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- 関
- メクリジン、塩酸メクリジン
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/08/30 02:02:19」(JST)
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メクリジン
|
| IUPAC命名法による物質名 |
| (RS)-1-[(4-chlorophenyl)(phenyl)methyl]-4-(3-methylbenzyl)piperazine |
| 臨床データ |
| 胎児危険度分類 |
|
| 法的規制 |
|
| 投与方法 |
経口 |
| 薬物動態的データ |
| 半減期 |
6 時間 |
| 識別 |
| CAS番号 |
569-65-3 |
| ATCコード |
A04AB04 R06AE05 |
| PubChem |
CID 4034 |
| DrugBank |
APRD00354 |
| ChemSpider |
3894 |
| 化学的データ |
| 化学式 |
C25H27ClN2 |
| 分子量 |
390.948 g/mol |
SMILES
- Cc1cccc(c1)CN2CCN(CC2)C(c3ccc(Cl)cc3)c4ccccc4
|
メクリジン(英 Meclizine)は抗ヒスタミン薬の一種。多くの場合、塩酸塩(塩酸メクリジン)の形で処方される。一般用医薬品としては、第2類医薬品に分類される。
効能
乗り物酔い防止薬としては、他の抗ヒスタミン薬に比べ効果の発現は遅いものの持続時間が長いため、長時間の旅行に適する。 2013年に発表された名古屋⼤学の研究によれば、メクロジンは軟骨無形成症で異常に活性化する、線維芽細胞増殖因子受容体3(FGFR3)の活性を抑制し、胚脛骨の縦方向の長さを増加する作用があるとされ、 さらに、軟骨細胞の増殖および分化を促進作用があるとされる。
さらに、メクロジンは、ERK(細胞外シグナル調節キナーゼ)のFGF2介在性リン酸化を抑制することを確認した。 メクロジンは低身⻑を呈する各種疾患の治療薬となり得る可能性があるとされている [1][2]。
副作用
抗コリン作用があり、眠気を催すことがあるため自動車等の運転は注意が必要である。排尿困難や眼内圧上昇を起こすことがあるため、腎機能障害や緑内障患者は服用前に医師へ相談することが望ましい。他に口の渇き、便秘などの副作用が見られる。乗り物酔い防止薬、鎮咳去痰薬、総合感冒薬、鼻炎薬など抗ヒスタミン薬が含まれている医薬品は多いので、重複服用による過剰摂取に注意する。
参考文献
- 齋藤洋、福室憲治、武政文彦 『一般用医薬品学概説(第2版)』 じほう、2006年。ISBN 9784840735940。
脚注
- ^ 乗り物酔いOTC薬メクロジンのオフラベル効能による低症の治療(PDF) 名古屋大学 2013-12-5付
- ^ プロワン メクロジン
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抗ヒスタミン薬 |
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| エタノールアミン系 |
- ブロマジン (bromodiphenhydramine)
- クレマスチン
- クロルフェノキサミン
- ジフェニルピラリン
- ジフェンヒドラミン
- ドキシラミン
- オルフェナドリン
- フェニルトロキサミン
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| プロピルアミン系 |
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| エチレンジアミン系 |
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| フェノチアジン 系 |
- アリメマジン
- ヒドロキシエチルプロメタジン
- イソチペンジル
- メキタジン
- オキソメマジン
- プロメタジン
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| ピペラジン 系 |
- ブクリジン
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- クロルシクリジン
- シクリジン
- ヒドロキシジン
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- メクリジン
- オキサトミド
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| その他 |
- アンタゾリン
- アザタジン
- バミピン
- シプロヘプタジン
- デプトロピン
- エバスチン
- エメダスチン
- エピナスチン
- ケトチフェン
- メブヒドロリン
- ミゾラスチン
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- ピメチキセン
- ピロブタミン
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- ルパタジン
- トリプロリジン
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- アステミゾール
- アゼラスチン
- ビラスチン
- デスロラタジン
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- ロラタジン
- テルフェナジン
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