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カレッジリング(College ring)は、学校(大学)の卒業記念リングのこと。 英語では、Class Ring(クラスリング)という。
高校、専門学校・単科大学・大学の卒業時に作られる。リング上部(石の周囲)に学校名、片サイドに学校章と卒業年度、もう片方に専攻と学位もしくは本人の名前(ファーストネーム)を刻み込むのが標準的なデザイン。
目次
- 1 別名
- 2 発祥通説・歴史等
- 3 日本におけるカレッジリング
- 4 その形状・製法・特徴
- 5 技法
- 6 注文の仕方:例
- 7 関連項目
別名
スポーツの優勝時に作るチャンピオンリング(英語表記ではchampionship ring, 団体スポーツの場合はchampions ring)、クラブやグループなど同好の志で仲間の証しとして作る「クラブリング」(club ring)、表彰や褒章を受けた記念の際の「記念リング」(award ring)、企業のマークや周年記念で作る「コーポレートリング」(Coprporate ring)、職人がある程度の地位になった場合に作る「メソニックリング」(free mesonic ring)がある。
結婚時のマリッジリングをカレッジリングと同じ形状で作る場合もある。
発祥通説・歴史等
その原型は、「シグネットリング」(=インタリオリング)という、ヨーロッパ貴族が各々の紋章をリング上部に彫刻した大型リングといわれる。 ヨーロッパにおける紋章で家柄を表すものは厳密な規則に従って作成され、分家や縁組などでそのバリエーションが生まれていく為、自らの出自を表すものとして一人ひとり別々のデザインで作られた。封蝋に用いられ、リング上部の紋章を押し付け、「この手紙は間違いなく自分が書いて、封をした」証し(signet)とされた。日本では、この形状の指輪は「印台リング」と言われているが、本来の目的・用途では理解されておらず、「指輪の形の一種」として普及している。
イギリスのオックスフォード大学などの卒業生が「秀才の証し」として卒業の記念に作っている。英国でのカレッジリングは、9ct Gold(9金)が最も好まれている。それは、英国連邦内の王室のジュエリー・調度品・食器カトラリー類に9Kが使用されている為、王室ご用達の「British Gold」(通称)として親しまれている為である。
米国における卒業記念リングの発祥は、1835年に陸軍士官学校卒業生(ウェストポイント。卒業生は初任が尉官で、同期の者のうち1人が必ず参謀総長になることが決まっているアメリカ陸軍きってのエリート集団)が作ったものが、アイビーリーグの大学にも伝わり、現在のように広まった。
イギリス、アイルランド、アメリカ大陸各国、オーストラリア、南アフリカ、フィリピンなど英語文化圏で広く認知されていて、最も盛んなのは米国である。
尚、class ringのclassは「階級」であり、この場合は卒業した学校・資格(学位・国家資格等)・所属団体・コンテスト優勝の名誉等を指し、正確にはclassification(階級・格付け)ring と言う。つまり、栄誉や記念、あるグループに所属する「それを身に着けるに値する者のみ」のプライドを表現するものである。その発展形が、北米4大プロスポーツリーグなどの優勝記念品のチャンピオンリングでもある。
日本におけるカレッジリング
日本では、そのような本来の目的で理解されておらず、大きな楕円形ストーン(oval)を付けて、やや複雑な彫刻が施された「指輪の形状の一種」として捉えられている。
チャンピオンリングは、近年の日本人メジャーリーガーがワールドシリーズのチャンピオンリングを手にしたり、野球WBCの日本チーム優勝記念のリングが作られるなど普及の兆しがあるが、その他の同種リング等は、全くと言っていい程普及していない。
その形状・製法・特徴
最も標準的な形状は、オーバル型の大粒ストーンをセンターストーンとしたタイプ。同じ作りで、角型ストーンもある。長方形のストーンを使用したヘリテージ形もあるが、日本ではまず見かけない。その他、前述のシグネットリング型やごく普通のバンドリングに、卒業年度などのみを彫刻したものもある。
金型製法によって、1個ずつハンドメイドで作られる。貴金属製造の主流の「ロストワックス製法」とは違う古典的な製法で、金型製法は効率性や地金表面の繊細さではロストワックス製法には劣るが、以下のような理由でカレッジリングに適した製法である。
カレッジリングでは、サイドパネルと呼ばれるリング側面彫刻に、学校章、個人名や学位・学籍番号、専攻マーク、卒業年度などを個人別に刻み込む為、個別に型の一部を差し替える事が出来る同製法が適している。また、「資格や卒業年次などの文字を他人に見せる」為でもあり、校章などロゴマークの再現性が高い製法で無ければならない。金型製法は、彫刻内容の視認性が求められる硬貨や勲章の製法と同種の技術で、文字や模様が出っ張って強調される。ロストワックス製法では文字や模様が凹んで表現され、彫が浅く、細かな文字類が潰れてしまう。
