- 英
- Old World monkey、Catarrhini
- 関
- オナガザル、オナガザル科、オナガザル亜科、ドゥクモンキー属、狭鼻下目、ラングール、狭鼻猿類、狭鼻猿
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/24 05:19:18」(JST)
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オナガザル科 |
生息年代: 漸新世–現世
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C
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Pg
N
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ダイアナモンキー Cercopithecus diana
ダーウィン “Descent of man” (1872) より
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分類 |
界 |
: |
動物界 Animalia |
門 |
: |
脊索動物門 Chordata |
亜門 |
: |
脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 |
: |
哺乳綱 Mammalia |
目 |
: |
霊長目 Primates |
亜目 |
: |
直鼻猿亜目 Haplorrhini |
下目 |
: |
高等猿下目 Simiiformes |
小目 |
: |
狭鼻小目 Catarrhini |
上科 |
: |
オナガザル上科 Cercopithecoidea
Gray, 1821 |
科 |
: |
オナガザル科 Cercopithecidae
Gray, 1821 |
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亜科 |
- オナガザル亜科 Cercopithecinae
- コロブス亜科 Colobinae
|
オナガザル科 (Cercopithecidae) は生物の分類で、サル目(霊長目)に属する1科である。アジア南部およびアフリカ(旧世界)に分布しており、旧世界ザルとも呼ばれる。日本語のサルのイメージに近いサルである。「尾長猿(おながざる)」の名のとおり、長い尾をもつことが特徴であるが、バーバリーマカクやニホンザルのように、二次的に尻尾を失ったものもある。また、広鼻下目に属するサル(新世界ザル)のように、5番目の手足として尾で体重を支えることなどはできない。日本国内に生息するニホンザルは下北半島を北限としているが、これはヒトを除いた全世界の霊長類の中で、最も高緯度に生息している例である。
オナガザル科には、いくつかの興味深い解剖学的特徴をそなえたサルがいる。コロブスの親指は小さな痕跡程度に退化したり、種によっては完全に消失してしまっている。オスのマンドリルの顔は赤と青で彩られ、さらに陰茎は赤色で、陰嚢は紫色をしている。テングザルは長く、舌のような形をした鼻をもっている。
狭鼻下目であるヒト上科とオナガザル上科が分岐したのは、2800万年から2400万年前頃であると推定されている[1][2]。
目次
- 1 分類
- 1.1 オナガザル亜科 Cercopithecinae
- 1.2 コロブス亜科 Colobinae
- 2 脚注
- 3 外部リンク
分類
オナガザル科はオナガザル亜科とコロブス亜科に二分される。
オナガザル亜科 Cercopithecinae
詳細は「オナガザル亜科」を参照
マントヒヒ、ニホンザル、マンドリル、などが属する。オナガザルの多くは母系社会を構成しており、オスは一定の年齢に達すると群れを離れる。ただし、マントヒヒはオスを中心としたハーレムを形成している。
ヒトと同じ32本の歯をもつ。下あごには首まで広がる頬ぶくろをもつ。手に入れた食べ物は一旦、頬袋に入れ、安全な場所に移動してから、あらためて食事をするという習性がある。手足共に親指が他の指と対向することができる。これはものをつかむほか、毛づくろいなどの社会的行動にも役立っている。
2005年タンザニア南西部で発見され、マンガベイ属の新種とされていた霊長類は、2006年5月アラスカ大学博物館のリンク・オルソンを中心とする研究チームが「DNA分析を行った結果、新属に属すると判明した」と米科学誌サイエンスで発表した。この新属は過去83年間で初めて確認された。この新種のサルはルングウェセブス属キプンジ (Rungwecebus kipunji) と命名された。
2007年にコンゴで発見された新種の猿は、黄金の毛を持つのが特徴で、オナガザル属だと見なされる。これはレスラ(Lesula)と名付けられるように提唱されている。[3]
コロブス亜科 Colobinae
詳細は「コロブス亜科」を参照
テングザル(体長約65センチメートル・カリマンタンに生息・植物食)、ハヌマンラングール(体長約70センチメートル、インド、スリランカに生息)、キンシコウ、ドゥクラングール、ダスキールトン、フランソワルトン、シロクロコロブスなどが属する。オナガザル亜科に比べ、比較的細身のサルが多い。コロブス亜科には基本的に頬ぶくろがない、親指が小さな突起程度だったり、完全に消失していたりする、などの特徴がある。
ほとんどのコロブスは葉食をするため、これに適応した2つ以上にくびれた胃をもっている。胃の中のバクテリアで発酵させることにより、葉の主成分であるセルロースを消化吸収することができる。
脚注
- ^ サルとヒトとの進化の分岐、定説より最近か ミシガン大
- ^ Nature2010年7月15日号
- ^ Lesula: A New Species of Cercopithecus Monkey Endemic to the Democratic Republic of Congo and Implications for Conservation of Congo’s Central Basin
外部リンク
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ウィキスピーシーズにオナガザル科に関する情報があります。 |
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Japanese Journal
- アフリカの中新世旧世界ザルの進化 : 現生ヒト上科進化への影響
- 中務 真人,國松 豊
- Anthropological science. Japanese series : the official journal of the Anthropological Society of Nippon 120(2), 99-119, 2012-12-00
- NAID 40019544138
- Evolution of the Miocene Old World monkeys in Africa: influence on the evolution of the extant hominoids
- 中務 真人,國松 豊
- Anthropological Science (Japanese Series) 120(2), 99-119, 2012
- This review examined the hypothesis that a competition with the Cercopithecoidea accounts for the decline of the "Hominoidea" (properly speaking, non-cercopithecoid catarrhines on the present-day cons …
- NAID 130002522063
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- キツネザル類、ロリス類、ガラゴ類、メガネザル類は原猿類と総称されています。 原猿類以外の霊長類は真猿類と総称されます。 広鼻類は中南米に生息するため新世界ザルとも呼ばれています。 狭鼻類のうち、類人猿、ヒト以外は ...
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★リンクテーブル★
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- 関
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