- 6月末から38℃台の不規則な発熱と咳嗽とが出現し、抗菌薬は効果なく7月末に入院した。入院後特に治療せずに経過を観察したところ症状の改善をみたため退院した。退院後数時間で再び乾性咳嗽、呼吸困難および38℃の発熱が出現し再入院した。意識は清明。体温38.5℃。呼吸数28/分。脈拍112/分、整。血圧120/80mmHg。チアノーゼなし。心雑音なし。両下肺野にfine crackles(捻髪音)を聴取する。血液所見:赤血球451万、Hb13.0g/dl、Ht39%、白血球8,000(好中球76%、好酸球4%、単球5%、リンパ球15%)、血小板42万。胸部エックス線写真で両下肺野に散布性粒状影を認める。
- 考えられるアレルギーの型はどれか。
- (1) I型(アナフィラキシー型)
- (2) II型(細胞毒性型)
- (3) III型(免疫複合体型)
- (4) IV型(遅延型)
- (5) V型(抗レセプター抗体型)
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 68歳の男性。1年6か月前に、直腸癌に対して直腸切断術を受けた。1週前の胸部エックス線写真で異常陰影が認められた。現在自覚症状はなく、全身状態は良好である。血清CEA値は19.8ng/ml(基準5以下)で、胸腹部CTで右肺下葉に径2cmの結節性病変を1個認めた。それ以外に異常はない。
[正答]
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[★]
- 40歳の初妊婦。胎児の染色体異常を心配し、妊娠15週に羊水染色体検査を受けた。既往歴、家族歴および妊娠経過に特記すべきことはない。羊水染色体検査の結果は47,XX,+21である。
- a. 先天代謝異常をきたす。
- b. 女性半陰陽となる。
- c. 特徴的な泣き声を呈する。
- d. 内臓奇形の合併頻度が高い。
- e. 出生後の平均生存期間は約130日である。
[正答]
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