- ラ
- Psychodidae
- 関
- スナバエ、ルツォミヤ属
WordNet
- very small two-winged flies with hairy wings that develop in moss and damp vegetable matter: sand flies (同)family Psychodidae
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/04/13 14:21:08」(JST)
[Wiki ja表示]
チョウバエ科 Psychodidae |
オオチョウバエ Clogmia albipunctatus
|
分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
節足動物門 Arthropoda |
綱 |
: |
昆虫綱 Insecta |
目 |
: |
ハエ目(双翅目) Diptera |
亜目 |
: |
カ亜目(長角亜目, 糸角亜目) Nematocera |
下目 |
: |
チョウバエ下目 Psychodomorpha |
科 |
: |
チョウバエ科 Psychodidae |
|
亜科 |
- サシチョウバエ亜科 Phlebotominae
- チョウバエ亜科 Psychodinae
|
チョウバエ(蝶蝿)とは、双翅目・長角亜目・チョウバエ科 (Psychodidae) に属する昆虫の総称。
目次
- 1 身体的特徴
- 2 生態
- 3 関連項目
- 4 外部リンク
身体的特徴
系統的にはハエよりもユスリカやカなどに近い昆虫で、幼虫の頭蓋が退化して外見から頭部の存在が認めがたく成虫の触角が3節だけからなる狭義のハエと異なり、チョウバエの成虫の触角は多数の節からなり幼虫には発達した頭蓋がある。
成虫は翅や全身が剛毛や鱗毛で覆われ、静止時に翅を広げたり屋根型に畳んだりする姿勢はむしろガに似ているため、英語では "moth fly"、ドイツ語では "Schmetterlingsmücken" と呼ばれる。ドイツ語の "Schmetterling" は日本語のチョウとガの両方を含む概念であるが、一般的にチョウと訳される慣行のため、このドイツ語の日本語訳からチョウバエ(蝶蝿)の名がついた。
生態
多くの種は幼虫が湿地や池沼などの水際で藻類やデトリタスを摂取して育ち、目立たない生活を送っているが、限られた一部の種は人家の浴室や台所の排水周り、下水管などで有機物が蓄積し、微生物が繁殖してヘドロ状になった部分に生息し、時に大発生することがある。そのため不快害虫として問題になる。トイレに多く発生することから俗称で便所バエなどとも呼ばれることもある。幼虫は細長く両端が細くなった形をしている。見かけはボウフラとウジの中間くらいで、黒っぽい色をしている。
日本の家庭では、体長 4 mm 程度の灰黒色で大きな翅がハート型に見えるオオチョウバエ Clogmia albipunctatus (Williston, 1893) と、体長 1 mm 程度で翅を屋根型に畳むホシチョウバエ Tinearia alternata (Say, 1824) の 2 種がこうした人家生息種である。
日本産のチョウバエには吸血性は知られていないがアジア、アフリカ、中南米の熱帯地域に分布するサシチョウバエ類は吸血性でリーシュマニア症などの感染症を媒介する。
関連項目
|
ウィキスピーシーズにチョウバエ科に関する情報があります。 |
|
ウィキメディア・コモンズには、チョウバエ科に関連するカテゴリがあります。 |
- 害虫、害虫の一覧
- 建築物における衛生的環境の確保に関する法律 - 日本の特定建築物におけるチョウバエ等の昆虫の生息状況の調査、防除等に関する基準を定めた法律
外部リンク
Japanese Journal
- 日本産サシチョウバエ Sergentomyia squamirostri の最近の採集記録(双翅目, チョウバエ科)
- 三條場 千寿,OZBEL Yusuf,麻田 正仁,長田 康孝,GANTUYA Sambuu,松本 芳嗣
- 衞生動物 62(1), 71-77, 2011-03-15
- NAID 10028089713
- 中野 敬一
- ペストロジー 24(2), 65-69, 2009-10-31
- … および2008年4〜7月に同様に調査を行った.調査では,双翅目,膜翅目,鞘翅目,半翅目,粘管目,直翅目,革翅目,噛虫目,総翅目,脈翅目の昆虫が捕獲され,その多くは双翅目であった.捕獲個体数の多い双翅目昆虫は,チョウバエ科,ユスリカ科,クロバネキノコバエ科であった.港区内の雨水枡では,蚊類の捕獲は少なかったが,港区外の雨水枡では5〜11月にアカイエカ群,ヒトスジシマカが捕獲された.港区内の雨水枡で蚊類の捕獲が少な …
- NAID 110007467269
Related Links
- No. 和名 学名 命名者名 詳細頁 2 イシハラクロチョウバエ Brunettia ishiharai Tokunaga et Etsuko. 1954 未完成 3 和名未定 'Brunettia lucidisquama Tokunaga. 1959 未完成 4 和名未定 'Brunettia spinistoma Tokunaga et Etsuko. 1954
- 生息場所 下水の溝や汚水のたまった所に住んでいるものと、ナガレチョウバエのように流れの速い清流に住んでいるものも ... 特徴 体長10mmで、体は細長く、肢はない。 頭は小さいが、体とは完全に分かれていて、体内に引き込まれることは ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- sandfly、sand fly
- 関
- チョウバエ、チョウバエ科、ルツォミヤ属
[★]
チョウバエ科
- 関
- Lutzomyia、sand fly、sandfly
[★]
- ラ
- Lutzomyia
- 関
- スナバエ、チョウバエ科、Lutzomyia属
[★]
- 英
- family
- 関
- 家族、系統群、ファミリ、ファミリー
[★]
- 英
- sandfly
- 関
- スナバエ