- 英
- ramosetron
- 化
- 塩酸ラモセトロン ラモセトロン塩酸塩 ramosetron hydrochloride
- 商
- ナゼア、イリボー
- 関
- 制吐薬。その他の消化器官用薬
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/08/19 09:43:44」(JST)
[Wiki ja表示]
ラモセトロン
|
IUPAC命名法による物質名 |
(1-methylindol-3-yl)-[(5R)-4,5,6,7-tetrahydro- 3H-benzimidazol-5-yl]methanone |
臨床データ |
胎児危険度分類 |
? |
法的規制 |
? |
薬物動態的データ |
半減期 |
5.8 時間 |
識別 |
CAS登録番号 |
132907-72-3 |
ATCコード |
? |
PubChem |
CID 108000 |
化学的データ |
化学式 |
C17H17N3O |
分子量 |
279.33 g/mol |
ラモセトロン (ramosetron) とは悪心や嘔吐の治療に用いられるセロトニン5-HT3受容体拮抗薬[1]。
塩酸塩[編集]
ラモセトロン塩酸塩 (ラモセトロンえんさんえん、ramosetron hydrochloride) は、セロトニン5-HT3受容体拮抗剤 (5-HT3 antagonist) 。分子式は C17H17N3O•HCl。外見は白色または微帯黄色の結晶。
日本や一部の東南アジアでのみ認可されている。日本ではアステラス製薬から制吐剤ナゼア (Nasea)、下痢型過敏性腸症候群イリボー®(Irribow)として製造販売されている[2]。
イリボー[編集]
イリボー 5µg錠剤 (アステラス製薬製、日本国内版)
- 用量・用法
通常成人には、1日1回5μgを経口投与する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減するが、1日量は10μgを限度とする。
- 種類
外部リンク[編集]
- ラモセトロン:ナゼア (おくすり110番)
- ラモセトロン:イリボー (おくすり110番)
脚注[編集]
- ^ Fujii Y, Saitoh Y, Tanaka H, Toyooka H (February 2000). “Ramosetron for preventing postoperative nausea and vomiting in women undergoing gynecological surgery”. Anesth. Analg. 90 (2): 472–5. PMID 10648342. http://www.anesthesia-analgesia.org/cgi/pmidlookup?view=long&pmid=10648342.
- ^ All About プロファイル アステラス製薬が「イリボー錠」の承認取得
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- セロトニンと消化管運動のやさしい薬理学 消化管運動とセロトニン受容体 (特集 機能性消化管異常症--消化管を一本の管としてみる)
- 迷走神経求心性神経の3型セロトニンリセプターはサイトカイン誘発の発熱に関与する
- 森 圭介,松屋 啓二,松永 知恵,松本 逸郎 [他]
- 長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi 84(1/2), 6-16, 2009-06-25
- … さらにセロトニン3型リセプター(5-HT3)アンタゴニストであるラモセトロンまたはグルココルチコイドであるプレドニゾロンを前投与し、サイトカイン誘発の発熱に対する効果を検討した。 … 4)ラモセトロンはこれらサイトカイン誘発の体温上昇を有意に抑制した。 …
- NAID 110007224826
Related Links
- ラモセトロン (ramosetron) とは悪心や嘔吐の治療に用いられるセロトニン5-HT3受容体 拮抗薬。 目次. 1 塩酸塩. 1.1 イリボー. 2 外部リンク; 3 脚注. [編集] 塩酸塩. ラモセトロン 塩酸塩 (ラモセトロンえんさんえん、ramosetron hydrochloride) は、セロトニン5-HT3 ...
- イリボーとは?ラモセトロンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる( おくすり110番:薬事典版)
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ラモセトロン塩酸塩静注液0.3mg「F」
組成
有効成分
含量
容量
添加物
効能または効果
- 抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心、嘔吐)
- 通常、成人にはラモセトロン塩酸塩として0.3mgを1日1回静脈内投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。また、効果不十分な場合には、同用量を追加投与できる。ただし、1日量として0.6mgを超えないこととする。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状:(頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー様症状(気分不良、胸内苦悶感、呼吸困難、喘鳴、顔面潮紅、発赤、そう痒感、チアノーゼ、血圧低下等)を起こすことがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ラモセトロン塩酸塩(Ramosetron Hydrochloride)
化学名
- (−)-(R)-5-[(1‐Methyl-1H-indol-3-yl)carbonyl]-4,5,6,7-tetrahydro-1H-benzimidazole monohydrochloride
分子式
分子量
性状
水又はメタノールに溶けやすく、エタノール(95)又は酢酸(100)にやや溶けやすく、アセトニトリル又は無水酢酸に極めて溶けにくい。
吸湿性である。
光によって変化する。
★リンクテーブル★
[★]
ラモセトロン。塩酸ラモセトロン