- 英
- rootstock、stock
- 関
- 系統、貯蔵物、仕入れる、貯える、ストック
WordNet
- supply with livestock; "stock a farm"
- persistent thickened stem of a herbaceous perennial plant (同)caudex
- any of several Old World plants cultivated for their brightly colored flowers (同)gillyflower
- a plant or stem onto which a graft is made; especially a plant grown specifically to provide the root part of grafted plants
- the capital raised by a corporation through the issue of shares entitling holders to an ownership interest (equity); "he owns a controlling share of the companys stock"
- the reputation and popularity a person has; "his stock was so high he could have been elected mayor"
- the handle of a handgun or the butt end of a rifle or shotgun or part of the support of a machine gun or artillery gun; "the rifle had been fitted with a special stock" (同)gunstock
- the merchandise that a shop has on hand; "they carried a vast inventory of hardware"; "they stopped selling in exact sizes in order to reduce inventory" (同)inventory
- lumber used in the construction of something; "they will cut round stock to 1-inch diameter"
- the handle end of some implements or tools; "he grabbed the cue by the stock"
- amass so as to keep for future use or sale or for a particular occasion or use; "lets stock coffee as long as prices are low" (同)buy in, stock up
- have on hand; "Do you carry kerosene heaters?" (同)carry, stockpile
- equip with a stock; "stock a rifle"
- provide or furnish with a stock of something; "stock the larder with meat"
- routine; "a stock answer"
- supply with fish; "stock a lake"
- root or part of a root used for plant propagation; especially that part of a grafted plant that supplies the roots
PrepTutorEJDIC
- 〈C〉〈U〉(…の)『在庫品』,仕入れ品,ストック《+『of』+『名』》 / 〈C〉〈U〉(…の)貯蔵,蓄え《+『of』+『名』》 / 〈U〉《集合的に》『家畜』 / 〈U〉血統,家系,家柄 / 〈U〉〈C〉(動植物の)種属 / 〈U〉(スープ種・ソース種などに用いる)煮出し汁 / 〈U〉〈C〉《おもに米》(株式会社の)株,株式;〈C〉株券,《英》国債,地方債 / 〈U〉原料 / 〈C〉《複数形で》(刑罰用の昔の)さらし台 / 〈C〉(銃の)台じり / 〈C〉(接ぎ木の)台木 / 〈C〉(接ぎ穂をとる)親株 / 〈C〉(植物の)幹,茎 / 〈C〉(錨(いかり)のリングの下の)横棒 / 〈C〉(劇場の)専属劇団[のレパートリー] / 〈C〉アラセイトウ(春,赤紫色の花を開く) / (商品を)〈店など〉‘に'『仕入れる』,蓄える《+『名』〈店〉+『with』+『名』〈商品〉》 / …‘を'『仕入れている』,貯蔵している / (家畜などを)〈農場など〉‘に'入れる,(…を)〈川・草地など〉‘に'放つ《+『名』〈農場など〉+『with』+『名』》 / (…を)仕入れる,蓄える《+『up with』+『名』》 / 常に仕入れてある,常置の;標準の / ありふれた,陳腐な / 在庫品を扱う
- 根茎
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/26 22:21:37」(JST)