米国などから輸入されたユーズド(中古品)以外の日本で販売されているカレッジリングは、ほとんどが形状のみをまねてロストワックス製法で製造されたものである場合が多い。これらは、ファッションアイテムとしてのリングであり、カレッジリング本来のユーザーの目的と動機を満たすものでは無い。
大粒のセンターストーンは、一般的に注文者の誕生石が選択されるが、特に決まりは無い。スクールカラーやチームカラーの場合もある。
技法
注文の仕方:例
以下に、アメリカで標準的なカレッジリングのオーダーの仕方を記載する。(※実際には、メーカー・ディーラー毎に細かく注文方法や選択肢が違うので、あくまでも参考例である)
- 1.リングの形状を選ぶ
- オバール(楕円)ストーン型、スクエア(四角)ストーン型の一般的な2種以外に、ヘキサゴン(六角形)型、ヘリテージ型などメーカー毎に様々なリング形状があるので、好みの型を選ぶ。
- 2.地金を選択する
- スターリングシルバー、10/14/18金・イエローゴールド又はホワイトゴールドから選択する。
- ステンレス系スチールや真鍮などの合金にメッキをした物を安価に提供しているメーカーもある。
- 3.センターストーンを選択する
- 誕生石又は好みの色のストーン、カットを選択。
- カットは、ファセットカット(上部にヘキサゴンの平面があり、周囲を三角で囲ったカット)、スムースカット(別名カボション ドーム状の丸みのあるカット)の2種が一般的。
オプションとして、ブリリアントカット・サンバーストカットなど特殊なカット選択が出来る場合がある。天然石もリスエスト出来る場合があるが、4月生まれ(ダイヤモンド)、7月生まれ(ルビー)、9月生まれ(サファイヤ)等の場合は、カレッジリングの石座の大きさから、入手困難なカラットであり高価になってしまう場合がある。このような場合、同色の代替天然石を採用する方法がある。
- 4.石座文字
- 卒業記念リングの場合、学校名が入るので選択肢では無い。
- 5.サイドパネル片面
- 卒業年度を選択する。
- 卒業記念リングの場合、サイドパネル片面のメインデザインは学校章で、その上部に卒業年度が入る。
- 6.サイドパネル片面
- 専攻マーク・クラブやホビー(スポーツ・文化系など)を表すマークなどが選択でき、更に学位(MDやPh.Dなど 学士の場合は入れない)か自分の名前を上部に挿入する事が出来る。専攻マークやホビーマークなどは、メーカー毎にレディーメードデザインがあるのでそれから選択する事が出来る。特注で、オリジナルデザインを指定する事が出来る場合もある。
- 7.指サイズ
- 着ける指に特に決まりは無い。嵌めたい指を決めてそれに合わせる。
- 8.フィニッシング(仕上げ)
- アンティック仕上げかナチュラル仕上げが選択できる。
- アンティック仕上げは、「黒美仕上げ」「いぶし仕上げ」などとも呼ばれ、凹み部分を黒くして文字や模様を強調する。ナチュラル仕上げは、凹み部分も地金そのままの色で黒く加工しないもの。金属アレルギーなどの場合は、アレルギーの出にくい白金系メッキ(ロジウムメッキ)を要望出来る場合もある。
- 9.バンド部分
- バンド(リングの一番細くなった部分)を磨きをかけるか(Normal)、キズが目立たないようにマット仕上げ(Textured)が指定出来る。
- また、シェブロン(逆三角形)などの飾り彫りをリクエストできるメーカーもある。
- 10.リング内側刻印
- フルネームなどの刻印を指定できる。
- 11.その他オプション
- (メーカーによって出来る場合、出来ない場合がある)
- ストーン上に頭文字などのエンブレムをつける。
- トランスペアレント・エンブレム=透明感のあるストーンの下にエンブレムを埋め込む。
- 書体指定。
- ラインストーン(石座の文字間に小粒ダイヤを装着)。
- エナメル着色。(学校章や校旗など)
関連項目
- チャンピオンリング
- 指輪
- ウェディングリング
- 彫金
- アクセサリー・ジュエリー
被服 |
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素材(英語版) |
天然繊維 - 化学繊維 - 木綿 - 綿織物 - 麻 - 麻織物 - リンネル(リネン) - 絹 - 絹織物 - 羊毛(ウール) - カシミア - パシュミナ - 毛織物 - 毛皮 - 皮革 - 人造皮革 - ナイロン - ポリエステル - レーヨン - アクリル繊維 - スパンデックス
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トップス |
ブラウス - クロップトップ(英語版) - ドレスシャツ - ワイシャツ - ホルターネック - ヘンリーシャツ(英語版) - パーカー - ジャージ - ガーンジー(英語版) - ポエットシャツ(英語版) - ポロシャツ - シャツ - タンクトップ - ノースリーブ - セーターベスト(英語版) - セーター - Tシャツ - チューブトップ - タートルネック - ツインセット(英語版)
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ズボン |
