- 32歳の女性。1年前から月経不順、顔面に舫瘡が多数出現し、口の周囲や下顎に濃い剛毛が生えるようになったため来院した。身長156cm、体重64kg。血圧162/94 mmHg。満月様顔貌、中心性肥満、赤色皮膚線条および多毛を認める。血中コルチゾールと尿中17-OHCSとは高値で、デキサメサゾン2mg/日収与では抑制されなかったが、8mg/日投与で抑制された。この患者でみられないのはどれか。
- a. 血中デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)低下
- b. メトピロン負荷試験で尿中17-OHCS増加
- c. CRH試験で血中ACTH上昇
- d. 下垂体腫瘍
- e. 両側副腎肥大
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 53歳の男性。後頭部激痛と急性四肢麻痺とを主訴に来院した。
- 10年前から糖尿病で食事療法中である。3週前に40℃の発熱と頚部痛とがあり、2週前に他院で頚部エックス線撮影の結果、頚椎症と診断された。しかし、疼痛の増悪と共に四肢は不全麻痺の状態となり、昨日から歩行困難となった。四肢深部腱反射の亢進と第6頚髄高位以下の感覚鈍麻とを認める。
- 体温37.5℃。血液所見:赤血球421万、白血球12,500。CRP6.0 mg/dl (基準0.3以下)。2週前と初診時との頚椎エックス線単純写真を以下に示す。
- 抗菌薬投与に続く、最も適切な治療法はどれか。
[正答]
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- 40歳の男性。四肢と頚部との筋力低下を主訴に来院した。以前から拡張期高血圧を指摘されていたが、自覚症状がないため放置していた。血圧140/98 mmHg。血清生化学所見:Na142mEq/l、K2.3 mEq/l、Cl 102 mEq/l。血漿レニン活性(PRA)0.1ng/ml/時間以下(基準1.2~2.5)。この患者の診断で否定できるのはどれか。
[正答]
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