloride


アルツハイマー病」

  [★]

Alzheimer disease, Alzheimer's disease
(国試)Alzheimer病、(以下、厳密には同義ではない)→アルツハイマー型認知症アルツハイマー型痴呆 dementia of the Alzheimer type DAT, Alzheimer-type dementia Alzheimer type dementia ATD
Alzheimer型痴呆Alzheimer型認知症
ドネペジル認知症

概念

  • 進行性痴呆のなかで脳血管障害による痴呆に次いで多い (EPT.257)
  • 大脳皮質のびまん性萎縮が見られる (EPT.257)
  • 前脳基底野コリン作動性ニューロンの選択的な変性が見られ、アセチルコリンの産生が低下
  • 病理学的には、老人斑とアルツハイマー神経線維変化が見られる (EPT.257)

疫学

  • 認知症
  • 有病率:65歳以上5-10%。65~69歳:1.5%、85歳~:27.3%。
  • 認知症の半数がアルツハイマー病
  • アルツハイマー病の5-10%が家族性

アルツハイマーのリスクファクター

  • 高コレステロール
  • 血圧
  • ホモシステイン
  • 糖尿病。内臓脂肪(メタボリックシンドローム)
  • 喫煙

病理

  • 老人斑:細胞外にβアミロイドが沈着。
  • 神経原線維変化:細胞内にリン酸化されたタウ蛋白が凝集し、らせん構造をとる

症状

1. 中核症状

  • 1. 健忘(記銘力、記憶力)
  • 2. 見当識障害
  • 3. 思考力障害
  • 4. 計算力障害

2. 周辺症状

  • 不安、抑うつ、徘徊、不眠、妄想、せん妄、幻覚、暴行、焦燥感

他疾患との比較

  • 人格の変化
  • アルツハイマー病:晩期
  • Pick病:早期

未分類

  • 空間視の障害:例えば立方体の模写ができない。頭頂葉の障害とされる。
  • 着衣失行

検査

  • CT:側脳室の拡大、側頭葉の萎縮


[display]

  • MRI
  • T1:海馬の萎縮

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国試



コリンエステラーゼ阻害薬」

  [★]

cholinesterase inhibitor cholinesterase inhibitors
抗コリンエステラーゼ薬 anticholinesterase
アセチルコリンアセチルコリン受容体副交感神経

コリンエステラーゼ阻害薬=

アルツハイマー病の治療薬

作用機序

  • 図:GOO.203

活性部位に結合

  • エドロフォニウムドネペジルは活性化部位に結合して、酵素の機能を可逆的に失わせる (GOO.204)
エドロフォニウムは四級アミンなので腎臓より速やかに排泄され、持続時間が短い。

酵素ををカルバモイル化

酵素をリン酸化

  • 有機リン化合物系

薬理作用

動態

適応

臨床応用

種類 疾患への適応
ムスカリン作動薬 緑内障、手術後の腸管麻痺、尿閉
コリンエステラーゼ阻害薬 緑内障、手術後の腸管麻痺、尿閉重症筋無力症の診断・治療、アルツハイマー病
ムスカリン受容体遮断薬 鎮痙薬(消化管、胆管、尿路など)、胃・十二指腸潰瘍、散瞳薬、パーキンソン病、麻酔前投与

注意

禁忌

副作用



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