二点弁別閾
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- 二点弁別閾 Two Point Threshold はじめに コンパスなど先の尖った物で皮膚の表面に触れる時、先端の2点の間隔がある程度以上に広ければ2点と感じられるが、間隔が狭いと1点のように感じられる。 この内、ふたつの刺激の強さや性質を ...
- ドイツの生理学者であるE.H.ウェーバーは、皮膚感覚に関する実験的研究を行い、数多くの発見をしました。その研究の中の一つに、コンパスの2端で同時に皮膚を刺激した際に、1点としてでなく2点として感じる最短距離を求めた ...
- マイスナー(触覚)、パチニ(振動覚)、メルケル、ルフィニなどの受容器が知られている。触覚の感受性をしらべる方法として、2点識別閾がある。これは、皮膚上の2点を針で触れたとき、2点として感覚され得る最小の距離である。
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- 英
- two-point discrimination threshold, two point discrimination threshold
- 同
- 二点閾 two-point threshold、空間閾 spatial threshold、二点閾値 two point threshold、2点識別閾
- 関
- 空間認知、判別性感覚、部位感覚、弁別閾
- 体表面上の2点に機械的刺激をあたえたとき,視覚によらずにこれらが別々の刺激によるものであると識別できる最小の距離を二点弁別閾という。
- 二点弁別閾は部位によって大きな差があり,一般に指先や口唇などで小さく,上腕・下腿・背部などで大きい
- 二点弁別閾の大きさは,その刺激を感受する識別性触圧覚の受容器の密度や,大脳皮質感覚野の担当領域の広さによってきまると考えられている.
- 体表面での触点または圧点の密度は二点弁別閾の大きさに反比例し,指先や口唇で高く,上腕・下腿・背部などで低い.
- このため触圧覚の閾値は,指先や口唇などで低く,上腕・下腿・背部などで高い.
- 注) 部位によって大きな差があり: 背部での二点弁別閾は60~70mmであるの対し,指では3~5mm程度である.
- 注) 触圧覚の閾値: 触圧覚の閾値は,くわえられた刺激の力(g/mm2),皮膚の変位(μm),皮膚圧迫の速度(mm/s)などできまる.身体各部の感覚点の閾値は,小さな断面積の毛で調べられており,指先の閾値は腕や体幹での閾値の10~30倍である.
- (体性感覚と内臓感覚:http://www.acpt.jp/acpt_resumeFile/neu06.pdf)
- 神経整理テキスト:
- http://www.tmd.ac.jp/med/phy1/ptext/ptext_index.html
SP.228
- 触圧覚の識別能を測る尺度
- 皮膚の2点に加えられた刺激を2点と感じる最小距離。
- 手指:2-3mm
- 口唇、鼻、頬:5-10mm
- 足指、足底:10-20mm
- 腹、胸、背、腕、脚:30-45mm
2点識別の最短距離(2点識別閾値 double-point threshold)(BET.101)
- 指尖:3-6mm
- 手掌、足底:15-20mm
- 手背、足背:30mm
- 脛骨面:40mm
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- 英
- threshold
- 関
- 閾値、許容限界