チアミンジスルフィド
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- ジアイナミックスとは?ビタミンB1,B6,B12の効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 成分(一般名) : ビタミンB1・B6・B12 製品例 : ジアイナミックスカプセル ・・その他(ジェネリック) & 薬価 区分
- 鶴原製薬株式会社のジアイナミックスカプセル(ビタミン剤)、一般名チアミンジスルフィド(Thiamine disulfide) ピリドキシン塩酸塩(Pyridoxine hydrochloride) シアノコバラミン(Cyanocobalamin) の効果と副作用、写真、保管方法等を掲載。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
※※ ジアイナミックスカプセル
組成
組 成
- ジアイナミックスカプセルは1カプセル中下記の成分を含有する。
チアミンジスルフィド・・・・・・・・・・・・10mg
ピリドキシン塩酸塩・・・・・・・・・・・・・・25mg
シアノコバラミン・・・・・・・・・・・・・・・0.25mgg
添加物
乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム
カプセル本体中
黄色5号、赤色3号、青色1号、ラウリル硫酸ナトリウム、ゼラチン、酸化チタン
効能または効果
○本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)
○下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
- 「効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。」
- 通常成人1回1カプセルを1日1〜3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
薬効薬理
- ○神経損傷時の回復過程、VB1欠乏時の耐糖能低下や延命効果においてVB1、VB6、VB12の併用効果が認められている。
- ○チアミンジスルフィドはα-ケト酸脱炭酸酵素の補酵素として働くほか、グルコース直接酸化系においてトランスケトラーゼの補酵素としても作用する。また、このビタミンとしての作用のほか、神経系においてその機能維持に関与し、VB1欠乏ラットでみられる有髄神経線維の変性がVB1投与によって回復される2)。
- ○ピリドキシンはアミノ酸の脱炭酸、脱アミノあるいはアミノ基転移反応の補酵素として作用し、体内のアミノ酸、たんぱく質代謝に関与する。また、グルタメートデカルボキシラーゼの補酵素としてグルタミン酸からGABAを生成する反応にも関与する3)。
- ○シアノコバラミンはメチルマロニルCoAからサクシニルCoAへのイソメラーゼ反応やホモシステインからメチオニンを合成する際のメチル基転移反応の補酵素として働く。ウサギにおいて坐骨神経切断後の支配筋重量の回復促進や神経細胞内RNA蓄積の促進が認められ、ラット脳より分離したグリア細胞の増殖も促進する4)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- チアミンジスルフィド(Thiamine Disulfide)
- シアノコバラミンは暗赤色の結晶又は粉末である。
水にやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくい。
本品は吸湿性である。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- capsule、capsular
- 関
- 莢膜、マイクロカプセル、さく果、カプセル剤