シアノコバラミン、ピリドキシン、リボフラビン、オクトチアミン
Japanese Journal
- 整形外科的疾患に対する筋注用ノイロビタンの使用経験
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Japan Pharmaceutical Reference
販売名
組成
有効成分(1錠中)
- オクトチアミン 25mg
日局 リボフラビン 2.5mg
日局 ピリドキシン塩酸塩 40mg
日局 シアノコバラミン 0.25mg
添加物
- 乳糖水和物、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、ヒプロメロースフタル酸エステル、トリアセチン、マクロゴール 、酸化チタン、タルク、三二酸化鉄
効能または効果
- 本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦等)
効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
- 下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺
効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
- 通常成人1日1〜3錠を経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
薬効薬理
オクトチアミン、ビタミンB6、ビタミンB12配合について
- ビタミンB1、ビタミンB6欠乏状態で培養したマウスのNeuroblastoma cell増殖に対するオクトチアミン、ビタミンB6、ビタミンB12合剤及び各々の単独添加時の作用を検討した実験において、合剤添加は各々の単独添加時に比し有意に高い増殖を示した1)。
- 家兎の顔面神経切断後の神経再生に及ぼす影響を調べた実験において、オクトチアミン、ビタミンB6、ビタミンB12合剤投与群は各々の単独投与群に比し神経再生を促進した2)。
- ラットのアクリルアミド投与による実験的神経炎に対するオクトチアミン、ビタミンB6、ビタミンB12の三者併用投与群、各々の単独投与群、二者併用投与群の効果を比較検討した実験では、三者併用投与群において最もその回復が促進された3)。
ビタミンB2添加について
- 種々の基礎的実験において、ビタミンB1類大量投与により血中ビタミンB2量が減少し、一過性に尿中ビタミンB2排泄量が増加するとの多くの報告があり、またビタミンB1類大量投与により臓器内ビタミンB2濃度が減少するとの報告からみて、病的状態にある諸種疾患患者に対してビタミンB1類を大量あるいは連続投与する際に、ビタミンB2を併用することは意味がある4)〜7)。
有効成分に関する理化学的知見
分子式
分子量
性状
- シアノコバラミンは暗赤色の結晶又は粉末である。水にやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくい。吸湿性である。
★リンクテーブル★
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- 英
- vitamin mixture preparation
- 商
- ビタメジン、ビタメジンS、ビタノイリン、ノイロビタン、シナール、ワッサーV顆粒、ポポンS、調剤用パンビタン末、ハチビタン、ビタプレックス散
[★]
オクトチアミン、シアノコバラミン、ピリドキシン塩酸塩、リボフラビン
- 関
- 混合ビタミン剤