- 23歳の女性。全身の皮疹を主訴に来院した。気管支炎のため3日前からペニシリン系抗菌薬を内服したところ、昨日から軽い掻痒を伴う発疹が全身に出現し持続している。数年前に抗菌薬の内服で薬疹が出たことがある。体温37.5℃。圧迫により退色する粟粒大の紅斑を全身性に認める。血液所見:赤血球390万、Hb12.3g/dl、白血球8,600(好酸球12%)。血清生化学所見:AST96単位(基準40以下)、ALT103単位(基準35以下)。CRP3.5mg/dl(基準0.3以下)。
- a. 服用中の抗菌薬を中止する。
- b. 抗ヒスタミン薬を投与する。
- c. 副腎皮質ステロイド薬を経口投与する。
- d. 肝庇護薬を投与する。
- e. 他のペニシリン系抗菌薬に変更する。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 85歳の男性。左側腹部に突然痛みが始まり、救急外来を受診した。
- 心房細動を指摘されていたが放置していた。腹痛のため表情は苦悶状である。体温37.0℃。呼吸数20/分。脈拍88/分、不整。血圧160/94mmHg。左側腹部の強い痛みを訴えるが腹部は平坦、軟である。
- 血液所見:赤血球411万、Hb12.5g/dl、Ht36%、白血球21,200、血小板16万、FDP16μg/ml(基準10以下)。
- 血清生化学所見:尿素窒素24mg/dl、クレアチニン1.5mg/dl、AST160単位(基準35以下)、ALT101単位(基準40以下)、LDH1,932単位(基準176~353)、アミラーゼ73単位(基準37~160)、CK20単位(基準10~40)。腹部造影CTを以下に示す。
- 腹痛の原因はどれか。
[正答]
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- 45歳の男性。前胸部と腹部との皮疹を主訴に来院した。10数年前に皮疹の出現に気付いた。皮膚の外傷後に増加する。躯幹の皮疹の写真を以下に示す。
- a. 掻痒を伴う。
- b. 良性である。
- c. 膠原綿維が増殖する。
- d. 難治性である。
- e. 単純切除術が有効である。
[正答]
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