- 44歳の男性。右足の潰瘍の悪化を主訴に来院した。7年前に糖尿病を指摘されている。3年前に靴ずれのあとが潰瘍化し、滲出液が出るようになった。来院3日前から潰瘍が急速に拡大し、痂皮が付着し悪臭を放っている。右足の写真を以下に示す。
- まず行う処置はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 52歳の女性。腹痛を主訴に来院した。数年前から時々上腹部痛があり、昨年上部消化管造影を受け十二指腸球部の変形を指摘された。夫と二人暮らしである。5日前から空腹時にみぞおちが鈍く痛むようになり、2日前から黒色便が続いている。少し動くと動悸がする。意識は清明。身長157cm、体重48kg,体温36.5℃。脈拍112/分、整。血圧92/60mmHg。眼瞼結膜に貧血を認める。心雑音はなく、呼吸音に異常はない。上腹部に圧痛を認める。血液所見:赤血球270万、Hb7.0g/dl、Ht21%、白血球8,000、血小板24万。担当医は緊急上部消化管内視鏡検査と入院治療とが必要であると考えて説明を行ったが、患者は「夫の世話をしなければならないので、内服薬をもらって帰りたい」と言っている。
- 検査と入院とを勧める際、信頼関係の構築に適切でないのはどれか。
- a. 指示に従わない限り治療しないと示唆する。
- b. 検査で判明する疾患を説明する。
- c. 入院治療の効果を強調する。
- d. 病態の重篤性を説明する。
- e. 家族の協力を依頼する。
[正答]
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[★]
- 82歳の女性。直腸癌で入院したが、肝、肺および骨への転移があり、病名を知った本人の強い希望で退院した。在宅で療養し、自宅で最期を迎えることを希望している。86歳の夫との二人暮らしである。夫は妻の病名を知っており、強い不安を感じている。夫は妻のそばにいたいと考えているが、妻の死を受け入れることができていない。疼痛に対して医師の往診で塩酸モルヒネ徐放錠の服薬指導を受けているほか、訪問看護サービスと医師に紹介されたボランティアの訪問とを受けている。患者は2週前からはほぼ寝たきりでトイレヘも行けず、少量の流動食をとるだけである。数日前から衰弱が激しく、呼吸困難が出現し、意識も混濁してきた。
- 在宅医療を担当する医師の対応として適切なのはどれか。
- a. 再入院の説得
- b. 抗癌化学療法の開始
- c. 気管挿管
- d. 安楽死の助言
- e. 夫への精神的ケア
[正答]
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