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接ぎ木(つぎき)とは、2個以上の植物体を、人為的に作った切断面で接着して、1つの個体とすることである。このとき、上部にする植物体を穂木、下部にする植物体を台木という。通常、遺伝的に異なる部分から構成されている個体を作る技術として用いられるが、果樹等の育種年限の短縮化、接ぎ木雑種の育成などの目的で行われる場合もある。
目次
- 1 概説
- 2 目的と実例
- 2.1 新品種の増殖、保存および収穫までの期間の短縮
- 2.2 病害虫被害の回避
- 2.3 経済的価値(品質・収穫数)の向上
- 2.4 植物体の矮化
- 3 接ぎ木手法の種類
- 4 備考
- 5 接木雑種
- 6 脚注
- 7 関連項目
概説
柑橘類の台木にデコポンを接ぎ木した例(左は接ぎ木後に新たな葉が成長、右上は接ぎ木に失敗し枝が枯れる)
接ぎ木は、挿し木や取り木と同じく有用植物を枝単位で栄養生殖させる方法である。他の方法と根本的に異なるのは、目的とする植物の枝から根を出させるのではなく、別の植物の根の上に目的の植物の枝をつなぐことである。接ぎ穂と台木は近縁な方が定着しやすいが、実際には同種ではない組合せもよく使われる。うまくいけばつないだ部分で互いの組織が癒合し、一見は一つの植物のような姿で成長する。勿論実際にはこの接触させた位置より上は目的の植物の枝から生長したものであり、それより下は台木の植物のものであり、遺伝的に異なっている。但しまれにこれらが混じり合ってキメラや、更に遺伝子のやりとりが行われることもある(後述)。
接ぎ木の目的は接ぎ穂とする植物の増殖であることが多い。挿し木とは異なってはじめから根があることが有利な点となる。欠点は、台木となる成長した植物を準備する必要があるために、挿し木ほど効率がよい繁殖が出来ない。
接ぎ木の目的としては、このほかに接ぎ穂にする植物の根を台木の植物に置き換えることそのものである例もある。改良された農業品種は性質が弱い場合がままあり、例えば根の病害虫に対して弱い場合もある。このようなとき、より強健な野生種の根を台木にしてその品種を接ぎ木するのが有効であることがある。更に特殊な例では、葉緑体を持たなくなった品種を野生種の上に接いで育てる、というサボテンの例もある。コニファーでは、根張りの悪い品種の欠点を補うために接ぎ木での繁殖が行われることがある。
よくある失敗としては、台木の方から新芽が出た場合、こちらが元気になっていつの間にか接ぎ穂の方がなくなってしまう、というのがある。たとえばライラックを植えていたのに花が咲くと何故かイボタノキだった、というのがこれにあたる。
国際花と緑の博覧会で展示されたトマピーナも接ぎ木により作られた。
目的と実例
新品種の増殖、保存および収穫までの期間の短縮
- 果樹一般
- 穂木:新品種
- 果樹の枝変わりや新品種は遺伝的に固定していないので、増殖には接ぎ木を利用する。
病害虫被害の回避
- トマト
- 台木:病害抵抗性をもつトマト、穂木:トマト
- 青枯れ病などの回避
- スイカ
- 台木:ユウガオ・カボチャ・トウガン、穂木:スイカ
- つる割れ病などの回避
- ブドウ
- 台木:フィロキセラ抵抗性をもつブドウ、穂木:ブドウ
- フィロキセラによる害の回避
経済的価値(品質・収穫数)の向上
- キュウリ
- 台木:カボチャ、穂木:キュウリ
- ブルームレス(果実表面の白い粉がない)キュウリを作る。
- バラ
- ナス[1]
植物体の矮化
- リンゴ
- 台木:マルバカイドウに接いだM系中間台木、穂木:リンゴ
- 樹木の高さを低くして(矮化)、収穫などの作業を行いやすくする。
- ナシ
- 台木:マンシュウマメナシ・ホクシマメナシ(Pyrus betulifolia)、マルバカイドウなど、穂木:ナシ
- 樹木の高さを低くして(矮化)、収穫などの作業を行いやすくする。
- カンキツ
- 台木:柑橘の台木はカラタチをもちいるが、樹勢が強い品種をさらに矮化を目的にヒリュウを台木に使用する。穂木:青島温州、今村温州、大津四号など
- 樹木の高さを低くして(矮化)、収穫などの作業を行いやすくし、結果母枝を弱くし、果実肥大を抑制させ、隔年結果を防ぐ。
接ぎ木手法の種類
- 枝接ぎ(切接ぎ・腹接ぎ・割接ぎ)
- 芽を持った枝を穂木にして接ぐ。穂木と接触する台木の面の切り方で3方法に分けられる。切接ぎは、台木上端から側面を切り下げてできた形成層断面の間に穂木を挿入する接ぎ方。腹接ぎは、台木途中から側面を切り下げてできた形成層断面の間に穂木を挿入する接ぎ方で、やり直し可能。割接ぎは、台木上端から中央を切り下げてできた形成層断面の間に穂木を挿入する接ぎ方。
- 芽接ぎ
- 台木の樹皮を剥ぎ、そこに芽を接ぐ。成功・失敗が早く判定でき、やり直しも可能。
- 根接ぎ
- 台木の根を穂木に接ぐ。樹勢回復のため用いられることもある。
- 呼び接ぎ
- 穂木を元の植物から切り離さない状態で接ぐ方法。台木と穂木を削ぎ、両者の形成層を密着させ、活着を確認した後で、穂木下部を切り除く。
- 高接ぎ
- 穂木の状態とは関係なく、台木に接ぐ位置で分けた呼び方。植物の高い位置で接ぐ方法。枝接ぎ・芽接ぎなどで行われる。
- 刺し接ぎ