ベルボトム - バミューダショーツ - ボンデージパンツ(英語版) - カプリパンツ(英語版) - カーゴパンツ - キュロット - サイクリングショーツ(英語版) - ドレスパンツ(英語版) - ジーンズ - 乗馬パンツ(英語版) - オーバーオール - パラシュートパンツ(英語版) - ファットパンツ(英語版) - ショーツ - チノ・パンツ - スウェットパンツ - ウィンドパンツ - もんぺ
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スカート |
Aラインスカート - バレリーナスカート(英語版) - フスタネーラ - ホブルスカート(英語版) - デニムスカート(英語版) - ジョブスカート(英語版) - レザースカート(英語版) - キルト - メンズ・スカート - マイクロスカート(英語版) - ミニスカート - ペンシルスカート(英語版) - プードルスカート(英語版) - プレーリースカート - ララスカート - サロン - スコート - スリップ - トレイン(英語版) - ワープ(英語版)
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ドレス |
ボールガウン(英語版) - カクテルドレス - デビュタント・ドレス(英語版) - イブニングガウン(英語版) - ガウン - ジャンパードレス - リトル・ブラック・ドレス - ペティコート - サリー - サンドレス(英語版) - ストラップレスドレス - ティーガウン(英語版) - ウェディングドレス - ワープドレス(英語版)
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スーツとユニフォーム |
アカデミックドレス - アフリカ民族衣装(英語版) - ブラック・タイ - 袈裟 - 聖職者の服(英語版) - アカデミックガウン - 法服 - ジムスリップ(英語版) - つなぎ - 白衣 - 背広 - レディーススーツ - リクルートスーツ - ウェストコート - ベスト - 人民服 - モーニングコート - パンツスーツ(英語版) - レッドシーリグ(英語版) - スクラブ(英語版) - ディレクターズスーツ - 唐服(英語版) - フロックコート - タキシード - 燕尾服 - ブレザー - 道着
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アウターウェア |
アバヤ - アノラック - インバネスコート - 割烹着 - エプロン - カグール(英語版) - ギャバジン (外套) - クローク - コート - ダッフルコート - ダスター(英語版) - チェスターフィールドコート - ジャケット - グレートコート(英語版) - レザージャケット(英語版) - ゴーグルジャケット(英語版) - フーディー - オペラコート(英語版) - オーバーコート - ピーコート - M51 (モッズコート) - M65 (フィールドジャケット) - M65 (パーカ) - ポンチョ - レインコート - ルダンゴート(英語版) - ローブ - ジャンパー (衣服) - ショール - ステンカラーコート - マント - シュラグ - スキースーツ(英語版) - 袖付き毛布(英語版) - スポーツコート(英語版) - トップコート - トレンチコート - ウインドブレーカー
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下着 |
ボクサーブリーフ - トランクス - ブラジャー - ブリーフ - バッスル - 加圧スポーツウェア(英語版) - コースレット(英語版) - コルセット - おむつ - 胸当て(英語版) - ランジェリー - ロインクロス - ロングアンダーウェア(英語版) - パンティー - テディ - テンプルガーメント(英語版) - アンダーシャツ(英語版) - イザール(英語版)
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装身具 |
アスコットタイ(英語版) - ベリーチェーン(英語版) - ベルト - ポーラー・タイ - ボウ - チャップス - コインパース(英語版) - カフリンクス - イヤリング - 脚絆 - 手袋 - ヘアピン - ハンドバッグ - レッグウォーマー - レギンス - マフ - ネックレス - ネクタイ - スカーフ - 靴バックル(英語版) - ストッキング - サングラス - サスペンダー - タイツ
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履物 |
スニーカー - 前ゴムシューズ - バスケットシューズ - ブーツ - パンプス - メリージェーン - 革靴 - ビーチサンダル - ホーズ(英語版) - サンダル - 靴 - スリッパ - 靴下
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帽子 |
