- 英
- elevation of boiling point
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/25 05:36:26」(JST)
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沸点上昇(ふってんじょうしょう)とは、不揮発性の溶質を溶媒に溶解させると蒸気圧降下が起こり、溶液の沸点が上昇することである。不揮発性の溶質を溶解させた希薄溶液は束一的性質をもち、沸点上昇度ΔT は溶質の種類にかかわらず溶質の重量モル濃度m に比例する。
ここでKb は沸点上昇定数で
- M :溶媒のモル質量
- R :気体定数
- Tb :純溶媒の沸点
- ΔHb :標準蒸発エンタルピー
である[1]。
参考文献[編集]
- ^ A. G. Whittaker; A. R. Mount; M. R. Heal; 中村亘男訳 『キーノート化学シリーズ 物理化学キーノート』 シュプリンガー・フェアラーク東京、2002年。ISBN 4-431-70956-8。
関連項目[編集]
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Japanese Journal
- 非共沸系混合冷媒による沸騰熱伝達限界の改善(信頼性解析評価技術,<特集>先端電子デバイスパッケージと高密度実装プロセス技術の最新動向論文)
- 横内 貴志男,上西 啓介,佐藤 武彦
- 電子情報通信学会論文誌. C, エレクトロニクス J91-C(11), 645-651, 2008-11-01
- … 非共済系の混合冷媒を適用することにより,沸騰冷却の伝熱限界である膜沸騰領域への遷移を抑えられることを見出した.沸点が大きく異なる2成分系のふっ化炭素を冷媒液体として適用することにより,半導体チップを直接浸漬した場合の最大熱流束値を,単一成分系冷媒を使用した場合の1.85倍に拡大できた.添加量は3%とわずかであり,沸点上昇も小さい. …
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- 水溶液の濃度に関する数学教材の開発と実践 : 平成17年度SPP事業「研究者招へい講座」において
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- 英
- rise、elevation、increase、ascent、rise、elevate、raise、ascending
- 関
- 上げる、上向き、挙上、産生、生じる、上行、上行性、増加、増大、起こす、バラ、バラ色、増える、高める、上がる
[★]
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- boiling point、bp.