- サボテン科で用いられる高接ぎの一種で、木の葉サボテンを台木にする場合台木先端を尖らせて、玉サボテンなどの穂木に刺して接ぐ方法がある。
備考
- 花成ホルモン(フロリゲン)の生成についての研究で、接ぎ木を用いた実験が広く知られている。
- 接ぎ木による周縁キメラの作成[2]。2種類のトマト属(Lycopersicon、現在はナス属Solanumに分類される)植物を材料に使って接ぎ木した後、接ぎ木の接合面を横切る形で切断した。その切断面から生じた新芽は周縁キメラであることが確認された。
- 有毒植物を台木とし食用植物を穂木とする接ぎ木は、チョウセンアサガオ、ナスにおいて食中毒例の報告がある。有毒成分の移動に関しては研究結果を待つ必要があるが、避けるべきであると考えられる。
接木雑種
接木雑種(つぎきざっしゅ)とは、異なる品種の作物を接ぎ木した結果、変異などにより、生じた新種。栄養雑種(えいようざっしゅ) ともいう。
古代ギリシア人は接ぎ木によって果実の香りや色を改良するよう試みた[3]。ソ連のルイセンコは接木のみで雑種ができると主張し、遺伝的な性質までも変化させるという学説を流布した。スターリン、ソ連政府のお墨付きによって絶対的な学説とされたが、科学的な実証性のない学説であったため、その後、接木によって新しい品種はできないとされた。
ルイセンコ理論が否定された後も、接ぎ木によって、新しい品種をつくろうとする農業生産者の取り組みは独自にすすめられた。最近では、佐賀県武雄市の生産者が温州ミカンの木にレモンの苗木を接ぎ木することで、味が甘く形が丸いレモンをつくることに成功している[4]。現代の正確なDNA分析によって確認されている[5]接木雑種としてトウガラシとピーマンの接ぎ木で生まれた「ピートン」がある[3]。 「サイエンス」の2009年5月1日号には、ドイツのマックス・プランク研究所の研究者が接ぎ木で細胞間の遺伝物質の交換が生じることを示唆する論文が発表された[6][7]。
脚注
- ^ “ナス 「どうやってつくるの?」”. 農林水産省. 2012年2月2日閲覧。
- ^ Winkler, H. (1935). "Chimären und Burdonen-Die Lösung des Pfropfbastardproblems". Der Biologe 9: 279–290.
- ^ a b 新聞「農民」 (2003年5月19日). “ギリシア時代のロマン—接木でとがってない唐辛子「ピートン1世」誕生、柳下 登(東京農工大学名誉教授・理学博士)”. 「農民」記事データベース. 2009年12月2日閲覧。
- ^ 西日本新聞 (2009年2月18日). “丸くて甘いレモン登場”. 2009年12月2日閲覧。
- ^ シクロケム. “サイエンストーク 科学の現場 第1回 農学とシクロデキストリンの接点”. 2009年12月2日閲覧。
- ^ Stegemann, S.; Bock, R. (2009). "Exchange of genetic material between cells in plant tissue grafts". Science 324: 649–651. doi:10.1126/science.1170397. PMID 19407205.
- ^ 北海道教育大学 函館校 生物学教室. “「接ぎ木雑種」再見!!”. 2009年12月2日閲覧。
関連項目
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ウィキメディア・コモンズには、接ぎ木に関連するカテゴリがあります。 |
- 挿し木
- 内村鑑三 自らの宗教観を、武士道の上に接ぎ木されたるキリスト教とした。
- 大津祐男 みかん農家。接ぎ木名人と呼ばれた。
- 苗木
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Japanese Journal
- カキわい性台木「静カ台1号」及び「静カ台2号」の育成と特性
- 新品種 紫茎で青枯病およびモザイク病(PMMoV)抵抗性のピーマン用台木品種'紫L4台助'の育成とその特性
- 園芸学研究 = Horticultural research (Japan) 16(2), 203-210, 2017-04-15
- NAID 40021186561
- リンゴM9台木はひこばえ揚げ接ぎでコストゼロ (リンゴ高密植栽培の可能性 : リンゴづくりはどう変わる?)
★リンクテーブル★
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- 関
- amass、cache、depot、line、lineage、pedigree、pool、rootstock、store、strain
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- 英
- store、pool、stock、cache、amass
- 関
- 集める、系統、台木、貯蔵、貯蔵所、プール、保管、ストア、貯蔵物、仕入れる、ストック、キャッシュ
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- 英
- stock、depot、cache
- 関
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