目出し帽 - ボンネット - キャップ(英語版) - 冠 - ディーリー・ボバー(英語版) - ファシネーター - フィレット(英語版) - ヘアネット(英語版) - ハット(英語版) - 中折れ帽 - 山高帽 - ホンブルグ・ハット - シルクハット - ヘアバンド - ヘッドスカーフ(英語版) - ヘルメット - 頭巾 - バンダナ - 仮面 - スヌード(英語版) - ティアラ - ターバン - ベール - スポーツバイザー(英語版) - ウィッグ (かつら)
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ナイトウェア(英語版) |
ベビードール - ブランケットスリーパー(英語版) - ネグリジェ - ナイトキャップ - ナイトガウン(英語版) - ナイトスカート(英語版) - ペニョワール(英語版) - パジャマ
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水着 |
ビキニ (水着) - ボードショーツ(英語版) - ワンピース(英語版) - スクウェアレッグスーツ(英語版) - 競泳パンツ - 水泳帽(英語版) - 水泳オムツ(英語版) - トランクス(英語版) - ウェットスーツ
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被服の部分 |
後ろ開き(英語版) - バックル - バストライン(英語版) - ボタン - ボタンホール(英語版) - 襟 - カフス - エラストマー - 前立て(英語版) - ヘムライン(英語版) - 鍵ホック(英語版) - ラペル - ネックライン(英語版) - ポケット - 折り返し(英語版) - 肩パッド(英語版) - 肩ストラップ - 袖 - スナップボタン(英語版) - ストラップ - 面ファスナー - ウェストライン(英語版) - ジッパー
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民族衣装 |
アルバニア伝統衣装(英語版) - アバヤ - アボイン・ドレス(英語版) - アオババ(英語版) - アオザイ - アオトゥータン(英語版) - バティック - バロツサヤ(英語版) & バロング(英語版) - ブーナッド(英語版) - アイスランド民族衣装(英語版) - チャイナドレス - ダシキ(英語版) - デール - ドウティ - ディアンドル - ジェラバ(英語版) - フスタネーラ - サーミ民族衣装(英語版) - ゴとキラ - 漢服 - 韓服 - ハイランドドレス(英語版) - ガラビーヤ - ジルバーブ(英語版) - クバヤ(英語版) - ケンテ - キルト - 和服 - レーダーホーゼン - サンポット(英語版) - サラファン - サリー - サロン - サルワール・カミーズ - シェルワーニー(英語版) - サウブ(英語版)
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歴史的な衣装 |
バンヤン(英語版) - ベッドガウン(英語版) - ボディス - トラウザース(英語版) - ブリーチズ(英語版) - ブリーチング(英語版) - ブランズウィック(英語版) - カラコ(英語版) - シュミーズ - クラバット - キトン - クラミュス(英語版) - ローブ・ア・ラングレーズ(英語版) - プールポワン - エクソミス(英語版) - ファーシンゲール(英語版) - フロック(英語版) - ヒマティオン - 衣類(英語版) - ウプランド - ジャーキン(英語版) - ジァストコール(英語版) - ニッカーボッカーズ - パラ(英語版) - ペプロス - ポロネーズ(英語版) - ローブ・アラ・フランセーズ(英語版) - スモック - ストラ - トガ - チュニック
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参考項目 |
適応服(英語版) - 被服用語(英語版) - コスチューム - ファッション用語 - 衣類 - 服装規定 - 服装の乱れ - クール・ビズ - ウォーム・ビズ - 省エネルック - ビジネス・カジュアル - かりゆしウェア - ファッション - 正装 - アイロン - 洗濯 - ロッキングクロージング(英語版) - 平織り - 綾織り - しゅす織り - ギャバジン (織物) - オーダーメイド - 既製服 - レディ・メイド - オートクチュール - 服飾 - ファッション - ファッション用語 - 洋服 - 洋装化 - 若者服 - ストリートファッション - アメリカンカジュアル - モード系 - B系 - サーファーファッション - アメリカン・トラディショナル - トラディショナル・スタイル - アイビー - マタニティウェア - リバーシブル(英語版)
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